2025-06-25 02:03:17 更新

台風に強い屋根にするには?屋根修理・メンテナンスで備える災害対策

台風に強い屋根にするには?屋根修理・メンテナンスで備える災害対策
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。累計65万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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近年、大型化・激甚化する台風により、屋根の被害が多発しています。屋根は住まいを守る重要な役割を担っているため、台風による被害を最小限に抑えるためには、日頃からの備えが不可欠です。この記事では、台風に強い屋根にするための具体的な対策について、屋根の点検からメンテナンス、屋根材の選び方まで、詳しく解説します。安心して暮らせる住まいづくりのために、ぜひ参考にしてください。

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なぜ屋根は台風で被害を受けやすいのか?

台風に備えた屋根の点検とメンテナンス

台風に強い屋根材を選ぶ

屋根材の固定方法を強化する

雨漏り対策の徹底

火災保険の活用

業者選びの注意点

まとめ

なぜ屋根は台風で被害を受けやすいのか?

屋根は、常に雨風や紫外線にさらされているため、経年劣化が進みやすい箇所です。特に台風時には、強風や飛来物によって甚大な被害を受ける可能性があります。屋根が台風で被害を受けやすい原因を詳しく見ていきましょう。

強風による屋根材の飛散・剥がれ

台風の強風は、屋根材に直接的な力を加えます。特に、瓦やスレートなどの屋根材は、固定が不十分な場合、強風によって飛散・剥がれてしまうことがあります。また、屋根材の下に雨水が浸入し、内部構造を腐食させる原因にもなります。

飛来物による屋根の損傷

台風時には、看板や樹木、電線など、様々なものが強風によって飛ばされます。これらの飛来物が屋根に衝突すると、屋根材の破損や下地の損傷を引き起こすことがあります。特に、古い屋根やメンテナンス不足の屋根は、飛来物による被害を受けやすい傾向があります。

雨漏りの発生

屋根材の破損やズレ、防水シートの劣化などが原因で、雨漏りが発生することがあります。雨漏りは、建物の内部を腐食させるだけでなく、カビの発生や漏電など、様々な二次被害を引き起こす可能性があります。

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台風に備えた屋根の点検とメンテナンス

台風による被害を未然に防ぐためには、定期的な屋根の点検とメンテナンスが重要です。ここでは、具体的な点検ポイントとメンテナンス方法について解説します。

自分でできる屋根の点検ポイント

安全に配慮した上で、以下の点をチェックしてみましょう。

  • 屋根材のズレや浮き、割れ:瓦やスレートがずれていたり、浮いていたり、割れていないか確認します。
  • 漆喰の剥がれやひび割れ:瓦の接合部分に使われている漆喰が剥がれていたり、ひび割れていないか確認します。
  • 雨樋の詰まりや破損:雨樋に落ち葉やゴミが詰まっていないか、破損していないか確認します。
  • コケや藻の発生:屋根にコケや藻が発生していないか確認します。
  • 棟板金の浮きや剥がれ:屋根の頂上部分にある棟板金が浮いていたり、剥がれていないか確認します。

高所での作業は危険ですので、無理に行わず、専門業者に依頼することをおすすめします。

専門業者による屋根の点検

専門業者による点検では、屋根の内部構造や防水シートの状態など、自分では確認できない箇所もチェックしてもらえます。また、点検結果に基づいて、適切なメンテナンス方法や修理方法を提案してもらえます。

点検の際には、以下の点を確認しておきましょう。

  • 点検費用:事前に見積もりを取り、費用を確認しましょう。
  • 点検内容:どのような箇所を点検するのか、具体的な内容を確認しましょう。
  • 報告書:点検結果を詳しく記載した報告書を作成してもらいましょう。

定期的なメンテナンスの重要性

定期的なメンテナンスを行うことで、屋根の寿命を延ばし、台風による被害を最小限に抑えることができます。メンテナンスの頻度は、屋根材の種類や築年数によって異なりますが、一般的には5~10年に一度程度が目安です。

メンテナンスの内容としては、以下のようなものがあります。

  • 屋根材の補修・交換:割れたり、剥がれたりした屋根材を補修・交換します。
  • 漆喰の塗り直し:剥がれた漆喰を塗り直します。
  • 雨樋の清掃・修理:詰まった雨樋を清掃し、破損した箇所を修理します。
  • 防水シートの補修・交換:劣化した防水シートを補修・交換します。
  • 屋根塗装:屋根材の表面を保護し、防水性を高めます。

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台風に強い屋根材を選ぶ

屋根材の種類によって、耐風性能や耐久性が異なります。ここでは、台風に強い屋根材の選び方について解説します。

防災瓦

防災瓦は、瓦同士を連結させることで、強風による瓦の飛散を防ぐことができます。また、通常の瓦よりも耐久性が高く、割れにくいという特徴があります。地震対策としても有効です。

金属屋根

金属屋根は、軽量で耐震性に優れており、強風にも強いという特徴があります。また、錆びにくい素材を使用しているため、耐久性も高いです。ガルバリウム鋼板やステンレスなどがよく用いられます。

