2026-03-25 07:01:41 更新

金属サイディングのメリット・デメリットとは?後悔しない業者選びのコツも解説

金属サイディングのメリット・デメリットとは?後悔しない業者選びのコツも解説

金属サイディングは、主にガルバリウム鋼板と呼ばれる素材を使った外壁材で、軽量かつ耐久性が高く、メンテナンス性に優れることから急速にシェアを拡大しつつあります。従来の窯業系サイディングからの張り替え工事や外壁カバー工法を選ぶケースも多く、費用相場や寿命、デメリットについて気になる方も多いでしょう。

そこで今回の記事では、金属サイディングの外壁材としての特徴・メリット・デメリットや、費用相場・耐用年数のほか、金属サイディングの施工で後悔しないための業者選びのコツについてもご紹介します。

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金属サイディングとは?

金属サイディングの費用相場・耐用年数

窯業系サイディングと金属サイディングの違いを徹底比較

鋼板の種類と性能:ガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレス

横張り?縦張り?金属サイディングのデザインと選び方

おしゃれな金属サイディングで外観をアップデート

金属サイディングのメリット

金属サイディングのデメリット

金属サイディングの施工で後悔しない業者選びのコツ

まとめ

金属サイディングとは?

金属サイディングは、金属製の素材を使ったサイディングボードのことを指し、大判のパネルを外壁に取り付けて施工する外壁材です。主に「ガルバリウム鋼板」と呼ばれる鉄板を使用した商品が多く、新築住宅はもちろん、外壁の張り替え工事やカバー工法の際にも使われるケースが多くなっています。

ガルバリウム鋼板を素材とした外壁材が主流

金属サイディングの素材として代表的なのは、ガルバリウム鋼板・SGL鋼板やアルミニウム合金(アルミサイディング)などです。古い住宅では、トタンが使用されているケースもあります。

従来のトタン外壁と比べると、ガルバリウム鋼板は耐食性に優れているためサビに強く、長ければ40年以上使い続けられる耐久性を持ちます。加工技術の向上によってデザインにも豊富な選択肢があり、美観を重視する方にも選ばれる外壁材です。

関連記事:外壁材の種類はどれがおすすめ?サイディングの特徴や費用相場とともに解説

新築に加えカバー工法でも人気

金属サイディングは、従来の窯業系サイディングと比べてデザイン性が劣り費用相場もやや高めであることから、新築の分譲住宅ではまだ普及していません。一方で注文住宅では、コストパフォーマンスの高さから金属サイディングを選ぶ方が増加しています。

また、金属サイディングは外壁材の中で最も軽量な部類で、外壁材の重さが重要になるカバー工法でも使われる外壁材です。カバー工法は、古い外壁材の上から新しい外壁材を重ねることで耐久性を高めるリフォームであり、費用や工期を抑えられることから外壁工事の中でも高い人気を集めています。

関連記事:外壁カバー工法にかかる費用相場とは?外壁塗装・張り替え工事との違いを解説

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金属サイディングの費用相場・耐用年数

金属サイディングの費用相場は、外壁材の中ではやや安価な部類です。モルタル外壁や窯業系サイディングと比べると少し高額になりますが、耐用年数が長くメンテナンス性にも優れているため、長期的なメンテナンス費用を考慮するとコストパフォーマンスに優れる外壁材でもあります。

関連記事:外壁塗装の耐用年数は10〜20年が限度!寿命を延ばすコツや劣化症状を解説

金属サイディングの費用相場

金属サイディングの費用は、使用する金属の種類、デザイン、施工方法、下地処理の有無などによって大きく変動します。一般的な相場は以下の通りです。

金属の種類 費用相場(1平方メートルあたり) 備考
ガルバリウム鋼板 6,000円~12,000円 最も一般的
アルミニウム 8,000円~15,000円 塩害地域に強い
ステンレス 15,000円~30,000円 非常に高耐久

上記はあくまで目安であり、実際の費用は業者に見積もりを依頼して確認する必要があります。また、足場代、既存外壁の撤去費用、下地補修費用なども別途かかる場合があります。

