2025-08-22 06:36:22 更新

サッシからの雨漏り原因と対策:放置せず専門業者への依頼が確実な理由

サッシからの雨漏り原因と対策:放置せず専門業者への依頼が確実な理由
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。累計65万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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「もしかして、雨漏り?」窓の近くに水たまりを見つけたり、壁にシミができているのを発見したら、それはサッシからの雨漏りかもしれません。雨漏りは、お家の構造を腐らせるだけでなく、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。この記事では、サッシからの雨漏りの原因を徹底的に解説し、自分でできる応急処置から、専門業者に依頼すべき理由、そして信頼できる業者の選び方まで、詳しく解説します。雨漏りは放置すればするほど被害が拡大し、修繕費用も高額になる傾向があります。早めの対処が大切です。この記事を読んで、あなたのお家を雨漏りから守りましょう。

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目次閉じる

雨漏り?サッシが原因かチェックする方法

サッシからの雨漏り、考えられる原因

自分でできる応急処置と注意点

雨漏りを放置するリスク

専門業者に依頼するメリット

信頼できる業者の選び方

雨漏り修理費用の相場

まとめ:早めの対処で安心の暮らしを

雨漏り?サッシが原因かチェックする方法

雨漏りが発生しているかどうか、そしてその原因が本当にサッシにあるのかを特定するためのチェックポイントをご紹介します。以下の点に注意して確認してみましょう。

雨漏り箇所の特定

  • 雨の日に窓枠やサッシの周辺を注意深く観察する:雨が降っている時に、窓枠やサッシの周辺に水滴が付着しているか、水が流れ込んでいる箇所がないかを確認します。特に、窓の角や下端部分は要注意です。
  • 壁や天井のシミを確認する:雨漏りが進行すると、壁や天井にシミができることがあります。シミの色や範囲、広がり具合などを確認し、記録しておきましょう。
  • 室内の湿気やカビの臭いをチェックする:雨漏りが発生している場合、室内の湿度が上がり、カビが発生しやすくなります。普段よりも湿気が高いと感じたり、カビの臭いがする場合は、雨漏りの可能性を疑いましょう。

サッシが原因かどうかの確認

  • サッシ周りのシーリングの状態を確認する:サッシと外壁の隙間を埋めているシーリング材が劣化していないか確認します。ひび割れ、剥がれ、硬化などが見られる場合は、シーリングの劣化が雨漏りの原因となっている可能性があります。
  • サッシ自体の歪みや破損を確認する:サッシ自体に歪みや破損がないかを確認します。サッシが歪んでいると、隙間が生じ、そこから雨水が浸入する可能性があります。
  • 窓の開閉がスムーズにできるか確認する:窓の開閉がスムーズにできない場合、サッシが歪んでいるか、建付けが悪くなっている可能性があります。これも雨漏りの原因となることがあります。
  • サッシの排水機能を確認する:サッシには、雨水を外部に排出するための排水孔があります。この排水孔が詰まっていないかを確認します。詰まっている場合は、掃除して排水機能を回復させましょう。

これらのチェックポイントを確認することで、雨漏りの原因がサッシにあるかどうかをある程度特定することができます。しかし、雨漏りの原因は複雑な場合もあり、特定が難しいこともあります。ご自身での判断が難しい場合は、専門業者に調査を依頼することをおすすめします。

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サッシからの雨漏り、考えられる原因

サッシからの雨漏りの原因は、一つとは限りません。複数の要因が複合的に絡み合っている場合もあります。ここでは、主な原因を詳しく解説します。

シーリングの劣化

サッシと外壁の隙間を埋めているシーリング材は、紫外線や雨風にさらされることで徐々に劣化していきます。シーリングが劣化すると、ひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水が浸入してしまいます。特に、築年数が10年以上経過している場合は、シーリングの劣化が進んでいる可能性が高いです。

サッシ自体の経年劣化・変形

サッシ自体も、長年の使用により経年劣化していきます。特に、金属製のサッシは、錆びや腐食が発生することがあります。また、地震や強風などの影響で、サッシが歪んでしまうこともあります。サッシが劣化したり歪んだりすると、隙間が生じ、そこから雨水が浸入してしまいます。

