2025-06-25 02:32:14 更新

コンクリート塗装の種類と選び方:外壁・内壁を美しく保護するために

コンクリート塗装の種類と選び方:外壁・内壁を美しく保護するために
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。累計65万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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コンクリートの塗装は、建物の美観を向上させるだけでなく、耐久性を高める重要な役割を果たします。しかし、コンクリートの状態や塗装する場所、期待する効果によって、最適な塗料は異なります。この記事では、コンクリート塗装の種類と、それぞれの特徴、選び方のポイントについて詳しく解説します。外壁や内壁の塗装を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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おすすめ記事:外壁材の種類の中でもおすすめはこれ!サイディングの特徴や費用相場とともに解説

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コンクリート塗装の基礎知識

外壁コンクリート塗装の種類と特徴

内壁コンクリート塗装の種類と特徴

コンクリート塗装の費用相場

コンクリート塗装の注意点

業者選びのポイント

コンクリート塗装でよくある質問

まとめ:コンクリート塗装で建物を美しく長持ちさせましょう

コンクリート塗装の基礎知識

コンクリートは、その耐久性の高さから様々な建築物に用いられていますが、表面は多孔質で、水や汚れを吸収しやすいという性質があります。そのため、塗装をせずに放置すると、ひび割れや劣化が進みやすくなります。コンクリート塗装は、これらの問題を解決し、建物を長持ちさせるための有効な手段です。

コンクリート塗装の主な目的は以下の通りです。

  • 保護:雨水や紫外線からコンクリートを保護し、劣化を防ぎます。
  • 美観:色彩やデザインを変えることで、建物の外観を美しくします。
  • 機能性:断熱性や防水性、防カビ性などの機能性を付与します。

塗装の種類を選ぶ際には、これらの目的を考慮し、コンクリートの状態や環境に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。

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関連記事:コンクリート塗装は行うべき!適切なタイミング、費用相場や流れを解説

外壁コンクリート塗装の種類と特徴

外壁のコンクリート塗装は、建物を風雨や紫外線から守る重要な役割を担います。そのため、耐久性や耐候性に優れた塗料を選ぶ必要があります。ここでは、主な外壁用コンクリート塗料の種類と特徴について解説します。

おすすめ記事:外壁塗装の塗料種類一覧|相場・耐用年数や最適な選び方のコツ

アクリル塗料

アクリル塗料は、比較的安価で、施工が容易なため、DIYでもよく用いられます。しかし、耐久性や耐候性は他の塗料に比べて劣るため、塗り替えの頻度が高くなる可能性があります。そのため、プロの業者に依頼する際は、アクリル塗料以外の塗料を選ぶことをお勧めします。

関連記事:アクリル塗料とは?メリット・デメリットと他の塗料との違いを解説

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性や耐候性に優れており、価格も手頃なため、コストパフォーマンスの高い塗料と言えます。密着性が高く、様々な素材に塗ることができるのも特徴です。しかし、紫外線に弱いというデメリットもあるため、トップコートを塗るなどの対策が必要です。

関連記事:ウレタン塗料とは?メリット・デメリットと費用相場を解説

シリコン塗料

シリコン塗料は、耐久性、耐候性、耐汚染性に優れており、外壁塗装の定番と言える塗料です。価格もウレタン塗料よりは高くなりますが、その分、長持ちするため、トータルコストで考えると有利になる場合もあります。親水性があるため、雨水で汚れを洗い流す効果も期待できます。

関連記事:シリコン塗料のメリット・デメリットとは?耐用年数や他の塗料との違いを解説

フッ素塗料

フッ素塗料は、耐久性、耐候性が非常に高く、20年以上の耐用年数が期待できる高級塗料です。紫外線や酸性雨にも強く、長期間にわたって美観を保つことができます。初期費用は高くなりますが、塗り替えの頻度を減らすことができるため、長期的な視点で見るとコストパフォーマンスに優れています。

