2024-08-09 09:27:09 更新

外壁をおしゃれに仕上げるコツ!素材・塗料選びから色の使い方まで解説

外壁をおしゃれに仕上げるコツ!素材・塗料選びから色の使い方まで解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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外壁をおしゃれに仕上げたいけど、どうすればよいかわからず悩んでいる方もいるでしょう。外壁は住宅のイメージを左右するだけに、大きな失敗は避けたいところです。

この記事では、外壁をおしゃれに仕上げるコツを紹介します。素材・塗料・テイスト選び方からおしゃれに欠かせないテクニックを解説するので、ぜひ参考にしてください。

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関連記事:外壁塗装の色選びで後悔しないためのコツ!人気のおすすめカラーを解説

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外壁をおしゃれにする素材

外壁をおしゃれに仕上げる塗料

外壁をおしゃれにするテイスト

外壁をおしゃれにするテクニック

コツをおさえて外壁をおしゃれに仕上げよう

外壁をおしゃれにする素材

外壁をおしゃれに仕上げるには、素材選びが大切です。ここではおしゃれな外壁によく使われる素材と、各素材の特徴を解説します。

関連記事:外壁材の種類はどれがおすすめ?サイディングの特徴や費用相場とともに解説

サイディング

サイディングは、日本で最も多く使用されているスタンダードな外壁材です。

レンガ風やタイル風、石材風までデザインが豊富で、従来主流だった塗り壁に比べて工期が短く費用も安いことから、最も人気のある外壁となっています。

サイディングの材質や機能性だけでも種類が多く、種類によって価格も変わってくるため、よく比較検討しながらデザインを決めていくのがおすすめです。

関連記事:外壁サイディングの4種類を徹底解説!耐用年数・費用相場と選び方を紹介

タイル

タイルは立体感があり、欧風な仕上がりに適した高級感漂う外壁素材です。色味や形などの組み合わせ方によって異なる雰囲気を演出できるうえに、年月を重ねるごとに味わい深くなる点が魅力です。またタイル1枚1枚の風合いが異なるため、外壁全面に敷き詰めると風格が出ます。

なお、外観だけでなく、耐火性と耐久性にも優れており、吸水率が3%以下であることから梅雨の時期でも雨水が染み込む心配がありません。メンテナンスの手間が少なく、維持コストを減らせる点も利点です。

関連記事:外壁タイルの特徴とメリット・デメリットを解説!種類・サイズの選び方も

塗り壁

塗り壁は、土や漆喰などの自然素材を用いて作られる最も伝統的な外壁素材です。すべて職人による手作業で行われるため、デザインの自由度が高く、唯一無二の仕上がりになります。耐久性・耐火性などの機能面も優れており、近年は塗り壁の価値も見直されつつあります。

ただし、高い技術力をもつ職人と長時間の作業時間を確保する必要があるため、ほかの外壁材に比べて施工費用が高くなる点に注意が必要です。

関連記事:漆喰外壁にすると後悔する?耐用年数と塗り替え費用について解説

木板貼り

木板貼りは本物の木材を使用した外壁材で、ナチュラルでオーガニックな雰囲気を演出できるのが特徴です。美しい木目と年月を重ねるほどにじみ出る味わい深さは、木板貼りならではの魅力です。木目調の外壁材は数多く存在しますが、深みのある風合いは本物しか味わえません。

一方で腐る・反るといったデメリットもあるため、こまめなメンテナンスが必要です。メンテナンス費用も考慮したうえで、慎重に検討していきましょう。

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外壁をおしゃれに仕上げる塗料

素材だけでなく、どの塗料を選ぶかによって、外壁の仕上がりイメージが大きく異なってきます。ここでは、塗るだけでおしゃれにできる、デザイン性に特化した塗料を紹介します。

関連記事:外壁塗装の塗料4種類の選び方を解説!相場・耐用年数から最適な塗料を選ぼう

多彩模様塗料

多彩模様塗料とは、複数の色の塗料とチップが混ざり合った塗料です。塗るだけで模様や柄を付けられるのが特徴で、 まるで天然石材を使ったような重厚感ある外壁を表現できます。

一般的な塗料は単色で塗るだけなので、のっぺりとした印象の仕上がりになることが少なくありません。しかし、多彩模様塗料は色調の異なる塗料やチップが混ぜ込まれているため、一度の塗装で美しい多色模様と凸凹感を出すことができ、独得の質感を演出できます。

艶消し塗料

艶消し塗料は、光をあまり反射しない落ち着いた印象の塗料で、「艶なし」「マット仕上げ」とも呼ばれています。塗り終えた後に出る光沢を抑えることができ、艶がないため、落ち着きのあるナチュラルな印象に仕上がります。

主に明るめの色を使用した外壁や、高級感を演出したい場合などに適しています。ザラザラとしたあたたかみのある風合いが特徴で、艶のないマットな風合いが好みの方にピッタリです。

クリヤー塗料

クリヤー塗料は、顔料を含まない無色透明な塗料です。色がないため、タイル調やレンガ調などのデザイン性の高いサイディング柄や、木目などの素材の色や模様を活かして塗装できます。 

デザインはそのままに外壁材の表面を保護できるため、現在の外観デザインが気に入っていて長く維持したい場合は、クリヤー塗料の使用がおすすめです。ただし、ひび割れなどが発生していて劣化の著しい外壁には使用できないので注意が必要です。

