2025-07-24 02:53:27 更新

外装工事と外壁工事の違いとは?費用相場や注意点も徹底解説

外装工事と外壁工事の違いとは?費用相場や注意点も徹底解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。累計65万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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家の美観を保ち、快適な住環境を維持するために欠かせない外装工事。その中でも特に重要なのが外壁工事です。しかし、「外装工事」と「外壁工事」という言葉、一体何が違うのでしょうか? 多くの方が混同しがちなこれらの言葉の違いを理解することで、業者とのコミュニケーションがスムーズになり、より適切な工事を選ぶことができます。この記事では、外装工事と外壁工事の違いを徹底的に解説し、費用相場や業者選びのポイント、メンテナンスの重要性まで、外壁塗装を検討する際に必要な情報を網羅的にご紹介します。ぜひ最後まで読んで、後悔しない外壁工事を実現しましょう。

外壁の劣化は、家の寿命を縮める原因にもなりかねません。適切な時期にメンテナンスを行うことで、建物を長持ちさせ、資産価値を維持することができます。この記事を通して、外壁工事に関する知識を深め、ご自宅に最適な工事を見つけてください。

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目次閉じる

外装工事と外壁工事:それぞれの定義と範囲

外壁の種類と特徴:最適な素材選びのポイント

外壁塗装の費用相場:工事の種類と塗料による違い

外壁塗装のタイミング:劣化症状とメンテナンス時期の目安

外壁塗装業者の選び方:信頼できる業者を見つけるために

外壁塗装の注意点:トラブルを避けるために知っておくべきこと

まとめ:外壁工事で住まいの寿命を延ばしましょう

外装工事と外壁工事:それぞれの定義と範囲

まずは、「外装工事」と「外壁工事」それぞれの言葉の定義と、工事範囲の違いを明確にしましょう。外装工事は、建物の外側全体を対象とする工事を指します。一方、外壁工事は、外装工事の一部であり、建物の壁面のみを対象とする工事です。より具体的に見ていきましょう。

外装工事とは:建物全体の美観と保護

外装工事は、屋根、外壁、軒天、雨樋、破風板、基礎など、建物外部のあらゆる部分の工事を包括的に指します。建物の美観を向上させるだけでなく、雨風や紫外線から建物を保護するという重要な役割を担っています。外装工事の種類は多岐にわたり、以下のようなものが挙げられます。

  • 屋根工事:屋根の葺き替え、塗装、補修など
  • 外壁工事:外壁の塗装、張り替え、補修、サイディングなど
  • 雨樋工事:雨樋の交換、修理、清掃など
  • 防水工事:屋上、ベランダ、バルコニーなどの防水処理
  • その他:軒天の張り替え、破風板の塗装・交換、基礎の補修など

このように、外装工事は建物全体を視野に入れた、広範囲な工事を意味します。

外壁工事とは:建物の顔である壁のメンテナンス

外壁工事は、建物の壁面を対象とした工事であり、外壁の保護と美観の維持を目的とします。外壁は、常に雨風や紫外線にさらされているため、劣化しやすい部分です。外壁工事の種類としては、主に以下のものがあります。

  • 外壁塗装:塗料を塗り替えることで、防水性や美観を回復させる
  • 外壁張り替え:既存の外壁材を新しいものに交換する
  • 外壁カバー工法:既存の外壁材の上から新しい外壁材を重ね張りする
  • 外壁補修:ひび割れや剥がれなどを部分的に補修する

外壁工事は、建物の寿命を延ばし、快適な住環境を維持するために非常に重要な工事です。外壁の状態を定期的にチェックし、適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。

つまり、外壁工事は外装工事の一部であり、外装工事は建物全体を、外壁工事は壁面のみを対象とします。この違いを理解しておくことで、業者との打ち合わせの際に、より具体的な要望を伝えることができ、ミスマッチを防ぐことができます。