スレート屋根の注意点

スレート屋根は、比較的安価で施工しやすいというメリットがありますが、耐風性能は他の屋根材に比べて劣ります。台風の多い地域では、スレート屋根の固定方法を強化したり、他の屋根材への葺き替えを検討することをおすすめします。

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屋根材の固定方法を強化する

屋根材の種類だけでなく、固定方法も耐風性能に大きく影響します。ここでは、屋根材の固定方法を強化するための対策について解説します。

釘やビスの増し打ち

屋根材を固定している釘やビスが緩んでいる場合、強風によって屋根材が浮き上がってしまう可能性があります。釘やビスを増し打ちすることで、屋根材の固定力を高めることができます。

耐風金具の設置

耐風金具は、屋根材を強固に固定するための金具です。特に、瓦屋根やスレート屋根など、風の影響を受けやすい屋根材には、耐風金具の設置が有効です。

屋根の葺き替え

屋根の老朽化が進んでいる場合や、現在の屋根材の耐風性能が低い場合は、屋根の葺き替えを検討することをおすすめします。葺き替えの際には、耐風性能の高い屋根材を選び、適切な固定方法で施工してもらうことが重要です。

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雨漏り対策の徹底

台風による雨漏りは、建物の内部を腐食させるだけでなく、様々な二次被害を引き起こす可能性があります。ここでは、雨漏り対策について解説します。

防水シートの点検と補修

防水シートは、屋根材の下に敷かれている防水のためのシートです。防水シートが劣化していると、屋根材から浸入した雨水が建物内部に侵入してしまいます。定期的に防水シートの状態を点検し、必要に応じて補修・交換を行いましょう。

シーリングの補修

屋根の接合部分や窓枠の周囲などには、シーリング材が使用されています。シーリング材が劣化すると、ひび割れや剥がれが生じ、そこから雨水が浸入することがあります。定期的にシーリング材の状態を点検し、必要に応じて補修を行いましょう。

雨樋の清掃

雨樋に落ち葉やゴミが詰まっていると、雨水が適切に排水されず、屋根裏に溜まってしまうことがあります。定期的に雨樋を清掃し、雨水の流れをスムーズに保つことが重要です。

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火災保険の活用

台風による屋根の被害は、火災保険で補償される場合があります。ここでは、火災保険の活用について解説します。

保険内容の確認

まずは、加入している火災保険の内容を確認しましょう。風災や水災による被害が補償対象となっているか、免責金額はいくらかなどを確認します。保険証券や保険会社のウェブサイトで確認できます。

被害状況の記録

屋根の被害状況を写真や動画で記録しておきましょう。被害状況を記録することで、保険会社への申請がスムーズに進みます。被害箇所全体と、被害の程度がわかるように、複数の角度から撮影しておきましょう。

保険会社への連絡

被害状況を記録したら、速やかに保険会社に連絡しましょう。保険会社から申請に必要な書類や手続きについて説明があります。また、修理業者を紹介してもらえる場合もあります。

修理業者の選定

保険会社から紹介された修理業者だけでなく、複数の業者に見積もりを依頼し、信頼できる業者を選びましょう。見積もり内容を比較検討し、適切な修理方法と費用を提示してくれる業者を選びましょう。その際、「外壁塗装の窓口」のようなマッチングサイトを利用して、複数の業者から見積もりを取るのも有効な手段です。優良な業者を見つける手助けになるでしょう。

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業者選びの注意点

屋根の修理やメンテナンスを業者に依頼する際には、以下の点に注意しましょう。

見積もりの内訳

見積もりの内訳が明確であるかを確認しましょう。使用する材料の種類や数量、作業内容などが詳細に記載されているかを確認します。不明な点があれば、業者に質問し、納得できるまで説明を受けましょう。

実績と評判

業者の実績と評判を確認しましょう。過去の施工事例や顧客からの評判などを参考に、信頼できる業者を選びましょう。インターネット上の口コミサイトや、業者のウェブサイトで確認できます。

資格の有無

業者が、屋根工事に関する資格を持っているかを確認しましょう。建築士や瓦葺き技能士などの資格を持っている業者であれば、専門的な知識や技術を持っていると判断できます。

アフターフォロー

アフターフォローの内容を確認しましょう。工事後の保証期間や、定期点検の有無などを確認します。万が一、工事後に不具合が発生した場合でも、きちんと対応してくれる業者を選びましょう。

これらのポイントに注意して業者を選び、信頼できる業者に屋根の修理やメンテナンスを依頼することが重要です。もし業者選びに迷ったら、「外壁塗装の窓口」にご相談ください。お客様に最適な業者をご紹介いたします。

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まとめ

この記事では、台風に強い屋根にするための対策について解説しました。台風による屋根の被害は、日頃からの備えと適切なメンテナンスによって、最小限に抑えることができます。定期的な点検とメンテナンスを行い、必要に応じて屋根材の交換や固定方法の強化を検討しましょう。また、火災保険の活用や信頼できる業者の選定も重要です。この記事が、皆様の安心・安全な住まいづくりの一助となれば幸いです。

もし屋根のことでお困りのことがあれば、「外壁塗装の窓口」にお気軽にご相談ください。専門の知識を持ったスタッフが、お客様のお悩みを解決いたします。安心して暮らせる住まいづくりを、私たちがお手伝いさせていただきます。

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