金属サイディングの耐用年数

金属サイディングの耐用年数は、金属の種類、塗膜の種類、メンテナンス状況によって異なります。一般的な目安は以下の通りです。

金属の種類 期待耐用年数
ガルバリウム鋼板 20年~40年
アルミニウム 30年~50年
ステンレス 50年以上
塗膜の種類 期待耐候年数
アクリル 5年~8年
ウレタン 8年~10年
シリコン 10年~15年
フッ素 15年~20年

胴縁の性能比較

金属サイディングを施工する際には、胴縁と呼ばれる下地材が使用されます。胴縁の種類によって、断熱性や通気性が異なり、住宅の性能に大きく影響します。

胴縁の種類 特徴 メリット デメリット
木製胴縁 木材を使用 安価 腐食しやすい、断熱性が低い
樹脂製胴縁 樹脂を使用 腐食しにくい、断熱性が高い やや高価
金属製胴縁 金属を使用 強度が高い、防火性が高い 熱伝導率が高い

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窯業系サイディングと金属サイディングの違いを徹底比較

外壁材として広く使用されている窯業系サイディングと金属サイディング。どちらを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、それぞれの特徴、メリット・デメリットを比較し、どちらがあなたの家に適しているか判断するための情報を提供します。

素材と製法の違い

窯業系サイディングは、セメント質原料を主成分とし、繊維質などを混合して成形・硬化させたものです。一方、金属サイディングは、ガルバリウム鋼板やアルミニウムなどの金属板を成形したものです。製法が異なるため、それぞれ異なる特性を持っています。

性能の違い

以下に、窯業系サイディングと金属サイディングの性能を比較します。

性能 窯業系サイディング 金属サイディング
耐震性
耐久性
断熱性
防水性
デザイン性
メンテナンス性
費用

メリット・デメリット

それぞれのメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。

窯業系サイディング

メリット

  • デザインが豊富
  • 比較的安価

デメリット

  • 重量があり、耐震性が低い
  • 吸水性が高く、凍害に弱い
  • メンテナンス頻度が高い

金属サイディング

メリット

  • 軽量で耐震性に優れている
  • 断熱性が高い
  • メンテナンスが容易

デメリット

  • デザインが窯業系サイディングに比べて少ない
  • 初期費用がやや高い

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鋼板の種類と性能:ガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレス

金属サイディングに使用される鋼板は、それぞれ異なる特性を持っています。ガルバリウム鋼板、アルミニウム、ステンレスのそれぞれの特徴を理解することで、あなたの家に最適な選択をすることができます。

ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム、亜鉛、シリコンの合金でメッキされた鋼板です。錆びにくく、耐久性に優れており、価格も比較的安価なため、最も一般的な金属サイディングの素材として使用されています。耐用年数は20年~40年程度です。

メリット 耐久性、耐食性、価格のバランスが良い
デメリット へこみやすい

アルミニウム

アルミニウムは、非常に軽量で、耐食性に優れています。塩害地域での使用に適しています。また、リサイクル性に優れているため、環境負荷が低い素材です。耐用年数は30年~50年程度です。

メリット 耐食性が非常に高い、軽量
デメリット 価格が高い、傷つきやすい

ステンレス

ステンレスは、非常に高価ですが、耐久性、耐食性は最高クラスです。沿岸部など、塩害の影響を受けやすい地域での使用に最適です。耐用年数は50年以上です。

メリット 耐久性、耐食性が非常に高い
デメリット 非常に高価

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横張り?縦張り?金属サイディングのデザインと選び方

金属サイディングには、横張りと縦張りの2種類の張り方があります。それぞれ異なる印象を与えるため、住宅のデザインや好みに合わせて選ぶことが重要です。

横張りの特徴

横張りは、水平方向にサイディングを張る方法です。住宅に安定感と落ち着いた印象を与えます。和風、洋風どちらの住宅にも合わせやすいのが特徴です。

メリット 施工が比較的容易、コストが低い
デメリット 雨水が溜まりやすい

縦張りの特徴

縦張りは、垂直方向にサイディングを張る方法です。住宅にスタイリッシュでモダンな印象を与えます。近年、デザイン性の高い住宅で多く採用されています。

メリット 雨水が流れやすい、デザイン性が高い
デメリット 施工がやや難しい

デザインを選ぶ際のポイント

金属サイディングのデザインを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。

  • 住宅全体のデザインとの調和: 周囲の景観との調和も考慮しましょう。
  • 色の選択: 色によって住宅の印象が大きく変わります。
  • 質感の選択: 金属の質感によって高級感や温かみが変わります。