関連記事:フッ素塗料の価格は?メリット・デメリットとおすすめメーカーを紹介

無機塗料

無機塗料は、ガラスやセラミックなどの無機物を主成分とする塗料で、非常に高い耐久性と耐候性を持っています。紫外線による劣化がほとんどなく、変色や色褪せしにくいのが特徴です。耐火性にも優れており、防火地域や準防火地域での使用に適しています。価格は高めですが、メンテナンスの手間を大幅に減らすことができます。

関連記事:無機塗料を選ぶメリット・デメリットとは?耐用年数・費用相場も解説

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内壁コンクリート塗装の種類と特徴

内壁のコンクリート塗装は、室内の雰囲気や快適性を左右する重要な要素です。ここでは、主な内壁用コンクリート塗料の種類と特徴について解説します。

水性塗料

水性塗料は、溶剤を使用していないため、臭いが少なく、安全性が高いのが特徴です。シックハウス症候群の原因となるVOC(揮発性有機化合物)の放出量が少ないため、小さなお子さんやペットがいる家庭でも安心して使用できます。乾燥が早く、扱いやすいのもメリットです。

油性塗料

油性塗料は、耐久性や耐水性に優れており、汚れに強いのが特徴です。水性塗料に比べて密着性が高く、光沢のある仕上がりになります。ただし、臭いが強く、換気をしっかり行う必要があります。DIYで使用する際は、安全面に注意が必要です。

漆喰

漆喰は、消石灰を主成分とする自然素材で、調湿性や消臭効果、抗菌効果があります。独特の風合いがあり、和風やナチュラルな雰囲気の空間に良く合います。DIYでも施工可能ですが、乾燥に時間がかかり、ひび割れしやすいというデメリットもあります。

珪藻土

珪藻土は、珪藻というプランクトンの化石を主成分とする自然素材で、漆喰と同様に調湿性や消臭効果があります。漆喰よりもざらっとした質感で、吸水性が高いのが特徴です。DIYでも比較的簡単に施工できますが、汚れが付きやすいというデメリットもあります。

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コンクリート塗装の費用相場

コンクリート塗装の費用は、塗料の種類、施工面積、下地処理の程度などによって大きく異なります。ここでは、一般的な費用相場について解説します。

外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用は、一般的に1平方メートルあたり3,000円〜8,000円程度です。塗料の種類によって価格が異なり、アクリル塗料が最も安く、フッ素塗料や無機塗料が高くなります。足場設置費用や下地処理費用も別途必要になる場合があります。

おすすめ記事:【2025年版】外壁塗装の費用相場はいくら?10坪〜100坪の適正価格と安く抑えるコツ

内壁塗装の費用相場

内壁塗装の費用は、一般的に1平方メートルあたり2,000円〜5,000円程度です。外壁塗装と同様に、塗料の種類によって価格が異なります。DIYで行う場合は、塗料代や道具代のみで済みますが、手間と時間がかかることを考慮する必要があります。

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コンクリート塗装の注意点

コンクリート塗装を行う際には、いくつかの注意点があります。これらの注意点を守らないと、塗装が剥がれたり、ひび割れが発生したりする可能性があります。ここでは、コンクリート塗装の注意点について解説します。

下地処理の重要性

コンクリート塗装で最も重要なのは、下地処理です。コンクリート表面の汚れや油分、剥がれかけた塗膜などを丁寧に取り除く必要があります。ひび割れがある場合は、補修してから塗装する必要があります。下地処理を怠ると、塗料が密着せず、すぐに剥がれてしまう可能性があります。

適切な塗料の選択

コンクリートの状態や塗装する場所、期待する効果に合わせて、適切な塗料を選択することが重要です。外壁の場合は、耐久性や耐候性に優れた塗料を選び、内壁の場合は、安全性や機能性に優れた塗料を選ぶようにしましょう。塗料の種類によっては、専門的な知識や技術が必要になる場合があります。