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外壁をおしゃれにするテイスト

どのようなテイストに仕上げたいかが明確になっていると、外壁をおしゃれに仕上げやすくなります。ここでは、外壁をおしゃれにする5つのテイストを紹介します。

シンプルモダン

シンプルモダンは、シンプルでありながら洗練された印象を演出できるテイストです。流行に左右されず、ローコストで実現できることから、外壁のなかでも人気のスタイルです。無駄な装飾が少なく、余計な費用がかかりにくいため、浮いた費用は内装に充てられます。

決して派手ではないのに存在感のある雰囲気が特徴で、濃いグレーや黒色、白などの無機質感のある色を全面に使用することで、シャープな印象を与えられます。

和テイスト

和テイストや和モダンは、日本の美を感じられる最近注目のテイストです。瓦や木材などの自然素材や和の素材に現代的な形状や色使いを融合することで、従来の日本式住宅とは異なる斬新でおしゃれな雰囲気を楽しめます。

調湿性や防火性に優れた自然素材など、日本の気候に合う素材を取り入れやすい点も魅力です。外観だけでなく、過ごしやすい空間作りや居心地の良さを重視したい方にピッタリのテイストだといえるでしょう。

ヨーロピアン

ヨーロピアンは上品で異国情緒を感じられる人気のテイストです。 ヨーロピアンな印象の外壁にしたい場合は、ベージュやホワイト、サーモンピンクや淡いブルーといった明るめの色をメインカラーに選ぶのが鉄則です。

赤や緑などの鮮やかな色味や、レンガなどのアイアン製の装飾をアクセントとして加えると、個性が出て魅力的な雰囲気に仕上がります。アクセントの色味や装飾の選び方次第で雰囲気が大きく変わるのもヨーロピアンの魅力の一つです。

ナチュラル

ナチュラルなテイストは自然素材を多く取り入れたテイストで、自然と調和する優しい雰囲気に仕上がるのが特徴です。鮮やかな色味よりも、ベージュやグリーンなどの大地や植物など自然を彷彿とさせる色を中心に配色にすると、全体がスッキリとまとまります。

落ち着きのある佇まいで近隣との調和が取りやすいので、自然の多い環境はもちろん、閑静な住宅街にもよく馴染みます。優しい雰囲気を好む方なら、住んでいて居心地の良さを感じるでしょう。

木目調

木目調は、外壁の全体もしくは部分的に木目柄の外壁材を取り入れるデザインです。ゆったりとした温かみのある雰囲気を演出できるのが特徴で、さまざまなテイストや街の景観にも自然と馴染みます。

木目調はトーンを変えるだけで雰囲気が変わります。明るめのトーンは安らぎを感じる雰囲気になり、暗めのトーンは高級感を演出できます。

ぬくもりのある仕上がりにしたいなら白やベージュ、高級感と重厚感のあるメリハリの効いた仕上がりにしたいなら暗めのブランを選ぶと良いでしょう。

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外壁をおしゃれにするテクニック

知っていると周りと差がつく、おしゃれな外壁にするテクニックを3つ紹介します。

ツートンカラーで色を組み合わせる

外壁を2色に塗り分ける「ツートンカラー」には、コントラストが効いたスタイリッシュな雰囲気を演出できます。

ホワイトとベージュのようにトーンの近い色同士で組み合わせると優しくて穏やかな雰囲気になり、ホワイトとブルーのようにメリハリのある配色にすると、シャープでスタイリッシュな印象に仕上がります。

ツートンの定番は上下で色分けする方法です。外壁の上部に淡い色、下部に濃い色を選ぶことで安定感が出ます。近年は濃淡の上下を逆にした色分けが流行しており、シャープで快活な印象を与えます。

関連記事:外壁をツートンカラーでおしゃれに塗装するコツ!色選び・塗り分けのポイントを解説

アクセントをつける

タイルやレンガなどをアクセントとして外壁の一部分に使用することで、おしゃれな外壁が作れます。タイルやレンガを壁全体にあしらう場合は費用が高額になりますが、玄関まわりや窓まわりなどにワンポイントで取り入れるだけならば価格も抑えられ、外壁をおしゃれに魅せてくれます。

アクセントに外壁と同系色を選ぶと違和感がなくなり、失敗しにくくなります。アクセントをたくさん使うと派手な印象が強まり、おしゃれなイメージから離れてしまうので注意しましょう。

使用する色は3色までにする

外壁に使う色数は3色におさえましょう。色数が多すぎると全体が散らかった印象になってしまい、落ち着きのない印象の外壁に仕上がってしまいます。

近い色味同士でまとめれば、全体に統一感が出て、洗練されたおしゃれな印象に仕上がります。外壁だけでなく、屋根・雨どい・窓サッシなどの附帯物の色や、玄関ポーチや門柱など外から見える部分の色を外壁と統一してまとめることが、おしゃれに仕上げるポイントです。

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コツをおさえて外壁をおしゃれに仕上げよう

外壁の素材選びや塗料選びにこだわることで、ワンランク上のおしゃれな外観に仕上げられます。おしゃれな外観にリフォームするコツさえ抑えておけば、決して難しいことではありません。

ただし、好きなデザインにこだわりすぎると周囲から浮いてしまうこともあるので、周囲の家との調和も意識しましょう。外壁が汚れてしまうと、せっかくのおしゃれな外観も台無しになってしまうため、メンテナンスのしやすさなどを考えて、きれいな状態を長く維持できる外壁に仕上げることが大切です。

迷ったときは専門業者に相談して、アドバイスをもらいながら外壁のリフォームを進めていきましょう。

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