窓枠のひび割れ

窓枠にひび割れが生じると、そこから雨水が浸入してしまいます。窓枠のひび割れは、経年劣化だけでなく、外部からの衝撃や地震などによっても発生することがあります。

排水経路の詰まり

サッシには、雨水を外部に排出するための排水経路があります。この排水経路が、ゴミやホコリ、落ち葉などで詰まってしまうと、雨水が排出されずにサッシ内に溜まり、雨漏りの原因となります。特に、ベランダに面したサッシや、植木鉢の近くにあるサッシは、排水経路が詰まりやすい傾向があります。

施工不良

サッシの取り付け時に、適切な施工が行われていない場合も、雨漏りの原因となります。例えば、サッシと外壁の間に隙間があったり、シーリング材の塗布が不十分だったりすると、そこから雨水が浸入してしまいます。施工不良による雨漏りは、新築の住宅でも発生することがあります。

台風や強風

台風や強風時は、通常の雨よりも強い雨水がサッシに吹き付けられます。そのため、普段は雨漏りしないサッシでも、台風や強風時には雨漏りすることがあります。特に、海に近い地域や、高層階の住宅は、台風や強風の影響を受けやすい傾向があります。

関連記事:外壁コーキングの補修費用の相場とは?寿命の目安と打ち直し・増し打ちの違い
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自分でできる応急処置と注意点

雨漏りを発見した場合、まずは被害の拡大を防ぐために、応急処置を行いましょう。しかし、DIYでの修理は、かえって状況を悪化させてしまう可能性もあります。ここでは、自分でできる応急処置と、その際の注意点について解説します。

応急処置の方法

  • 養生テープで雨水の浸入箇所を塞ぐ:雨水の浸入箇所が特定できている場合は、養生テープで塞ぎます。養生テープは、剥がす際に跡が残りにくく、比較的簡単に手に入るため、応急処置に適しています。ただし、養生テープはあくまで一時的な対策であり、長期間の使用には向きません。
  • タオルや雑巾で雨水を吸い取る:雨水が室内に浸入している場合は、タオルや雑巾で吸い取り、被害の拡大を防ぎます。吸い取ったタオルや雑巾は、こまめに交換し、湿った状態が続かないように注意しましょう。
  • バケツやビニールシートで雨水を受け止める:天井から雨水が滴り落ちてくる場合は、バケツやビニールシートなどで受け止めます。バケツを使用する場合は、水が溜まりすぎないように、定期的に水を捨てましょう。
  • ブルーシートでサッシ全体を覆う:広範囲に雨漏りが発生している場合は、ブルーシートでサッシ全体を覆います。ブルーシートは、ホームセンターなどで手軽に購入できます。ブルーシートを使用する際は、風で飛ばされないように、しっかりと固定しましょう。

DIYでの修理における注意点

  • 高所作業は絶対に避ける:サッシの修理は、高所作業を伴う場合があります。高所作業は、転落事故などの危険が伴うため、絶対に避けてください。
  • 感電の危険性がある作業は避ける:サッシの近くに電気配線がある場合は、感電の危険性があります。電気配線に関わる作業は、必ず専門業者に依頼してください。
  • 防水処理は慎重に行う:シーリング材などを使用して防水処理を行う場合は、取扱説明書をよく読み、正しい方法で行ってください。不適切な方法で防水処理を行うと、かえって雨漏りを悪化させてしまう可能性があります。
  • DIYでの修理はあくまで一時的な対策:DIYでの修理は、あくまで一時的な対策であり、根本的な解決にはなりません。雨漏りの原因を特定し、適切な修理を行うためには、専門業者に依頼することが重要です。

自分でできる応急処置は、あくまで被害の拡大を防ぐためのものです。雨漏りの根本的な原因を解決するためには、専門業者による調査と修理が必要です。早めに専門業者に相談し、適切な対策を講じましょう。

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雨漏りを放置するリスク

「少しの雨漏りだから、まだ大丈夫だろう」と放置してしまうと、様々なリスクが生じます。雨漏りは、建物の寿命を縮めるだけでなく、住む人の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、雨漏りを放置するリスクについて詳しく解説します。

