2024-04-16 09:35:26 更新

外壁塗装に適した時期とは?季節ごとのメリットと塗り替え周期も解説

外壁塗装に適した時期とは?季節ごとのメリットと塗り替え周期も解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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外壁塗装は屋外での作業になるため、季節や天候によって適した時期が変わってきます。なるべく気温が高く、湿度が低いほど塗料が乾燥しやすくなるため、春・秋の時期が外壁塗装に最適とされています。ただし、夏・冬の時期にも外壁塗装を実施することは可能であり、この時期を避ける人が多いことから塗装費用が安くなる傾向もあります。

本記事では、外壁塗装に適した時期や季節ごとのメリット・デメリット、そして外壁の塗り替えが必要な周期などについて解説します。

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外壁塗装に適した時期は春・秋の季節

外壁塗装に適した時期の条件とは?

外壁塗装を行う季節ごとのメリット・デメリット

外壁塗装を行う時期の日常生活への影響について

外壁塗装の塗り替えを行うべき周期は約10年

外壁塗装を依頼する業者は相見積もりで比較しよう

まとめ

外壁塗装に適した時期は春・秋の季節

外壁塗装に適した時期は、基本的には春・秋の季節です。3月〜5月、あるいは9月〜11月ごろであれば、比較的天候が安定していて工事が中断されることが少ないため、工期が延びたりせずにスムーズに外壁塗装が完了します。気温・湿度も理想的な時期なので、春・秋は外壁塗装の繁忙期とされています。

一方で、外壁塗装を依頼する人が多く工事が集中することから、他の時期と比べると塗装費用がやや高額になるほか、予約が取りにくく希望したスケジュールが空いていない可能性があるので注意が必要です。

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外壁塗装に適した時期の条件とは?

外壁塗装に適した時期かどうかは、その時期の気温・湿度、そして天候が安定しているかどうかによって決まります。ここでは外壁塗装に適した時期の条件として、以下の3要素をご紹介します。

気温5℃未満・湿度85%以上でないこと
雨が少なく天候が安定していること
寒さや雪の影響を受けないこと

一つずつ順番に解説していきましょう。

気温5℃未満・湿度85%以上でないこと

外壁塗装を実施するためには、使用した塗料を乾燥させる工程が必要になるので、気温5℃未満・湿度85%以上でないことが条件になります。そのため真冬で外気温が氷点下を下回る場合や、梅雨の時期で湿度が高い場合には、外壁塗装をそもそも実施できないのです。

もちろん冬の晴れた日で気温が高ければ外壁塗装を行えますし、夏も梅雨明けで台風が接近していなければ、工事を進めることは可能です。

雨が少なく天候が安定していること

外壁塗装の日程で雨が降ってしまうと、塗料に雨水が混ざって仕上がりが悪化してしまうほか、湿度が上昇して乾燥しにくくなるため、工事を行うことができません。雨が降りやすい梅雨の時期はもちろん、春雨前線・秋雨前線が近づく時期にも注意が必要です。突発的な夕立などの雨にも注意が必要なので、真夏の時期には外壁塗装の工期が延びがちになることを覚えておきましょう。

寒さや雪の影響を受けないこと

雨が降っている時と同様に、雪が降る時期にも外壁塗装を行うことができなくなります。真冬には、地域によって気温が5度を下回ることも多くなり、外壁塗装の塗料が使用できない閑散期に入ります。冬場には空気が乾燥しているため、気温が上がれば工事を行えることもありますが、冬の時期は外壁塗装に向かないことを押さえておきましょう。

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外壁塗装を行う季節ごとのメリット・デメリット

続いて、春夏秋冬の時期ごとに外壁塗装を依頼するメリット・デメリットをご紹介しましょう。

春に外壁塗装を行う場合

春の時期は外壁塗装に最も向いている季節の一つで、気温が上昇し、空気が乾燥している日であればスムーズに工事を進められるメリットがあります。ただし春先では地域によっては雪が残っている影響や、気温が上がりきらないことが原因で、塗料が使えずに工事ができないこともあるでしょう。また、春雨前線によって雨が続く時期にも、外壁塗装は実施できないことがデメリットです。

夏に外壁塗装を行う場合

夏の時期は、梅雨が明ければ晴れる日が続き、気温が上昇するため外壁塗装に適した日が続くのがメリットです。ただし台風が多くなる地域では外壁塗装に向かないほか、雨上がりで湿度が高い日には注意が必要です。

なお、外壁塗装工事の影響で窓を開けられず、エアコンが使用できなくなるタイミングもあるので、熱中症を警戒しなければならないのがデメリットです。

秋に外壁塗装を行う場合

秋は外壁塗装の繁忙期であり、高い気温と乾燥した空気が続き、天候が安定しやすいため依頼が集中する傾向にあります。スケジュール通りに外壁塗装を進めやすいのはメリットですが、依頼が集中することで希望日程が埋まりやすい点がデメリットに挙げられます。なお、夏に引き続き台風にも注意が必要なほか、秋雨前線の時期には依頼を避けた方が良いでしょう。

