2025-01-09 07:33:59 更新

外壁塗装の予算は?30坪・40坪の費用相場とお金がないときの対処法を紹介

外壁塗装の予算は?30坪・40坪の費用相場とお金がないときの対処法を紹介
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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外壁塗装を行うにあたり、「費用はいくらかかるの?」と疑問や不安に思っている人もいるでしょう。工事にかかる費用は家の大きさや外壁の劣化状況などによって異なりますが、おおよその費用相場を把握しておくと、予算を立てやすくなります。

ここでは、一般住宅の外壁塗装にかかる費用の相場や内訳、予算が高くなる要因などを解説します。工事費用を安く抑える方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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関連記事:【2024年版】外壁塗装の費用相場はいくら?10坪〜100坪の適正価格と安く抑えるコツ

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外壁塗装の予算・費用相場【20坪・30坪・40坪・50坪】

外壁塗装の予算が高くなる要因

外壁塗装のお金がない!予算オーバーを避けるコツ

外壁塗装の予算を把握して工事を成功させよう

外壁塗装の予算・費用相場【20坪・30坪・40坪・50坪】

外壁塗装の予算・費用相場は、家の坪数によって異なります。

坪数 塗装面積 費用相場
20坪 約79㎡ 40~90万円
30坪 約119㎡ 60~100万円
40坪 約158㎡ 80~130万円
50坪 約198㎡ 100~160万円

坪数が同じでも、家の形や窓などの開口部の面積によって塗装面積は異なります。費用相場はあくまで目安ですが、ある程度の予算を考えるときの参考になります。

外壁塗装の費用の内訳

外壁塗装の費用の内訳は、「塗料・材料費」「工事代・人件費」「足場代」「その他」の大きく4つに分けられます。

塗料・材料費 全体の約20%
工事代・人件費 全体の約30%
足場代 全体の約20%
その他 全体の約30%

業者によって料金設定は異なるため、内訳の割合も10%程度変動する場合があります。見積書の内訳にわからない点がある場合は、業者に相談してみましょう。

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外壁塗装の予算が高くなる要因

坪数が同じでも、建物や立地の状況、塗料の選び方などによって予算が高くなる場合があります。予算オーバーになって困ることがないように、塗装費用が高くなる要因を事前に把握しておきましょう。

グレードの高い塗料を選んだ

塗料はそれぞれ耐用年数が異なり、グレードが高い塗料を選ぶと価格も高くなります。

塗料の種類 費用相場(1㎡) 耐用年数
アクリル塗料 約1,000~1,800円 約5~8年
ウレタン塗料 約1,700~2,500円 約8~10年
シリコン塗料 約2,100~3,500円 約10~15年
フッ素塗料 約2,000~5,000円 約15~20年
無機塗料 約3,500~5,500円 約20~25年

塗料の費用は全体の約20%を占めるため、どの種類を選ぶかは費用に大きく影響します。

耐用年数の長い塗料は塗り替えの回数が少なく済むため、初期費用は高くても、長い目で見ればコストパフォーマンスは良好です。すぐに住み替える場合はグレードの低い塗料で十分ですが、長く暮らす予定であればメンテナンスコストも考慮したうえで選びましょう。

塗装に使う色の数が多い

塗装に使う色の数が多いと、色の塗り分け方によっては費用が高くなる場合があります。外壁は1色のみで塗装する場合もあれば、2色のツートンカラーにしたり部分的にアクセントカラーを取り入れたりする場合もあります。

色の数が多いほど個性を演出できますが、デザインが複雑になると高度なスキルが必要になり、予算オーバーになる可能性もあるので注意が必要です。複数の色を使いたい場合は、単色の場合と予算がどれくらい違うのかを業者に相談しておきましょう。

外壁の劣化状況が激しい

外壁にひび割れや凹みなどの劣化があると、事前に補修工事をしなければならず、追加費用がかかります。軽度の劣化であれば補修費用も安く済みますが、劣化症状が広範囲にわたっていたり、劣化状況が激しかったりする場合は、補修費用も高くなります。