建物への影響

  • 建物の構造体の腐食:雨水が建物内部に浸入すると、柱や梁などの構造体を腐食させます。構造体の腐食が進むと、建物の耐久性が低下し、最悪の場合、倒壊の危険性も生じます。
  • シロアリの発生:湿った木材は、シロアリにとって格好の住処となります。雨漏りによって木材が湿った状態になると、シロアリが発生しやすくなり、建物の構造体を食い荒らしてしまいます。
  • 断熱材の劣化:雨水が断熱材に浸入すると、断熱性能が低下します。断熱性能が低下すると、夏は暑く、冬は寒い家になり、光熱費がかさんでしまいます。
  • 外壁の劣化:雨水が外壁に浸入すると、外壁材の剥がれやひび割れを引き起こします。外壁の劣化が進むと、建物の美観が損なわれるだけでなく、雨漏りがさらに悪化する原因となります。

健康への影響

  • カビの発生:雨漏りによって湿度が高くなると、カビが発生しやすくなります。カビは、アレルギー性鼻炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こす可能性があります。また、免疫力の低い高齢者や子供は、カビによって肺炎などの感染症を発症するリスクが高まります。
  • シックハウス症候群:雨漏りによって建材が湿ると、建材に含まれる化学物質が放出されやすくなります。これらの化学物質は、シックハウス症候群の原因となることがあります。シックハウス症候群の症状としては、頭痛、吐き気、めまい、皮膚のかゆみなどがあります。

経済的な負担

  • 修繕費用の高騰:雨漏りを放置すると、被害が拡大し、修繕費用が高額になります。早めに修理すれば、比較的安価に済むはずだった工事も、放置したことで大規模な改修工事が必要になることがあります。
  • 光熱費の増加:雨漏りによって断熱性能が低下すると、光熱費が増加します。特に、冬場の暖房費は、大幅に増加する可能性があります。
  • 資産価値の低下:雨漏りは、建物の資産価値を低下させます。将来的に売却を考えている場合は、雨漏りを放置すると、売却価格が大幅に下がる可能性があります。

雨漏りを放置することは、建物、健康、経済的な面で、様々なリスクを伴います。雨漏りを発見したら、早めに専門業者に相談し、適切な対策を講じましょう。

関連記事:雨漏りの火災保険はどこまで・いくらから適用される?適用条件や注意点を解説
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専門業者に依頼するメリット

雨漏りの修理は、DIYで行うことも可能ですが、専門業者に依頼することで、多くのメリットがあります。ここでは、専門業者に依頼するメリットについて詳しく解説します。

原因の特定

雨漏りの原因は、見た目だけでは特定できない場合があります。専門業者は、専門的な知識と経験、そして専用の道具を使って、雨漏りの原因を正確に特定することができます。原因を特定せずに修理を行っても、雨漏りが再発する可能性が高いです。専門業者に依頼することで、雨漏りの根本的な原因を突き止め、再発防止につなげることができます。

適切な修理方法の選択

雨漏りの原因によって、適切な修理方法は異なります。専門業者は、雨漏りの原因や建物の構造などを考慮し、最適な修理方法を選択することができます。DIYで修理を行う場合、適切な修理方法を選択できず、かえって雨漏りを悪化させてしまう可能性があります。専門業者に依頼することで、確実に雨漏りを止めることができます。

確実な施工

専門業者は、専門的な技術と知識を持った職人が、確実な施工を行います。DIYで修理を行う場合、技術不足や知識不足により、不十分な施工になってしまうことがあります。専門業者に依頼することで、安心して修理を任せることができます。

アフターフォロー

多くの専門業者は、修理後にアフターフォローを行っています。修理後に再び雨漏りが発生した場合や、その他の不具合が発生した場合でも、無償で対応してくれることがあります。DIYで修理を行った場合、アフターフォローは期待できません。専門業者に依頼することで、修理後も安心して過ごすことができます。

保証

専門業者は、修理内容に対して保証を付けている場合があります。保証期間内に雨漏りが再発した場合、無償で再修理を行ってくれます。DIYで修理を行った場合、保証はつきません。専門業者に依頼することで、万が一の事態にも備えることができます。

時間と労力の節約

雨漏りの修理は、時間と労力がかかる作業です。DIYで修理を行う場合、自分で材料を調達したり、修理作業を行ったりする必要があります。専門業者に依頼することで、これらの時間と労力を節約することができます。

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信頼できる業者の選び方

雨漏りの修理を依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。悪質な業者に依頼してしまうと、手抜き工事をされたり、高額な費用を請求されたりする可能性があります。ここでは、信頼できる業者の選び方について解説します。