関連記事:外壁リフォーム3種類の費用相場!戸建て・一軒家に必要な工事内容を解説

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外壁の種類と特徴:最適な素材選びのポイント

外壁には様々な種類があり、それぞれ特徴や費用、耐久性が異なります。ご自宅に最適な外壁材を選ぶためには、それぞれの特徴を理解することが重要です。ここでは、代表的な外壁材の種類と特徴について解説します。

窯業系サイディング

窯業系サイディングは、セメントと繊維質を混ぜて成形した外壁材で、デザインが豊富で価格も比較的安価なため、最も一般的に使用されています。耐火性、耐震性に優れていますが、防水性が低いため、定期的な塗装が必要です。

  • メリット:デザインが豊富、価格が比較的安価、耐火性、耐震性が高い
  • デメリット:防水性が低い、定期的な塗装が必要
  • 費用相場:1㎡あたり4,000円~8,000円

金属系サイディング

金属系サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属を使用した外壁材で、軽量で断熱性、耐久性に優れています。窯業系サイディングに比べて価格は高めですが、メンテナンスの手間が少ないのが特徴です。

  • メリット:軽量、断熱性が高い、耐久性が高い、メンテナンスの手間が少ない
  • デメリット:価格が比較的高い、デザインが限られる
  • 費用相場:1㎡あたり6,000円~12,000円

木質系サイディング

木質系サイディングは、天然木や木質系の素材を使用した外壁材で、温かみのある自然な風合いが魅力です。しかし、耐火性や耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要です。

  • メリット:デザイン性が高い、自然な風合い
  • デメリット:耐火性が低い、耐久性が低い、定期的なメンテナンスが必要
  • 費用相場:1㎡あたり8,000円~15,000円

モルタル

モルタルは、セメント、砂、水を混ぜて作る外壁材で、自由なデザインが可能です。しかし、ひび割れしやすく、防水性が低いため、定期的な塗装が必要です。

  • メリット:自由なデザインが可能
  • デメリット:ひび割れしやすい、防水性が低い、定期的な塗装が必要
  • 費用相場:1㎡あたり3,000円~7,000円

タイル

タイルは、粘土などを焼き固めた外壁材で、耐久性、耐候性に優れ、メンテナンスの手間が少ないのが特徴です。価格は高めですが、長期間美しい状態を保つことができます。

  • メリット:耐久性が高い、耐候性が高い、メンテナンスの手間が少ない
  • デメリット:価格が比較的高い、デザインが限られる
  • 費用相場:1㎡あたり10,000円~20,000円

これらの外壁材の中から、ご自宅のデザインや予算、メンテナンス頻度などを考慮して、最適な素材を選びましょう。迷った場合は、専門業者に相談してアドバイスを受けることをおすすめします。ご自身で判断がつかない場合は、お気軽に「外壁塗装の窓口」にご相談ください。専門家がお客様の状況に合わせて最適なアドバイスをさせていただきます。

関連記事:外壁材の種類の中でもおすすめはこれ!サイディングの特徴や費用相場とともに解説

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外壁塗装の費用相場:工事の種類と塗料による違い

外壁塗装の費用は、工事の種類や使用する塗料、家の大きさなどによって大きく異なります。ここでは、外壁塗装の費用相場について、工事の種類と塗料の種類別に詳しく解説します。

工事の種類別費用相場

外壁塗装の工事は、大きく分けて以下の3種類があります。

  1. 塗装のみ:既存の外壁を洗浄し、塗料を塗り替える
  2. 部分補修+塗装:ひび割れや剥がれなどを部分的に補修した後、塗料を塗り替える
  3. 張り替え・カバー工法+塗装:既存の外壁を張り替えたり、カバー工法で新しい外壁材を重ね張りした後、塗料を塗り替える

それぞれの工事の費用相場は以下の通りです。

工事の種類 費用相場(30坪の家の場合) 備考
塗装のみ 80万円~150万円 足場代、洗浄代、塗料代、人件費など
部分補修+塗装 100万円~180万円 補修範囲によって費用が変動
張り替え・カバー工法+塗装 200万円~400万円 外壁材の種類によって費用が変動

