2024-04-16 09:17:00 更新

優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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自宅の外壁塗装を行う際には、ご自身のライフスタイルに合った工事内容で、適正価格で工事を請け負ってくれる塗装業者を選ぶ必要があります。工事後のアフターフォローや次回の塗装などを考えると、今後長い付き合いになっても安心して外壁リフォームを任せられる業者を見つけるのが理想です。

しかし外壁塗装を受け付けている業者には、塗装専門の業者以外にも、工務店やリフォーム業者など多くの候補があり、優良業者をどのように選べば良いのか迷ってしまうことも多いでしょう。そこで本記事では、外壁塗装業者の4つのタイプを解説しながら、優良な業者の選び方のポイントをご紹介します。悪徳業者の見極め方についてもまとめているので、ぜひ最後までご覧ください。

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目次閉じる

4タイプの外壁塗装業者の特徴・違い

優良な外壁塗装業者を選ぶための3つのポイント

外壁塗装業者を選ぶ時「悪徳業者」を警戒すべき理由とは?

悪質な外壁塗装業者の手口と見極めるためのコツ

まとめ

4タイプの外壁塗装業者の特徴・違い

外壁塗装を依頼できる業者には、以下の4種類が挙げられます。

  • 外壁塗装の専門業者
  • 工務店
  • リフォーム業者
  • ハウスメーカー

それぞれの業者を選ぶメリット・デメリットについて、ここで詳しく解説します。

外壁塗装の専門業者

外壁塗装の専門業者は、住宅リフォームや外壁リフォームの中でも、外壁塗装を専門に手掛ける業者です。小規模ながら地域に密着した事業を展開していることが多く、細かなニーズに応えながら外壁塗装を施工してくれるのがメリットです。下請け業者に外注することなく完全自社施工を行うことが多いので、塗装費用が安く、希望がスムーズに現場に伝わるのも特徴です。

ただし外壁塗装の専門業者の中には、紹介やチラシでの広告が中心でインターネットを利用した広告を使っていないところも多く、施工実績を公開していない業者もあります。そのため業者の良し悪しを判断するのが難しく、依頼する際には信頼できる相手かどうかを慎重に見極める必要があります。

工務店

工務店は、地元の広いエリアをカバーしつつ地域密着型でリフォームを受け付けている業者です。外壁リフォームや予算について相談に乗りながら、柔軟にプラン設計してくれるメリットがあります。外壁塗装だけではなく、水回りや内装のリフォーム、屋根のリフォームなども同時に依頼できる業者が多いです。

ただし、工務店に依頼した外壁塗装は、下請け業者に外注するケースが多いため、塗装費用に中間マージンが発生しやすい点に注意しましょう。水回りのリフォームなどを同時に依頼し、金額が割高になったとしても家全体のリフォームについて相談したい場合に適しています。

リフォーム業者

リフォーム業者は、住宅のリフォームを専門に手掛ける業者であり、もともとは外壁塗装業者だった会社が事業内容を変えたケースも多いです。そのため外壁塗装を専門とするリフォーム業者も多く、水回りのリフォームなどと同時に依頼できるメリットが得られます。

一方で、外壁塗装に対応はしていても、不慣れで工事品質にやや不満が残るリフォーム業者も出てくるでしょう。リフォーム業者に外壁塗装を依頼する場合、その業者の得意分野や過去の実績について詳細にチェックしてみることをおすすめします。

ハウスメーカー

自社で住宅の設計・建築を行うハウスメーカーの担当者に相談することで、外壁塗装を手配してもらえることもあります。大手企業のハウスメーカーであれば、保証制度やアフターフォローが充実していることも多く、万が一の施工不良があっても保証を受けられるメリットがあります。現場での作業は下請け業者が担当しますが、質の高い工事が期待できることも多いです。

ハウスメーカーに依頼する場合、依頼するための費用は最も高額になります。これは下請け業者への発注の際に中間マージンが発生し、ハウスメーカーの利益が上乗せされることが多いからです。割高な費用であっても、充実した保証がついた品質の高い工事を依頼したい場合に検討してみると良いでしょう。

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優良な外壁塗装業者を選ぶための3つのポイント

家のメンテナンスを安心して任せられる外壁塗装業者を選ぶためには、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。

  • 相見積もりを取って比較する
  • 保証内容・アフターフォローで選ぶ
  • 見積書のわかりやすさ・丁寧さで選ぶ

それぞれ具体的なポイントを解説するので、業者選びの参考にしてみてください。

相見積もりを取って比較する

外壁塗装業者を選ぶ時には、必ず2社〜3社以上の業者からの相見積もりを取って比較するようにしましょう。相見積もりは、同じ工事内容・同じ条件で各社の見積もりを依頼することを指し、見積もり金額を比較しやすくなるメリットがあります。複数の業者の見積もりを比較することで、それぞれの業者の誠実さや態度を見比べることも可能です。

1社の見積もりだけで即決してしまうと、その見積もり金額や工事内容が妥当なのかどうかが判断しにくくなり、相場よりも割高な金額で依頼することになりかねません。相見積もりであることを事前に伝えておけば、即決を迫る業者を断りやすくなるメリットもあるので、積極的に活用してみてください。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

保証内容・アフターフォローで選ぶ

外壁塗装後の保証・アフターフォローが充実した業者を選ぶことも重要です。保証期間が長く、保証範囲が広く設定されているものほど、施工品質に自信があり安心して任せられる業者であると判断できます。業者が倒産してしまうと保証が使えない自社保証に加えて、塗装業者が加盟する組合・団体による保証や、メーカーによる保証が受けられると、なお良いでしょう。