冬に外壁塗装を行う場合

冬は最も外壁塗装に向かない季節であり、気温が5度を下回れば塗料を使用できなくなります。雪が降る時期は雨と同様に、工事がストップしてしまうこともデメリットです。ただし、冬でも温暖な地域であれば時期を問わず外壁塗装を依頼できます。気温が上がり、晴れの日が続いているタイミングであれば、空気が乾燥しているので塗料が乾きやすいメリットが生まれます。

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外壁塗装を行う時期の日常生活への影響について

外壁塗装を依頼する時期について考える時には、外壁塗装工事に伴う日常生活への影響について考慮しておかなければなりません。具体的には、以下の3つの点に注意して依頼する時期を決める必要があります。

  • 窓が開けられない
  • エアコンが使用できない場合も
  • 洗濯物が干せない

それぞれの注意点について詳しくご紹介します。

窓が開けられない

外壁塗装の工事中は、塗料が飛散するのを防止するため、家の窓を開けることができません。春・秋の窓を締め切った状態でも快適に過ごせる時期であれば問題ありませんが、夏場の暑い時期であっても窓は開けられないため注意が必要です。十分な換気も難しくなるので、工期が長引くと空気がこもりがちになることに注意しましょう。

エアコンが使用できない場合も

外壁塗装の工事中は、原則としてエアコンを使用できますが、室外機周りの塗装を行うタイミングではエアコンが使用できなくなる時期もあります。真夏でクーラーが必須の時期には、エアコンが使えないことで熱中症のリスクを高めるため注意が必要です。真冬の場合もエアコン以外に暖房器具がない場合、気温が低い自宅で過ごす必要が出てきます。

洗濯物が干せない

外壁塗装中は窓を開けられないことから、外に洗濯物を干せないことにも注意が必要です。衣類乾燥機を使うか、浴室乾燥機を使用する、もしくは一時的にコインランドリーを使うなどの対策が必要です。工期が延びやすい梅雨の時期には、部屋干しの臭いが発生することも多いため、衣類乾燥機・浴室乾燥機が自宅にない場合は雨の時期を避けて依頼すると良いでしょう。

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外壁塗装の塗り替えを行うべき周期は約10年

本記事では外壁塗装を行う時期について、1年のうちどの季節が適しているのかを解説してきましたが、「外壁塗装が必ず必要となる時期」も存在します。それは外壁の塗料が寿命を迎えるタイミングです。

一般的に外壁で使われる塗料は、約10年程度が寿命とされています。10年を超えると塗膜がはがれ、外壁を紫外線や風雨から守る機能が失われてしまうので、外壁材が傷んでしまう原因になります。外壁の塗装は塗り替えることで寿命を延ばすことが可能ですが、外壁材や建材は一度腐食してしまうと、全て新品に交換するなどの大規模リフォームが必要になってしまいます。

そのため築10年を迎えたタイミング、あるいは前回の外壁塗装から10年を迎えた時期には、一度専門業者に現地調査してもらい、外壁の劣化をチェックしてもらうと良いでしょう。適切な時期に外壁の塗り替えを行うことで、家そのものの寿命を延ばし、長く安心して暮らせる住宅を維持することができます。

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外壁塗装を依頼する業者は相見積もりで比較しよう

外壁塗装を依頼する際には、自宅の外壁を安心して任せられる業者を見つけることも大切です。外壁塗装では明確な定価がなく、外から外壁の状態をチェックできることから、悪質な訪問営業を行う業者も存在するのが現実です。そうした悪徳業者に依頼してしまわないように、訪問営業で即決せずに一旦保留すること、そして外壁塗装を依頼する業者は「相見積もり」で比較しながら決めるのことがおすすめです。

「相見積もり」は、外壁塗装の条件を揃えて複数の業者の見積もりを取ることを指し、業者ごとの見積もり金額の違いや、営業担当者の対応の誠実さを比較できるメリットがあります。見積もり金額を確認しながら割安な業者を選べるのはもちろん、営業担当者の対応が良かった業者を選ぶこともできます。

複数の業者の見積もりを依頼すると、現地調査のために時間と手間が発生してしまうデメリットはありますが、施工不良や契約金の持ち逃げといったトラブルを防止するのに役立つので、ぜひ活用してみてください。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

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まとめ

外壁塗装に最も適したタイミングは、春・秋の時期です。外壁塗装では塗料を乾燥させる工程が必要なので、気温5℃未満・湿度85%以上でないことが工事を行う必須条件になります。この条件を満たさない梅雨の時期や真冬の時期には、外壁塗装を行うのは困難です。

そのため春・秋の時期に外壁塗装の日程を組むのが理想的ですが、ほかの家の外壁塗装も集中することから、予約が取りにくくなるデメリットもあります。外壁塗装が必要になった時には、できるだけ早めに外壁塗装業者から相見積もりを取り、信頼できる業者を見極めて工事を依頼するようにしましょう。

本記事で解説してきた外壁塗装が必須となる時期(周期)にも気をつけながら、適切な時期に外壁塗装を依頼しましょう。

外壁塗装の窓口で相場チェックしてみませんか?
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