2026-03-24 02:01:29 更新

足場費用の相場はいくら?外壁・屋根リフォームに必要な足場代の適正価格

足場費用の相場はいくら?外壁・屋根リフォームに必要な足場代の適正価格

外壁塗装などのリフォームを検討する際には、足場の費用を考慮しなければなりません。職人の方が安全に作業するために欠かせない足場は、1平米あたり800円〜1,000円が費用相場となっており、家の広さや規模に応じて金額が変動します。3階建ての建物であるなど、相場よりも高額な足場代が請求されることもあり、事前に適正価格を知っておくことが大切です。

今回の記事では、外壁・屋根のリフォームで請求される足場代について、費用相場と相場よりも高い料金となるケース、足場の設置が必要な理由などとともに解説します。

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足場費用の相場は15万円〜20万円が目安

足場の種類と特徴:用途に合わせた最適な足場選び

足場費用で相場よりも高い料金が請求されるケース

外壁・屋根リフォームで足場が必要な理由

足場工事でよくあるトラブル事例と対策

まとめ

足場費用の相場は15万円〜20万円が目安

延床面積30坪ほどの2階建ての住宅の場合、外壁塗装や屋根のリフォームで必要な足場代は、15万円〜20万円が目安です。この足場代に加えて、外壁塗装であれば塗料代や人件費、屋根のリフォームであれば瓦の補修費用や新しい屋根材の材料費などを合計して、リフォーム費用の総額が決まります。

足場代の正確な金額を知るためには、塗装業者やリフォーム業者の見積書を確認するのが確実ですが、足場代の費用相場をもとに自分で計算することも可能です。

足場費用の内訳

足場工事の費用は、主に以下の要素で構成されています。

  • 材料費: 足場を構成する部材(パイプ、ブラケット、足場板など)の費用です。
  • 運搬費: 足場材を工事現場まで運び込むための費用です。
  • 組立・解体費: 足場を組み立て、解体するための人件費です。
  • 経費: 業者の利益や、事務処理費用などが含まれます。

これらの要素が組み合わさって、足場工事全体の費用が算出されます。業者によって、それぞれの要素の割合が異なるため、見積もり金額に差が生じることがあります。

足場費用の相場

足場費用の相場は、一般的に15万円~20万円と言われています。しかし、これはあくまで目安であり、建物の形状や大きさ、足場の種類、業者によって大きく変動します。特に、以下のようなケースでは、相場よりも高くなることがあります。

  • 建物の形状が複雑な場合: 凹凸が多い建物や、高低差がある建物は、足場の設置が難しく、費用が高くなる傾向があります。
  • 足場の種類が特殊な場合: 狭い場所での作業に適した足場や、高所での作業に適した足場など、特殊な足場を使用する場合は、費用が高くなることがあります。
  • 業者の技術力: 熟練した職人が丁寧に足場を組み立てる場合は、費用が高くなることがありますが、安全性や仕上がりの品質は高まります。

足場費用の計算方法

足場費用の計算方法は、業者によって異なりますが、一般的には以下の計算式が用いられます。

足場費用 = (足場架面積 × 単価) + その他費用

項目 内容
足場架面積 建物の外周 × 高さで算出される、足場を設置する面積。
単価 足場材や組立・解体費を含めた、1㎡あたりの費用
その他費用 運搬費や経費など、面積に比例しない費用。

例:足場架面積が200㎡、単価が800円/㎡、その他費用が2万円の場合

計算式 (200㎡ × 800円/㎡) + 2万円
合計費用 18万円

見積もりを比較する際は、足場架面積・単価・その他費用の内訳を確認することが重要です。

足場費用の相場早見表

建物の種類 延床面積 足場費用の相場
戸建て住宅 ~30坪 15万円~25万円
戸建て住宅 30坪~50坪 20万円~35万円
アパート ~5戸 30万円~50万円
アパート 5戸~10戸 40万円~70万円

上記の表はあくまで目安であり、実際の費用は建物の形状や足場の種類によって変動します。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

「足場代無料」の業者に要注意

外壁塗装費用や屋根のリフォーム費用のうち、足場代は必ず必要になる費用であり、塗料のグレードを落としたり屋根材を安価なものに変えたりしたとしても、足場代を節約することはできません。しかし格安工事を謳って契約を進めようとする悪徳業者の中には、 「足場代無料」をセールストークとして、強引に契約を迫るケースもあります。

確かに外壁塗装と屋根のリフォームを同時に依頼する場合には、外壁塗装で使用する足場を屋根リフォームでも使い回し、実質的に屋根リフォームの足場代を無料にできるケースはあります。

一方で、外壁塗装だけを依頼した場合に、企業努力などの理由で足場代を無料にすることはできないのです。そうした業者の見積書をチェックすると、実は塗料代や諸経費などの別の項目が割高になっており、足場代が上乗せされているケースも少なくありません。