外壁の劣化は放っておくと、どんどん悪化するため、症状が軽いうちに早めのメンテナンスが必要です。普段からこまめにメンテナンスをしていて、状態の良い外壁であれば、予算オーバーを避けられます。

関連記事:外壁リフォーム3種類の費用相場!一軒家に最適なメンテナンスの選び方を解説

建物の階数が多い

建物の階数が増えるたびに足場を設置する量も増えるため、結果的に工事費用が高くなります。同じ坪数でも、2階建てと3階建てでは足場の費用だけで3万円ほどの違いが出ます。

足場は外壁塗装に欠かせないものであり、節約や省略ができない費用です。足場がなければ作業の効率や品質に影響が出るだけでなく、作業員や通行人が怪我を負うリスクもあります。

足場費用を相場よりも大幅に安く設定している業者は、塗装品質が低く、手抜き工事をされる可能性があるため注意が必要です。

建物の立地が特殊

建物が海沿いにある、丘の斜面に経っているなど、立地条件が特殊な場合は、足場の設置が難しく、塗料の選定にも慎重な判断が必要になるため、費用が高くなる傾向にあります。海沿いや工場や幹線道路沿いにある家は、塩分や粉塵等により外壁が劣化しやすいため、汚れにくい高機能の塗料を選定するなどの対応が求められます。

紫外線の強い地域や寒冷地など、住んでいる地域によっても塗料の選定などに違いが生じるため、業者と相談しながら最適な塗料を選びましょう。

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外壁塗装のお金がない!予算オーバーを避けるコツ

外壁塗装には少なくとも数十万円の費用がかかるため、予算内におさまらないこともあります。少しでも費用を安く抑えたいなら、塗料や業者の選定方法などを工夫してみましょう。

ここでは、予算オーバーを避けるための7つのコツを紹介します。

グレードの低い塗料を選ぶ

グレードを高い塗料を選ぶと、予算も数万円〜数十万円程一気に跳ね上がってしまうため、コストと耐用年数のバランスを考えて選ぶ必要があります。

塗料の中で最もグレードが低いのは、アクリル塗料です。最もグレードの高い無機塗料と比べて、費用を3分の1程度に抑えられますが、耐用年数が約5~8年と短く、塗り替えの手間とコストがかかるのがネックです。

関連記事:アクリル塗料とは?メリット・デメリットと他の塗料との違いを解説

数年以内に引越しや建て替えをする予定があるなら、短い耐用年数でも問題はありません。しかし、数十年にわたって長く暮らしたい場合や、メンテナンスコストを抑えたい場合は、費用と耐用年数のバランスがとれたシリコン塗料がおすすめです。

関連記事:シリコン塗料のメリット・デメリットとは?耐用年数や他の塗料との違いを解説

なお、塗料には遮熱機能や耐熱性など、優れた機能が付属しているものもあります。高機能な塗料を選べば快適な住まいを実現できますが、余分な耐久性や機能がついた塗料を選ぶと費用が無駄にかかります。機能性の高い塗料を選ぶときは、必要な条件を満たす塗料を選びましょう。

リフォームローンを使う

手元の資金が少ない場合やまとまったお金をすぐに用意できない場合は、リフォームローンがおすすめです。リフォームローンなら、手元にまとまったお金がなくても工事を行うことができ、月々の支払い金額が一定で支出管理がしやすいメリットがあります。

ローンなので利息の支払いは必要ですが、お金が貯まるまで待ってから工事をしようとすると、外壁の劣化が進んでしまい、かえって工事費用が膨らむ可能性があります。安い金利のローンもあるので、すぐにお金を貯めるのが難しい場合はリフォームローンの利用を検討しましょう。