DIY塗装のリスク

コンクリート塗装は、DIYでも可能ですが、専門的な知識や技術が必要となる場合があります。特に、外壁塗装の場合は、高所作業になるため、安全面に十分に注意する必要があります。DIYに自信がない場合は、プロの業者に依頼することをお勧めします。専門業者に依頼することで、美しい仕上がりと、長期的な保証を得ることができます。

もし、業者選びに迷ったら、「外壁塗装の窓口」にご相談ください。お客様の状況やご希望に合わせて、最適な施工加盟店をご紹介いたします。

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業者選びのポイント

コンクリート塗装を業者に依頼する際には、信頼できる業者を選ぶことが重要です。ここでは、業者選びのポイントについて解説します。

おすすめ記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

見積もりの比較

複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較することが重要です。見積もりの内訳を詳しく確認し、不明な点があれば遠慮なく質問しましょう。極端に安い見積もりには注意が必要です。安さには理由がある場合があり、手抜き工事や質の悪い塗料を使用している可能性があります。

おすすめ記事:外壁塗装の見積もりは何社取れば良い?見積書のチェックポイントと費用相場を解説

実績と評判の確認

業者の実績や評判を確認することも重要です。ホームページやSNSなどで施工事例を確認したり、口コミサイトで評判を調べたりしてみましょう。実際に施工を行った人の意見を聞くことができると、より安心です。

資格と保証の有無

業者が塗装に関する資格を持っているか確認しましょう。塗装技能士などの資格を持っている業者は、一定の知識や技術を持っていることを証明しています。また、施工後の保証があるかどうかも確認しましょう。保証があれば、万が一、不具合が発生した場合でも、無料で修理してもらうことができます。

業者選びで迷ったら、「外壁塗装の窓口」をご利用ください。厳選された優良な施工加盟店の中から、お客様に最適な業者をご紹介いたします。

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コンクリート塗装でよくある質問

コンクリート塗装に関して、お客様からよくいただく質問とその回答をまとめました。

Q. コンクリート塗装の耐用年数はどれくらいですか?

A. コンクリート塗装の耐用年数は、塗料の種類や環境によって異なりますが、一般的には5年〜20年程度です。アクリル塗料は5年〜8年、ウレタン塗料は8年〜10年、シリコン塗料は10年〜15年、フッ素塗料は15年〜20年程度が目安となります。無機塗料は、20年以上の耐用年数が期待できます。

Q. コンクリート塗装の費用を抑える方法はありますか?

A. コンクリート塗装の費用を抑える方法はいくつかあります。塗料の種類を下げる、DIYで行う、複数の業者から見積もりを取るなどがあります。ただし、塗料の種類を下げると、耐久性や耐候性が低下する可能性があるため、注意が必要です。DIYで行う場合は、安全面に十分に注意し、必要な知識や技術を習得してから行うようにしましょう。

Q. コンクリート塗装の色選びで失敗しないためにはどうすれば良いですか?

A. コンクリート塗装の色選びで失敗しないためには、小さなサンプルではなく、A4サイズ程度のサンプルで確認する、日の当たる場所と日陰で色を確認する、周囲の建物や景観との調和を考慮するなどのポイントを押さえることが重要です。カラーシミュレーションを利用したり、専門家のアドバイスを受けるのも有効です。

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まとめ:コンクリート塗装で建物を美しく長持ちさせましょう

コンクリート塗装は、建物の美観を向上させるだけでなく、耐久性を高める重要な役割を果たします。塗料の種類や施工方法によって、効果や費用が大きく異なるため、コンクリートの状態や環境、予算に合わせて最適なものを選ぶことが重要です。信頼できる業者を選び、丁寧な施工を行うことで、建物を美しく長持ちさせることができます。

この記事を参考に、コンクリート塗装に関する知識を深め、最適な塗装プランを見つけてください。もし、業者選びに迷ったり、疑問点があれば、「外壁塗装の窓口」にご相談ください。専門スタッフが、お客様の状況に合わせて最適なアドバイスをさせていただきます。

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