2026-03-24 02:44:17 更新

外壁カバー工法にかかる費用相場とは?外壁塗装・張り替え工事との違いを解説

外壁カバー工法にかかる費用相場とは?外壁塗装・張り替え工事との違いを解説

外壁のカバー工法(重ね張り)とは、古くなった外壁材の上から金属系サイディングを重ね張りすることにより、外壁の耐久性を高めるリフォーム方法を指します。外壁の張り替え工事と比較すると、古い外壁材を撤去・処分する必要がないことから、費用を抑えて外壁の寿命を延ばせるのがメリットです。

しかし外壁塗装と比較すると、外壁カバー工法は費用相場が高額になるため、十分に予算を確保して工事を依頼しなければなりません。

今回の記事では、外壁カバー工法で必要となる費用相場について、高額になる条件や外壁塗装・張り替え工事との違いを含めてご紹介します。

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外壁カバー工法の費用相場

外壁カバー工法の費用が変動する条件

外壁カバー工法を施工するメリット・デメリット

外壁カバー工法と外壁塗装・張り替え工事との違い

外壁カバー工法を依頼する時の注意点

外壁カバー工法の費用と見積書例

外壁カバー工法と合わせて検討したい工事

まとめ

外壁カバー工法の費用相場

外壁カバー工法は、既存の外壁の上に新しい外壁材を重ね張りするため、既存の外壁材の撤去費用を抑えられるというメリットがあります。しかし、使用する外壁材の種類や、施工面積、建物の構造などによって費用は大きく変動します。ここでは、外壁カバー工法の費用相場を詳しく見ていきましょう。

費用相場を左右する要素

外壁カバー工法の費用相場は、一般的に150万円~200万円程度とされています。ただし、これはあくまで目安であり、以下の要素によって費用は大きく変動します。

  • 施工面積: 外壁の面積が広いほど使用する外壁材が増え、費用は高くなります。
  • 外壁材の種類: 金属サイディング、窯業系サイディングなど、種類によって価格が異なります。
  • 下地処理の必要性: 外壁の状態によっては下地処理が必要となり、その内容に応じて費用が変動します。
  • 建物の構造: 形状が複雑な場合や高所作業が必要な場合は、費用が高くなる傾向があります。
  • 業者による価格設定: 業者ごとに費用設定が異なるため、見積もりの比較が重要です。

外壁カバー工法の費用相場一覧

項目: 材料費

費用相場: 50万円~100万円

備考: 使用する外壁材の種類、グレードによって変動

項目: 工事費

費用相場: 80万円~150万円

備考: 施工面積、建物の構造、下地処理の有無によって変動

項目: 諸経費

費用相場: 10万円~20万円

備考: 足場設置費用、廃材処分費用、現場管理費用など

項目: 合計

費用相場: 150万円~200万円

備考: あくまで目安。詳細な見積もりは業者に依頼

上記はあくまで一般的な費用相場であり、実際の費用は個々の状況によって異なります。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。

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外壁カバー工法の費用が変動する条件

外壁カバー工法の費用は、様々な条件によって変動します。ここでは、費用が変動する主な条件について詳しく解説します。

外壁カバー工法で重ね張りする外壁材の種類

外壁カバー工法で使用する外壁材の種類は、費用に大きな影響を与えます。主な外壁材の種類と特徴、費用相場を見ていきましょう。

種類 特徴
金属サイディング 軽量で断熱性・耐候性に優れる。デザインも豊富で人気が高く、 費用は比較的安価
窯業系サイディング デザイン性が高く種類が豊富。耐火性にも優れるが、 重く費用はやや高め
樹脂サイディング 軽量でメンテナンスが容易。耐候性にも優れるが、 デザインが少ない
木質系サイディング 自然な風合いが魅力で断熱性も高いが、 定期メンテが必要・費用は高め