塗装後の3ヶ月や6ヶ月を目安に無料点検を実施している業者もあるので、積極的に検討してみることをおすすめします。工事完了後には必ず保証書をもらっておき、保証内容をいつでも確認できるようにしましょう。

見積書のわかりやすさ・丁寧さで選ぶ

優良な外壁塗装業者を選ぶためには、業者から渡される見積書のわかりやすさ・丁寧さをチェックすることも効果的です。外壁塗装の見積もりは、使用する塗料の平米単価に、外壁の塗装面積を掛けて計算するのが一般的です。しかし、中には正確な塗装面積を使わずに「一式」でまとめて計算する業者も存在します。

詳細な内訳を記載せずに「一式」でまとめられた見積書は、適正価格からかけ離れた見積もり金額となっている可能性があります。その場合には依頼自体を見送るか、見積書の内訳を詳細に記載してもらえるように業者側へ問い合わせてみると良いでしょう。

外壁塗装を依頼する時の見積書のチェックポイントについては、下記のページでも詳しく解説しているので参考にしてみてください。

関連記事:外壁塗装の見積もりは何社取れば良い?見積書のチェックポイントと費用相場を解説

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外壁塗装業者を選ぶ時「悪徳業者」を警戒すべき理由とは?

外壁塗装業者の中には、適正価格で高品質な工事を行ってくれる優良業者もいれば、そうではない悪徳業者も存在するのが事実です。外壁塗装の場合、明確な定価が存在せずに見積もり金額が工事内容・使用塗料によって大きく変動するため、業者の一存で請求金額を変えられることが理由の一つです。

また、住宅リフォームの中でも外壁リフォームは、外側から劣化具合がわかりやすいため、飛び込みで訪問営業をかける業者が多いことにも注意が必要です。外壁の劣化は、雨漏りを引き起こして建材の腐食につながることも事実なので、危機感や不安を煽り、高額な契約を迫るケースも少なくないのです。

外壁塗装業者を選ぶ時には、こうした悪徳業者にも十分に警戒しながら、信頼できる相手を見極める必要があります。

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悪質な外壁塗装業者の手口と見極めるためのコツ

では、悪質な外壁塗装業者を見極めるためには、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。ここでは悪徳業者がよく使う手口と、優良業者・悪徳業者を見極めるコツについて解説します。

  • 不安を煽り即決を迫る
  • 「足場代無料」をアピールする
  • 契約金の前払いを要求する

これらのポイントに注意しながら、依頼する外壁塗装業者を見極めましょう。

不安を煽り即決を迫る

悪質な外壁塗装業者に共通する手口として、外壁塗装の必要性をおおげさに強調し、不安を煽ることで即決を迫るケースが挙げられます。「すぐに塗り替えないと、家が倒壊する」など、極端なセールス文句で緊急性を訴える業者には注意が必要です。台風や地震があった直後に、訪問営業の業者がよく使う手口でもあります。

外壁の劣化を放置すると家の寿命が縮んでしまうことは事実ではありますが、外壁材が歪んでいるなど、明らかな劣化症状が見られない限りは、そこまで緊急性が高くなることはありません。そのため訪問営業で外壁塗装の見積もりを提示されたとしても、一旦保留して他社の見積もりと比較してみることをおすすめします。

「足場代無料」をアピールする

悪質な外壁塗装業者の中には、「足場代無料」などとキャンペーンや格安価格をアピールして、契約を取ろうとする業者も存在します。足場代は外壁塗装には欠かせない費用であり、本来は無料にできるものではありません。そのため別の名目で費用が上乗せされているか、手抜き工事が行われる可能性が高いです。

また、実際は100万円が相場の外壁塗装で、あえて「通常価格は150万円ですが、今回は特別に100万円で…」と、割安感を出す二重価格表示にも警戒が必要です。こうした格安工事を謳った業者を選んでしまわないためにも、複数の業者の見積もりを比較することが重要なのです。

契約金の前払いを要求する

外壁塗装の支払いタイミングは、基本的に全額後払い、または工事前・工事後の分割払いが一般的です。もし全額前払いを要求された場合、契約金を持ち逃げされるリスクが高まるため注意が必要です。全額前払いでないと工事を進められない、資金繰りが悪化している業者であることも考えられるため、施工不良が発生する危険性も高まるでしょう。

もし契約時に料金の全額前払いを要求された場合には、一度契約を結ぶのを保留にしましょう。他社の見積もり金額や支払い方法も確認した上で、最終的にどの業者を選ぶのかを判断するのが賢明です。

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まとめ

優良な外壁塗装業者を選ぶためには、まず外壁塗装に対応した4つの業者の違いを知っておくことが大切です。地元を拠点とする外壁塗装の専門業者を選ぶと、費用が割安でスムーズな工事を実現できる一方で、大手のハウスメーカーに依頼すれば充実した保証やアフターフォローが期待できます。外壁塗装業者にどのような役割を求めるかによって、見積もりを依頼する業者を選ぶと良いでしょう。

また、施工不良や契約金の持ち逃げといった悪質な外壁塗装業者を避けるため、必ず複数の業者から相見積もりを取って、見積書や担当者の対応を比較することが大切です。外壁塗装は住宅を保護するために欠かせない工事の一つなので、本記事を参考にしながら、安心して任せられる業者を見極めましょう。

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