おしゃれな金属サイディングで外観をアップデート

金属サイディングは、そのスタイリッシュな外観から、住宅のデザイン性を高める効果があります。色、質感、形状を組み合わせることで、個性的な外観を実現できます。ここでは、おしゃれな金属サイディングの施工事例を紹介し、デザインのヒントを提供します。

施工事例紹介

以下に、おしゃれな金属サイディングの施工事例をいくつか紹介します。

  • 黒色のガルバリウム鋼板サイディング: モダンでスタイリッシュな印象を与えます。
  • 木目調の金属サイディング: 温かみのある自然な印象を与えます。
  • 石目調の金属サイディング: 高級感のある重厚な印象を与えます。
  • ツートンカラーの金属サイディング: 個性的で遊び心のある印象を与えます。

デザインのヒント

金属サイディングのデザインを考える際のヒントをいくつか紹介します。

  • コントラストを意識する: 明るい色と暗い色を組み合わせることで、メリハリのある外観になります。
  • アクセントカラーを取り入れる: ドアや窓枠にアクセントカラーを取り入れることで、個性を演出できます。
  • 異素材を組み合わせる: 木材やタイルなど、他の素材と組み合わせることで、より洗練された外観になります。

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金属サイディングのメリット

住宅に使われる外壁材として、安価な窯業系サイディングや独特の風合いを楽しめるモルタル外壁などの種類がありますが、その中でも金属サイディングを選ぶメリットとして次の3つが挙げられます。

  • 断熱性に優れる
  • 軽量で建物への負担が少ない
  • メンテナンス性が高い

一つひとつ順番にご紹介しましょう。

断熱性に優れる

外壁に使われる金属サイディングは、熱伝導率の高い鉄板の弱点を補うため、芯材に断熱材が使用されています。そのため窯業系サイディングやモルタル外壁と比較して、断熱性が非常に高いメリットがあります。その断熱性能は、窯業系サイディングの約5倍とされており、外壁リフォームによって室内の暖かさ・涼しさを実感できるケースも多いです。

また、外壁が二重構造になるカバー工法を実施する場合、金属サイディングの断熱性に加えて、外壁の間に空気の層が生まれることによる断熱効果も合わさり、非常に高い断熱性を実現できます。

軽量で建物への負担が少ない

金属サイディングは薄い金属製の鉄板でできた素材なので、外壁材自体が非常に軽量で、建物への負担がかかりにくいメリットがあります。重い外壁材を使用すると、地震の際に家の重心が安定せず、耐震性が低下してしまう可能性があります。

しかし外壁材の中でも最も軽量な部類に入る金属サイディングであれば、建物の耐震性を損なうことなく外壁リフォームが可能です。

メンテナンス性が高い

金属サイディングは窯業系サイディングやモルタル外壁などと比較して、経年劣化による色褪せがほとんど発生せず、シーリングを打つ箇所も少ないので、メンテナンス性に優れるメリットもあります。

完全なメンテナンスフリーとまではいきませんが、外壁材のひび割れなどで補修が必要になるケースが少なく、長期的なメンテナンス費用を節約することが可能です。

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金属サイディングのデメリット

一方で金属サイディングを使用するデメリットには、次の3つが挙げられます。

  • 窯業系サイディングと比べて価格が割高
  • 周辺環境によってはサビが発生しやすい
  • 選べるデザイン・カラーが限られる

それぞれの注意点とともにご紹介します。

窯業系サイディングと比べて価格が割高

金属サイディングは、安価でデザインが豊富な窯業系サイディングと比べると、やや割高な価格となっています。モルタル外壁やタイル外壁と比べると安価な外壁材ですが、なるべくリフォーム費用を抑えたい方には不向きかもしれません。