金属サイディングのデザインや鋼板塗料の品質

金属サイディングを選ぶ際、デザインや鋼板塗料の品質も費用に影響します。デザイン性の高いものや、高機能な塗料を使用したものは、費用が高くなる傾向があります。

  • デザイン: シンプルなデザインからレンガ調・木目調など幅広く、複雑なデザインほど費用は高くなります。
  • 鋼板塗料: フッ素樹脂塗料やシリコン樹脂塗料など種類があり、耐久性が高いほど費用は高くなります。
  • 断熱材一体型: 断熱性能を高めることができますが、その分費用も高くなります。

外壁材を選ぶ際は、デザインだけでなく、機能性やメンテナンス性も考慮することが大切です。予算に合わせて、最適な外壁材を選びましょう。

関連記事:外壁材の種類はどれがおすすめ?サイディングの特徴や費用相場とともに解説

施工方法が横張りではなく縦張り

外壁カバー工法の費用相場は、施工方法が「横張り」か「縦張り」かによっても変動します。横張りとは、外壁材を横向きにして上へ並べていくように施工する方法で、縦張りは外壁材を縦向きにして横に延ばすように並べる方法です。

費用相場が安くなるのは横張りのカバー工法で、縦張りの場合は外壁材を支えるための職人が必要になるため、人件費や工期が増加し、費用が高額になる傾向があります。金属系サイディングには、横張り専用・縦張り専用の粗油品が存在するので、使用する外壁材がどちらのタイプなのかをしっかりと確認しておきましょう。

外壁材のデザイン

外壁カバー工法で主に使用される金属系サイディングは、表面に施されたデザインによって単価が異なるため、外壁材のデザインも費用相場を変動させる条件の一つです。一般的に金属系サイディングでは、表面に深い彫りが施された立体感あるデザインほど、使用する素材の量が多くなるので高額になる傾向があります。

種類 単価(目安)
一般的な金属サイディング 9,000円/㎡
デザイン性の高いサイディング 13,000円~14,000円/㎡

一般的なデザインの金属系サイディング(ガルバリウム鋼板)では約9,000円が相場である一方で、デザイン性に優れた商品を選ぶと1.5倍ほどの単価になるケースもあります。

依頼する施工業者の見積もり

外壁カバー工法には明確な定価が存在していないので、依頼する業者によっても費用が変動することが多いです。外壁材を安く仕入れるルートを持っているか、下請け業者を利用することなく完全自社施工を行っているかといった要素によって、割安な業者と割高な業者が存在しています。

そのため外壁カバー工法を含めた外壁リフォームを依頼する際には、同じ条件で複数の業者に見積もりを依頼する「相見積もり」が欠かせません。相見積もりによって相場よりも割安で、信頼できる施工業者を選ぶことにより、後悔のない外壁リフォームを実現できるでしょう。

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関連記事:外壁塗装の見積もりは何社取れば良い?見積書のチェックポイントと費用相場を解説

外壁カバー工法を施工するメリット・デメリット

次に、外壁塗装や張り替え工事といった外壁リフォームの中でも、外壁カバー工法を選ぶメリット・デメリットについてご紹介します。

外壁カバー工法を施工するメリット

外壁カバー工法を施工するメリットには、次の3つが挙げられます。

  • 外壁の寿命を延ばせる
  • 費用・工期を抑えられる
  • 断熱性・遮音性が向上する

外壁塗装と比較して、外壁カバー工法は新しい外壁材を重ね張りする工事なので、外壁の寿命を延ばせることがメリットに挙げられます。外壁の劣化が激しい場合には張り替え工事も選択肢となりますが、張り替え工事と比べても費用・工期を短縮できるのが外壁カバー工法の利点です。

また、外壁材が二重になることから、建物の断熱性・遮音性が向上するメリットも得られます。光熱費の節約や、静かな生活環境を実現できることが外壁カバー工法の特徴です。

外壁カバー工法を施工するデメリット

一方で外壁カバー工法のデメリットに挙げられるのは、次の3つです。

  • 下地の補修ができない
  • 耐震性が低下する
  • 内部結露が発生する可能性がある

外壁カバー工法は、古い外壁の上から新しい外壁を重ねる工事なので、傷んだ下地を補修することはできません。外壁の劣化や雨漏りによって外壁の下地・内部が傷んでしまっている場合、そもそもカバー工法を実施できず、張り替え工事が必要となるケースもあります。