そのため塗装費用やリフォーム費用を少しでも節約したいからと、足場代無料を謳っている業者を選ぶのは避けるようにしてください。

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足場の種類と特徴:用途に合わせた最適な足場選び

足場には、さまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。建物の形状や作業内容、周辺環境などを考慮して、最適な足場を選ぶことが重要です。ここでは、代表的な足場の種類と特徴について解説します。

単管足場

単管足場は、単管と呼ばれる鉄パイプを組み合わせて作る足場です。比較的安価で、狭い場所にも設置できるため、小規模な工事や、入り組んだ形状の建物に適しています。ただし、安全性や作業効率は、他の足場に比べて劣る場合があります。

枠組足場

枠組足場は、鋼製の枠を組み合わせて作る足場です。強度が高く、安全性が高いため、高層建築や大規模な工事によく使用されます。また、作業スペースが広く、作業効率も高いため、長期間の工事にも適しています。ただし、単管足場に比べて費用が高く、設置に広いスペースが必要となります。

くさび緊結式足場(ビケ足場)

くさび緊結式足場(ビケ足場)は、支柱に緊結部が設けられた鋼製足場板を、ハンマーで打ち込んで固定する足場です。組立・解体が容易で、作業効率が高いため、近年、戸建て住宅の外壁塗装や屋根リフォームでよく使用されています。また、安全性も高く、比較的安価であるため、コストパフォーマンスに優れています。

吊り足場

吊り足場は、橋梁やプラントなど、地面に足場を設置できない場所で使用される足場です。構造物からワイヤーやチェーンで足場を吊り下げて、作業スペースを確保します。特殊な技術が必要となるため、費用は高くなる傾向があります。

移動式足場

移動式足場は、キャスターが付いた足場で、簡単に移動させることができます。主に、屋内での軽作業や、短期間の作業に使用されます。高所作業には適していません。

足場の種類別まとめ

足場の種類 特徴 適した用途
単管足場 鉄パイプを組み合わせる 小規模工事、入り組んだ建物
枠組足場 鋼製の枠を組み合わせる 高層建築、大規模工事
くさび緊結式足場 支柱に足場板を緊結 戸建ての外壁塗装・屋根リフォーム
吊り足場 構造物から吊り下げる 橋梁、プラント
移動式足場 キャスター付き 屋内作業、短期作業

足場の種類 メリット デメリット
単管足場 安価、狭い場所でも設置可能 安全性・作業効率が低い
枠組足場 高強度、高安全性、効率が良い 高価、広いスペースが必要
くさび緊結式足場 組立が簡単、安全性が高くコスパ良い 特になし
吊り足場 地面に設置できない場所でも施工可能 高価、専門技術が必要
移動式足場 移動が簡単 高所作業には不向き

業者に見積もりを依頼する際は、建物の形状や作業内容を伝え、最適な足場を選んでもらうようにしましょう。また、足場の種類によって費用が異なるため、事前に確認しておくことが重要です。

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足場費用で相場よりも高い料金が請求されるケース

足場の設置・解体にかかる費用は、30坪の2階建ての家で15万円〜20万円が目安ですが、建物の条件や立地条件によっては相場よりも高い料金が請求されることもあります。当てはまるケースとして、主に以下の3つが挙げられます。

  • 3階建ての建物であること
  • 狭小地に建つ家であること
  • カーポートの取り外しが必要になること

なぜこれらの条件に当てはまると相場よりも高い費用が請求されるのか、その理由をご紹介します。

3階建ての建物であること

足場代の計算方法には、建物の外周に加えて高さが含まれており、3階建ての高さのある住宅ほど足場代は高額になる傾向があります。

2階建ての家の高さは約6mですが、3階建てになると8.5mの高さになるため、その分だけ足場を設置する面積が広くなります。また、高さのある足場自体の重さを支えて安定した足場を組む必要があり、2階建てよりも3階建ての方が足場代の平米単価も高くなることが一般的です。

その結果、2階建ての費用相場よりも3万円〜5万円ほど高額な請求になるケースが多いです。

狭小地に建つ家であること

自宅の土地の面積が狭く、隣家との距離が近い立地条件の場合、足場の設置や搬入が困難になるため、手間や工期が増加します。その結果、足場代に手間賃が上乗せされて請求されるケースもあります。立地条件によって相場は異なりますが、約5,000円〜の手間賃が追加されることが多いです。

また、足場を設置するために隣家の敷地を借りる必要があるが、家主からの許可が得られない場合にも足場代が高額になる可能性が高いため注意が必要です。

カーポートの取り外しが必要になること

足場を設置するエリアの中に、屋根付きの駐車場であるカーポートが存在する場合にも、足場代が高額になりやすいです。というのも、そのままの状態では足場の設置ができず、一旦カーポートを取り外してから組み立て、工事が完了した後にもう一度取り付ける作業が発生するからです。