しかしメンテナンス性に優れて将来のリフォーム費用を抑えることができるので、長期的に見れば予算の節約になるケースも多いでしょう。

関連記事:窯業系サイディングとは?種類やおすすめのケース、価格の相場を紹介

周辺環境によってはサビが発生しやすい

金属サイディングを使用する家の周辺環境によっては、サビが発生しやすく、劣化が早まる可能性があります。塩害の恐れがある沿岸部や、工場からの排気ガスが発生する工業地帯の場合、金属サイディングのサビが進んで寿命が短くなることがあります。

こうした条件に当てはまる立地条件の場合、窯業系サイディングや樹脂系サイディングなどの別の外壁材を選択すると良いでしょう。

選べるデザイン・カラーが限られる

金属サイディングは窯業系サイディングと比べると、選べる外壁のデザイン・カラーが限られるというデメリットもあります。近年では加工技術が向上し、金属サイディングであっても木目調のシートが貼り付けられた商品など、金属特有の冷たい印象を受けない外壁材も選べるようになっています。

しかし施工業者の扱う商品によっては、思い通りのデザインが選べない可能性も高いため、デザイン性を重視する場合には窯業系サイディングなどを選ぶことをおすすめします。

関連記事:外壁塗装の色選びで後悔しないためのコツ!人気のおすすめカラーを解説

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金属サイディングの施工で後悔しない業者選びのコツ

最後に、新築や外壁リフォームの際に、金属サイディングの施工で後悔しないための業者選びのコツもご紹介しましょう。

  • 相見積もりを取って比較しながら依頼する
  • 板金工事を専門とする業者を選ぶ
  • 工事保証・アフターサポートの内容を確認しておく

上記3つのポイントについて、順番に解説します。

相見積もりを取って比較しながら依頼する

金属サイディングの施工に限らず、外壁工事を依頼する時には必ず複数の業者から「相見積もり」を取ることをおすすめします。相見積もりは、工事の希望条件をすべて揃えた上で複数の業者に見積もりを依頼することを言います。使用する外壁材や工事内容を統一しておくことにより、費用内訳を比較しやすくなるメリットがあります。

また、事前に相見積もりであることを業者側に伝えておくことで、無理な売り込みを防ぎ、比較・検討する時間を確保できるメリットもあります。ただし相見積もりの結果、今回は断ることになった業者に対しては、早めに連絡を入れるのがマナーです。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

板金工事を専門とする業者を選ぶ

金属サイディングの施工を安心して依頼できる業者を選ぶためには、板金工事を専門とする業者を探すのがコツです。外壁工事は使用する外壁材によって求められる技術が異なり、窯業系サイディングやモルタル外壁を得意とする業者が、金属サイディングの施工も得意であるとは限りません。

金属サイディングの扱いに不慣れな業者に依頼してしまうと、施工不良を起こして外壁の寿命を縮める結果にもなりかねません。金属サイディングの施工は、原則として板金工事を専門とする業者が対応しているので、会社ホームページなどで過去の施工実績を確認してから依頼するようにしましょう。

関連記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

工事保証・アフターサポートの内容を確認しておく

金属サイディングの施工で後悔しないためには、業者が用意している工事保証やアフターサポートの内容を確認しておくことも大切です。メーカー保証やリフォーム保証が充実しており、施工後の無料点検などが受けられる業者を選ぶことで、万が一の際にも安心してリフォームを依頼することができます。

そのため業者の見積もりの際には、見積書の金額だけではなく、工事保証やアフターサポートも確認しておくと良いでしょう。

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まとめ

金属サイディングは、ガルバリウム鋼板などを使用した外壁材で、サビに強く耐久性が高いことに加え、メンテナンス性にも優れたコストパフォーマンスの高いサイディングです。カバー工法で金属サイディングを使用した場合の費用相場は150万円〜250万円程度、耐用年数は約30年が目安となっています。

ただし金属サイディングは、窯業系サイディングと比べるとやや高価なので、最安値を求める方には向きません。立地条件によってはサビが発生しやすいので注意が必要なほか、デザイン性を重視して外壁材を選びたい方にも不向きです。

また、金属サイディングの施工不良を起こして寿命を縮めてしまわないためにも、外壁リフォームの際には相見積もりを活用して、信頼できる業者を見極めてから依頼するようにしましょう。

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