上記の費用相場はあくまで目安であり、実際には家の状態や業者によって費用が異なります。複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討することをおすすめします。

塗料の種類別費用相場

外壁塗装に使用する塗料には、アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素など様々な種類があり、それぞれ耐用年数や価格が異なります。一般的に、耐用年数が長い塗料ほど価格も高くなります。

塗料の種類 耐用年数 費用相場(1㎡あたり) 特徴
アクリル塗料 3年~5年 1,500円~2,000円 価格が安価だが、耐久性が低い
ウレタン塗料 5年~8年 2,000円~2,500円 アクリル塗料より耐久性が高い
シリコン塗料 10年~15年 2,500円~3,500円 耐久性、耐候性に優れ、人気が高い
フッ素塗料 15年~20年 4,000円~5,000円 耐久性、耐候性が非常に高く、長期間メンテナンスが不要

塗料を選ぶ際は、予算だけでなく、耐用年数や性能も考慮して、最適な塗料を選びましょう。長期的に見ると、耐用年数の長い塗料の方がコストパフォーマンスが良い場合があります。ご自身で判断がつかない場合は、お気軽に「外壁塗装の窓口」にご相談ください。お客様の状況に合わせて最適な塗料をご提案させていただきます。

関連記事:外壁塗装の塗料種類一覧|相場・耐用年数や最適な選び方のコツ

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外壁塗装のタイミング:劣化症状とメンテナンス時期の目安

外壁塗装は、美観を維持するだけでなく、建物を保護するために非常に重要です。外壁の劣化を放置すると、雨漏りや構造体の腐食につながり、大規模な修繕が必要になる場合があります。ここでは、外壁塗装のタイミングについて、劣化症状とメンテナンス時期の目安をご紹介します。

外壁の劣化症状

外壁の劣化症状には、以下のようなものがあります。

  • ひび割れ:外壁の表面にひびが入る
  • 塗膜の剥がれ:塗料が剥がれ落ちる
  • チョーキング:外壁を触ると白い粉が付着する
  • カビやコケの発生:外壁にカビやコケが生える
  • シーリングの劣化:シーリング材がひび割れたり、剥がれたりする

これらの症状が見られた場合は、外壁塗装を検討するサインです。特に、ひび割れや塗膜の剥がれは、雨水の侵入を許し、建物の内部を腐食させる原因となるため、早めの対処が必要です。

メンテナンス時期の目安

外壁塗装のメンテナンス時期は、使用している塗料の種類や建物の立地条件によって異なりますが、一般的には以下のようになります。

  • アクリル塗料:5年~7年
  • ウレタン塗料:8年~10年
  • シリコン塗料:10年~15年
  • フッ素塗料:15年~20年

上記はあくまで目安であり、実際には外壁の状態を見て判断する必要があります。定期的に外壁をチェックし、劣化症状が見られた場合は、早めに専門業者に相談することをおすすめします。また、築10年を目安に一度外壁診断を受けてみるのも良いでしょう。外壁塗装の窓口では、無料の外壁診断サービスを提供しています。お気軽にご利用ください。

外壁のメンテナンスを怠ると、建物の寿命を縮めるだけでなく、資産価値を下げることにもつながります。定期的なメンテナンスを行い、建物を長持ちさせましょう。

関連記事:なぜ「外壁塗装はまだするな」と言われるのか?本当に適した時期・劣化症状

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外壁塗装業者の選び方:信頼できる業者を見つけるために

外壁塗装は、専門的な知識と技術が必要な工事です。信頼できる業者を選ぶことで、高品質な工事を適正な価格で行うことができます。ここでは、外壁塗装業者の選び方について、重要なポイントをご紹介します。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者に見積もりを依頼し、費用や工事内容を比較検討することが重要です。見積もりを取る際は、以下の点に注意しましょう。