外壁の重さが増すことから地震が発生した時に建物が揺れやすくなり、耐震性がやや低下することにも注意が必要です。

また、外壁材を重ねる際には「胴縁」と呼ばれる下地を設置して、外壁の中に空気の通り道を作るのですが、施工不良によって通気性が保たれていないと内部結露が発生して外壁を傷める原因になります。その結果、外壁の寿命を縮めてしまう危険性もあるため、カバー工法の豊富な施工実績を持った業者に依頼することが重要です。

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外壁カバー工法と外壁塗装・張り替え工事との違い

外壁のリフォームには、外壁カバー工法以外にも、外壁塗装や張り替え工事といった選択肢があります。それぞれの工法の特徴と費用相場を比較してみましょう。

外壁塗装

外壁塗装は、既存の外壁に塗料を塗り重ねることで、外観を美しく保ち、防水性を高める工法です。費用は比較的安価ですが、耐久性は塗料の種類によって異なり、定期的な塗り替えが必要です。

費用相場 80万円~150万円
工期 1週間~2週間
メリット 費用が安い、工期が短い
デメリット 耐久性が低い、デザインの変更は難しい

外壁張り替え工事

外壁張り替え工事は、既存の外壁を全て剥がし、新しい外壁材を張り替える工法です。外観を大きく変えることができ、下地の補修もできるため、耐久性を高めることができます。しかし、費用は高額になり、工期も長くなります。

費用相場 200万円~300万円
工期 2週間~4週間
メリット 外観を大きく変えられる、耐久性が高い
デメリット 費用が高い、工期が長い

どの工法を選ぶかは、予算、建物の状態、希望するデザインなどを考慮して決めることが重要です。複数の業者から見積もりを取り、それぞれの工法について詳しく説明を受けることをおすすめします。

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関連記事:外壁の張り替えにかかる費用とは?外壁塗装・カバー工法との違いや選び方を解説

関連記事:外壁リフォーム3種類の費用相場!一軒家に最適なメンテナンスの選び方を解説

外壁カバー工法を依頼する時の注意点

最後に、外壁カバー工法を業者に依頼する時の注意点について、以下の3つを解説します。

  • 依頼する業者は相見積もりを取って選ぶ
  • 内部の腐食が進んでいる場合はカバー工法ができない
  • 使用できる外壁材の選択肢が限られる

これらの注意点を踏まえながら、外壁カバー工法を進めましょう。

依頼する業者は相見積もりを取って選ぶ

外壁カバー工法を依頼する業者を選ぶ時には、1社の見積もりだけで即決するのではなく、複数の業者からの相見積もりを取ることが大切です。相見積もりは、同じ条件・工事内容で複数の業者の見積もりを取ることを指し、業者ごとのリフォーム費用を比較しやすくなるメリットがあります。

また、複数の業者の対応を比べることにより、信頼できる業者選びにも役立ちます。見積書のわかりやすさや工事保証・アフターフォローの内容なども考慮しながら、安心して自宅の外壁を任せられる業者を見極めましょう。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

内部の腐食が進んでいる場合はカバー工法ができない

外壁カバー工法は、劣化が進んでいない外壁の上から新しい外壁材を設置する工事であり、既存の外壁の劣化が進んでいる場合には施工できない点に注意が必要です。たとえば、外壁のひび割れやコーキングの劣化によって、外壁の内側に雨水が侵入し、腐食が始まっているケースなどが挙げられます。

こうした状態の外壁の上からカバー工法を実施してしまうと、内部の侵食がさらに進んで家全体の寿命を縮める結果となります。そのため外壁カバー工法を検討する際には、まず専門業者の現地調査を受けて、外壁の内側の劣化状況をチェックしてもらうのが大切です。