複数の業者から見積もりを取る

複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。見積もりを取る際は、必ず現地調査をしてもらい、詳細な見積もりを出してもらうようにしましょう。見積もり金額だけでなく、工事内容や使用する材料、保証内容なども比較検討することが重要です。

実績と評判を確認する

業者のホームページや口コミサイトなどで、実績と評判を確認しましょう。施工事例やお客様の声などを参考に、信頼できる業者かどうかを判断します。また、近所の人や知り合いに、おすすめの業者を紹介してもらうのも良い方法です。

資格や許可の有無を確認する

建設業許可や防水工事に関する資格など、必要な資格や許可を持っているかを確認しましょう。これらの資格や許可を持っている業者は、一定の技術力や知識を持っていると判断できます。

担当者の対応を見る

見積もりや相談の際の担当者の対応をよく観察しましょう。質問に対して丁寧に答えてくれるか、専門用語を分かりやすく説明してくれるか、こちらの要望をしっかりと聞いてくれるかなどを確認します。親身になって相談に乗ってくれる担当者は、信頼できる業者である可能性が高いです。

契約内容をしっかり確認する

契約前に、契約内容をしっかりと確認しましょう。工事内容、金額、支払い方法、保証内容、アフターフォローなど、不明な点があれば、必ず質問し、納得した上で契約するようにしましょう。契約書は、必ず書面で発行してもらい、大切に保管しておきましょう。

保証内容を確認する

保証内容を確認することも大切です。保証期間や保証範囲、保証の適用条件などを確認し、万が一の事態に備えましょう。保証内容が充実している業者は、自社の施工に自信を持っていると判断できます。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント
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雨漏り修理費用の相場

雨漏りの修理費用は、雨漏りの原因や修理方法、建物の構造などによって大きく異なります。ここでは、一般的な雨漏り修理費用の相場をご紹介します。あくまで目安として参考にしてください。

修理内容 費用相場
シーリングの打ち替え 1箇所あたり5,000円~15,000円
サッシの交換 1箇所あたり50,000円~200,000円
外壁のひび割れ補修 1箇所あたり10,000円~50,000円
屋根の修理 50,000円~500,000円
雨樋の修理 10,000円~100,000円

上記はあくまで一般的な相場であり、実際の費用は、建物の状況や業者によって異なります。必ず複数の業者から見積もりを取り、比較検討するようにしましょう。また、見積もりを取る際は、詳細な工事内容を確認し、納得した上で契約するようにしましょう。

火災保険が適用されるケース:台風や落雷などの自然災害によって雨漏りが発生した場合、火災保険が適用されることがあります。火災保険が適用されれば、修理費用を大幅に抑えることができます。ご加入の火災保険の内容を確認し、保険会社に相談してみましょう。

関連記事:雨漏り修理にかかる費用はいくら?修理箇所ごとの相場や火災保険の適用条件を解説
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まとめ:早めの対処で安心の暮らしを

サッシからの雨漏りは、放置すると建物や健康に深刻な影響を及ぼす可能性があります。雨漏りの兆候に気づいたら、早めに原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。この記事では、雨漏りの原因、自分でできる応急処置、専門業者に依頼するメリット、信頼できる業者の選び方、修理費用の相場について解説しました。

ご自身での判断が難しい場合は、無理をせずに専門業者に相談することをおすすめします。専門業者は、専門的な知識と経験、そして専用の道具を使って、雨漏りの原因を正確に特定し、最適な修理方法を提案してくれます。信頼できる業者を選び、安心して雨漏りの修理を任せましょう。

雨漏りは、放置すればするほど被害が拡大し、修繕費用も高額になる傾向があります。早めの対処が、あなたのお家と家族の健康を守ることに繋がります。雨漏りの心配がある方は、今すぐ専門業者に相談し、安心の暮らしを手に入れましょう。

外壁塗装の窓口では、お客様のニーズに合った優良な施工加盟店をご紹介しております。雨漏り修理だけでなく、外壁塗装や屋根塗装など、お家のメンテナンスに関することなら何でもご相談ください。経験豊富なスタッフが、お客様のお悩みを解決するために、親身になってサポートいたします。ぜひお気軽にお問い合わせください。

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