  • 見積もりは無料かどうか
  • 見積もりの内訳が明確かどうか
  • 使用する塗料の種類やメーカーが明記されているか
  • 保証内容はどうか

見積もり金額だけでなく、工事内容や保証内容も比較し、総合的に判断することが大切です。極端に安い見積もりには注意が必要です。手抜き工事や追加料金が発生する可能性があります。

実績や評判を確認する

業者のホームページや口コミサイトなどで、実績や評判を確認しましょう。施工事例やお客様の声などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。

  • 施工実績は豊富か
  • お客様の声はどうか
  • 資格や許可を持っているか

また、近隣の評判を聞いてみるのも良いでしょう。実際に工事を依頼した人の意見は、非常に参考になります。

担当者の対応を見る

見積もりを依頼する際や、打ち合わせの際に、担当者の対応をよく見ておきましょう。丁寧な説明や親身な対応をしてくれる業者は、信頼できる可能性が高いです。

  • 質問に丁寧に答えてくれるか
  • 専門的な知識を持っているか
  • こちらの要望をきちんと聞いてくれるか

担当者の対応を見ることで、業者の姿勢や誠実さを知ることができます。強引な営業をする業者は避けるようにしましょう。

外壁塗装の窓口では、厳しい審査をクリアした優良業者のみをご紹介しています。お客様のご要望に合った業者を、無料でご紹介させていただきます。お気軽にお問い合わせください。

関連記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

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外壁塗装の注意点:トラブルを避けるために知っておくべきこと

外壁塗装は、高額な費用がかかる工事です。トラブルを避けるためには、事前にしっかりと準備し、注意点を知っておくことが重要です。ここでは、外壁塗装の注意点について、詳しく解説します。

契約内容をしっかり確認する

契約書にサインする前に、契約内容を隅々まで確認しましょう。特に、以下の点に注意が必要です。

  • 工事内容:塗装範囲、使用する塗料、工事期間など
  • 費用:見積もり金額、追加料金の可能性など
  • 支払い条件:支払い方法、支払い時期など
  • 保証内容:保証期間、保証範囲など
  • 解約条件:解約する場合の違約金など

不明な点があれば、必ず業者に質問し、納得した上で契約するようにしましょう。口約束は避け、書面で残すようにしましょう。

近隣への配慮を忘れない

外壁塗装工事は、騒音や塗料の臭いなどで、近隣住民に迷惑をかける可能性があります。工事前に、近隣住民に挨拶をし、工事内容や期間などを説明しておきましょう。

  • 工事期間
  • 作業時間
  • 騒音対策
  • 塗料の臭い対策

工事中は、騒音を最小限に抑え、塗料が飛散しないように注意しましょう。また、洗濯物を外に干す時間帯などを事前に伝えておくと、より親切です。

悪徳業者に注意する

外壁塗装業界には、悪徳業者も存在します。以下のような業者には注意しましょう。

  • 強引な営業をする
  • 極端に安い見積もりを提示する
  • 契約を急かす
  • 実績や評判が不明

少しでも怪しいと感じたら、契約をせずに、他の業者にも相談してみましょう。複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが大切です。

外壁塗装の窓口では、悪徳業者を排除するために、厳しい審査基準を設けています。安心してご利用ください。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

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まとめ:外壁工事で住まいの寿命を延ばしましょう

この記事では、外装工事と外壁工事の違いから、外壁の種類、費用相場、メンテナンス時期、業者選びのポイント、注意点まで、外壁工事に関する様々な情報をお伝えしました。外壁工事は、建物の美観を保つだけでなく、建物を保護し、寿命を延ばすために非常に重要です。

外壁の劣化を放置すると、雨漏りや構造体の腐食につながり、大規模な修繕が必要になる可能性があります。定期的なメンテナンスを行い、建物を長持ちさせましょう。外壁塗装のタイミングや費用について、ご不明な点があれば、お気軽に「外壁塗装の窓口」にご相談ください。専門家がお客様の状況に合わせて最適なアドバイスをさせていただきます。無料見積もりも承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

早めの対策が、将来的なコストを抑えることにもつながります。大切な住まいを守るために、今すぐ行動しましょう。

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