外壁塗装などの際に劣化したカーポートの取り外しが必要な場合には、新品のカーポートへの交換も視野に入れてみると良いでしょう。

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外壁・屋根リフォームで足場が必要な理由

続いて、外壁や屋根のリフォームで足場の設置が必要な理由についてご紹介します。

  • 職人の安全確保のため
  • 施工品質を高めるため
  • 近隣トラブルを防止するため

足場を設置する上記3つの目的について、詳しく解説しましょう。

職人の安全確保のため

外壁塗装や屋根リフォームは高所での作業となるため、職人の安全を確保するために足場の設置が欠かせません。足場代を削った結果、万が一作業中の転落事故が起こってしまった場合、施主にとっても大きな精神的な負担がかかってしまいます。塗料の缶や工具などが落下し、通行人や住宅を傷つけてしまう危険性も否めません。

また、厚生労働省の「労働安全衛生規則」第十章の中でも、2m以上の高所での作業では足場の設置が義務付けられています。

参考:労働安全衛生規則 | e-Gov法令検索

施工品質を高めるため

足場を設置して作業を行うことは、リフォームの施工品質を向上・安定させることにもつながります。もし足場を使わずに脚立などを使って作業を行った場合、足元が不安定になるので塗装にムラが発生するなどの施工不良が起こる可能性が高まります。

施工不良によって外壁塗装や屋根リフォームが不十分な作業になってしまえば、外壁材・屋根材の寿命を縮めたり、次のリフォームで高額な費用が発生したりする可能性も高くなるのです。そのため長期的なメンテナンスコストを考えると、足場を設置して施工品質を高める方が安上がりになることも多いです。

近隣トラブルを防止するため

外壁塗装で設置する足場には、塗料の飛散を防止するネットの取り付けも含まれます。この飛散防止ネットを設置せずに外壁塗装を実施した場合、塗料が通行人や近隣の建物・敷地に飛散し、近隣トラブルを招く危険性があるのです。

外壁・屋根のリフォームでの近隣トラブルを防ぐためにも、足場の設置は欠かせないのです。

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足場工事でよくあるトラブル事例と対策

最後に、足場を設置する工事でよくあるトラブル事例と対策についてご紹介しましょう。足場の組み立て・解体では比較的トラブルが起こりやすいため、事前にどのような事例があるのか、どう防止すれば良いのかを押さえておきましょう。

車や建物を傷つけてしまう

足場の組み立て・解体の際には、重量のある金属製の足場材を用いて作業するため、建物や車に当たって傷つけてしまうケースがあります。自分の家や車が傷つけられてしまうならまだしも、近隣の家や車を破損させてしまうと大きなトラブルを招く可能性も高いです。

こうしたトラブルの際、当然業者に保証してもらえるだろうと思われがちですが、そうならないケースも存在します。というのも、足場工事を請け負う業者は、外壁塗装業者からの下請け業者であることが多く、責任の所在がどちらの業者にあるのかが曖昧になる事例が多いからです。

そのため足場の設置を伴う工事を依頼する時には、足場工事を請け負う業者が保険に加入しているかどうかを十分にチェックしておきましょう。隣家や通行人など、工事箇所以外での事故にも対応している保険であれば安心です。

隣人とのトラブルに発展してしまう

狭小地に建つ家や隣家との距離が近い家の場合、足場の設置スペースが不足することで隣人トラブルに発展するケースも多いです。足場の設置スペースが足りない場合には、隣家の敷地を借りる必要が出てくるのですが、そのためには家主に相談して許可を得る必要があります。

外壁塗装の工事中は、騒音に加えて塗料の飛散・臭いが発生する可能性が高く、その旨を事前に説明して理解を得ておかなければ工事中のトラブルを引き起こすこともあります。その結果、工事が途中でストップしてしまったり、今後の関係性にヒビを入れたりすることも出てくるでしょう。

隣人トラブルを防いで確実に工事を進めるためにも、隣家の敷地を借りる場合には業者と連携しながら十分に理解を得るようにしてください。

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まとめ

外壁塗装や屋根リフォームで必要な足場代の相場は、30坪・2階建ての家で15万円〜20万円が目安です。足場代の計算では、家の外周と高さが使われるため、建物の規模が大きく高さのある住宅ほど、足場代は高額になる傾向があります。

また、狭小地に建っている家やカーポートの取り外しが必要な現場でも、相場よりも高い費用が発生する点に注意してください。

足場の設置は、職人の方が安全に作業するために欠かせないものであり、外壁塗装や屋根リフォームの施工品質を高めることにもつながります。そのため「足場代無料」としている業者を選ぶことなく、しっかりと保険に加入した信頼できる業者を選択しましょう。

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