関連記事:外壁塗装でローンを組むメリット・デメリット解説!注意点や負担を抑える減税制度も

火災保険を活用する

台風や災害が原因で外壁が傷んだ時は、火災保険を活用して塗装工事ができる場合があります。損害の補修にかかる費用が免責金額を超えており、被災から3年以内に申請を行えば、火災保険が適用されます。

なお、通常の経年劣化による外壁の傷みには、火災保険は適用されません。外壁の補修工事に火災保険を適用できるかどうかわからない場合は、加入している保険会社に問い合わせてみましょう。

関連記事:外壁塗装で火災保険が適用される4つの条件とは?費用を抑えた工事のコツ

リフォーム助成金・補助金を活用する

自治体によっては、外壁塗装の一部を助成・補助する制度を設けている場合があります。支給額は10~20万円が一般的ですが、条件によっては30~50万円以上もらえることもあります。助成金・補助金制度の利用方法や利用条件などは自治体によって異なるので、ホームページなどで詳細を確認しておきましょう。

関連記事:【2024年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説

梅雨や冬などの閑散期に工事を依頼する

春や秋などの繁忙期よりも、梅雨や冬などの閑散期に工事を依頼した方が工事費用を安く抑えられます。梅雨や冬などの天候が安定しない時期や気温が低い時期は、外壁塗装に向かないため、依頼する人が少なくなります。そのため、業者は費用を安くしてでも依頼を確保しようとします。

値引きキャンペーンなどを行っている業者も多いため、塗料などのグレードを下げずに費用を下げたい場合は、閑散期の依頼がおすすめです。ただし、閑散期は天候が安定せず、作業が中断して工期が長引きやすいので注意しましょう。

関連記事:外壁塗装に適した時期とは?季節ごとのメリットと塗り替え周期も解説

ハウスメーカーではなく地元密着の業者に依頼する

外壁塗装を業者に依頼する際は、全国的に知名度の高いハウスメーカーではなく、地域密着型の業者を選びましょう。

ハウスメーカーや大手リフォーム会社は、下請け業者に工事を依頼するため、実際の工事費に仲介手数料が上乗せされてしまいます。地域密着の業者であれば、自社で職人を雇用しているケースが多く、仲介手数料が発生しないため、その分費用を安く抑えられます。

また、自社施工の業者は打ち合わせから工事までやり取りがスムーズで、細かな要望も聞き入れてもらいやすい利点があります。費用を抑えつつ、仕上がりの品質にもこだわりたい場合は、地元密着かつ自社施工の業者への依頼をおすすめします。

関連記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

複数業者から見積もりを取る

塗装業者を選ぶときは、必ず相見積もりを取りましょう。最初から一社に絞って決めてしまうと、業者の提示した価格が安いのか高いのか判別できません。複数業者から見積もりを取れば、安い業者と高い業者がわかり、相場も把握できます。

塗装費用は業者によって大きく異なるので、少なくとも2〜3社の見積もりを比較することが大事です。ただし、安すぎる見積もりを出す業者は手抜き工事をする可能性もあるので、見積書の内容に不明な点がないか、施工期間が短すぎないかを確認しておきましょう。

なお「外壁塗装の窓口」では、外壁や屋根の施工を行っている全国の優良店のみを厳選して紹介しています。もちろん、相見積もりは無料!また経験豊富なアドバイザーが、契約前の相談から施工後までサポートするため、業者探しやご予算で困ったときはお気軽にご相談ください。

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関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

外壁塗装の予算を把握して工事を成功させよう

外壁塗装の予算は、20坪の家で40~90万円、30坪の家だと60~100万円ほどかかります。決して安くない費用が発生するため、業者選定を慎重に行うなどの対策が必要です。助成金・補助金や火災保険を活用し、地元密着の業者に依頼すれば、予算オーバーを避けながら満足いく工事を実現できます。塗料の選定方法によっても費用が大きく変わってくるので、信頼できる業者とよく相談しながら工事を進めていきましょう。

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