使用できる外壁材の選択肢が限られる

外壁カバー工法では、外壁材の自由度が高い張り替え工事とは異なり、使用できる外壁材が金属系サイディングに限られるという特徴があります。金属系サイディングの中にもさまざまなデザインの商品が販売されていますが、窯業系サイディングや木質系サイディングを選択することはできず、デザインの幅が狭まる点にも注意が必要です。

もし外壁リフォームを通じて外壁のデザインを一新したい場合には、張り替え工事を選ぶことをおすすめします。

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外壁カバー工法の費用と見積書例

外壁カバー工法を検討する際、見積書の内容を理解することは非常に重要です。ここでは、見積書の例を参考に、費用の内訳や注意点について解説します。

見積書例

足場設置
数量: 1 / 式
単価: 200,000円
備考: メッシュシート含む
200,000円
既存外壁清掃
数量: 1 / 式
単価: 50,000円
備考: 高圧洗浄
50,000円
下地調整
数量: 1 / 式
単価: 100,000円
備考: 釘打ち、シーリング補修
100,000円
外壁材(金属サイディング)
数量: 100 / ㎡
単価: 5,000円
備考: 〇〇メーカー、〇〇シリーズ
500,000円
役物・付属品
数量: 1 / 式
単価: 50,000円
備考: コーナー材、スターターなど
50,000円
外壁材施工
数量: 100 / ㎡
単価: 6,000円
備考: 職人手間代
600,000円
シーリング工事
数量: 1 / 式
単価: 80,000円
備考: 窓周り、取り合い部
80,000円
諸経費
数量: 1 / 式
単価: 100,000円
備考: 現場管理費、廃材処分費など
100,000円
合計 1,680,000円

見積書の確認ポイント

  • 項目の内訳: 各項目の内訳が明確に記載されているか確認しましょう。
  • 数量と単価: 数量と単価が妥当であるか確認しましょう。
  • 備考: 備考欄に詳細な情報が記載されているか確認しましょう。
  • 合計金額: 合計金額が予算内に収まっているか確認しましょう。
  • 不明な点: 不明な点があれば、業者に質問し、納得できるまで説明を受けましょう。

見積書は、工事内容と費用を明確にするための重要な書類です。しっかりと確認し、後々のトラブルを防ぎましょう。

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外壁カバー工法と合わせて検討したい工事

外壁カバー工法を行う際に、合わせて検討したい工事があります。これらの工事を一緒に行うことで、建物の耐久性を高め、快適な住環境を実現できます。

屋根のメンテナンス

外壁のメンテナンスと同時に、屋根のメンテナンスも検討しましょう。屋根は外壁以上に雨風にさらされるため、劣化が進みやすい箇所です。屋根塗装や屋根カバー工法などを検討し、建物を長持ちさせましょう。

雨樋の交換

雨樋は、雨水を適切に排水するための重要な設備です。経年劣化により、破損や詰まりが発生することがあります。雨樋の交換を検討し、雨漏りを防ぎましょう。

窓の断熱改修

窓は、断熱性が低い箇所です。内窓の設置や窓ガラスの交換など、窓の断熱改修を検討し、室内の温度を快適に保ちましょう。光熱費の削減にもつながります。

その他

  • ベランダの防水工事: 防水性能を高め、雨漏りを防ぎましょう。
  • 基礎の補修: ひび割れなどを補修し、建物の強度を高めましょう。
  • 耐震補強: 耐震性を高め、地震に強い建物にしましょう。

これらの工事を一緒に行うことで、建物の価値を高め、快適な住環境を実現できます。業者に相談し、最適な工事プランを立てましょう。

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まとめ

外壁カバー工法にかかる費用は、30坪の家の場合で150万円~200万円が相場です。外壁カバー工法の費用は、使用する外壁材の種類や施工方法、外壁材のデザインによっても変動するほか、依頼する施工業者によっても料金が異なります。

また、外壁カバー工法にかかる費用は、外壁塗装と比べると高額ですが、張り替え工事と比較すると安価になる傾向があります。本記事でもご紹介してきた外壁塗装・張り替え工事との違いを踏まえつつ、相見積もりを活用して信頼できる業者を選びながら、理想の外壁リフォームを実現しましょう。

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