2025-01-10 15:51:29 更新

ジョリパットフレッシュの価格と耐用年数は?メリット・デメリットを解説

ジョリパットフレッシュの価格と耐用年数は?メリット・デメリットを解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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ジョリパットフレッシュは、ジョリパット壁の塗り替えに適した専用塗料です。落ち着きのある上品な風合いが特徴で、カラーやデザインの組み合わせ次第でオリジナリティのある外壁を実現できます。しかし、防水性が低く、適切なメンテナンスをしないとカビや汚れなどの劣化症状が目立ちやすくなるため、施工時には注意が必要です。

ここでは、ジョリパットフレッシュの特徴を紹介するとともに、メンテナンスをする際の注意点を解説します。外壁の塗り替えを検討している人は、ぜひ参考にしてください。

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関連記事:ジョリパットとは?価格やパターン、外壁に塗る時の注意点を解説

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ジョリパットフレッシュとは?

ジョリパットフレッシュの種類

ジョリパットフレッシュのメリット

ジョリパットフレッシュのデメリット・注意点

ジョリパットフレッシュのメンテナンス方法

ジョリパットフレッシュの特徴を知り外壁塗装に活かそう

ジョリパットフレッシュとは?

ジョリパットフレッシュとは、アイカ工業株式会社が2008年から販売しているジョリパット専用の塗り替え塗料です。ジョリパットはアイカ工業株式会社が1975年から発売しているモルタル外壁の仕上げ材で、住宅の新築時やリフォームに使用されています。

ジョリパットはシリーズ化されており、ジョリパットフレッシュはシリーズの中で改修用トップコートスタンダードタイプに位置付けられます。ジョリパットの風合いやデザインを残したまま塗り替えできるのが特徴で、シリーズの中で最も採用されることの多い人気の塗料です。

ジョリパットフレッシュの価格

ジョリパットフレッシュの価格は、1㎡あたり5,000円前後が相場です。汚れや紫外線に強い低汚染仕様であり、耐久性も高いことから、他の塗料に比べると価格は高めです。また職人が手作業で施工するため、実際の施工時は人件費も高くなります。耐用年数が高いためメンテナンス費用は節約できますが、初期費用が高くなる点には注意しましょう。

ジョリパットフレッシュの耐用年数

ジョリパットフレッシュの耐用年数は15~20年とされており、住宅の塗り替えに用いられることが多いシリコン塗料の耐用年数12~15年よりも長めです。定期的なメンテナンスを怠らなければ、50~60年の耐用年数を誇るともいわれています。

一度メンテナンスをすれば、その後15年くらいは表面の塗り替えだけで済みます。逆にメンテナンスを怠ると、色褪せや汚れなどが発生して、劣化が進行しやすくなります。汚れやヒビが発生する前にメンテナンスをすれば耐用年数をのばせるので、定期的に点検して状況を確認することが大切です。

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ジョリパットフレッシュの種類

ジョリパットはシリーズ化されており、高耐候性タイプや高耐候性タイプなど、さまざまな種類があります。最も適した塗料を選ぶために、それぞれの種類の特徴を把握しておきましょう。

ジョリパットアルファ

ジョリパットアルファは、防藻・防カビ性能を備えたスタンダードタイプの塗装材です。菌類の繁殖を長期間防ぐため、湿気が発生しやすい場所でも綺麗な外壁を維持できます。内外装どちらも利用でき、カラーバリエーションも141色あるため、豊富な選択肢から自由に選べます。

ジョリパットフレッシュ

ジョリパットの風合いや質感を活かすために開発された専用塗料で、モルタルならではのデザイン性や風合いを活かせるのが利点です。ツヤを抑えたマットな仕上がりが特徴で、上品で落ち着いた風合いを実現できます。また、耐候性にも優れており、外壁の劣化を防ぎながら長期間美しい外観を維持できます。

外壁だけでなく、外構や内装に用いられることも多く、一般的な戸建てから飲食店、商業施設にいたるまで幅広いシーンで使用されています。

ジョリパットフレッシュ∞

ローラー塗りで簡単に施工ができる高耐久性塗料です。紫外線によるラジカルの発生を抑制する技術により、塗膜の劣化を抑え、色あせなどの劣化を長期間抑える効果を期待できます。紫外線の強い地域で美観を長持ちさせたい場合に、ピッタリの塗料です。

ジョリパットネオ

汚れ防止、ひび割れ防止性能に優れた可とう性低汚染タイプの外装用塗り壁材です。柔軟性のある塗膜が下地のひび割れを防ぎ、外壁の美観を長く維持します。機能性が高いだけでなく、カラーバリエーションも127色あり、豊富な選択肢が用意されています。専用骨材やパターンローラーを使用すれば、さまざまなデザインに仕上げられます。

ジョリパットフレッシュクール

外気の熱を遮断して室内の温度上昇を抑える、遮熱タイプの改修用トップコートです。塗膜が太陽光の赤外線を弾いて壁面温度を低下させるため、夏場も室内の温度上昇を抑えることができ、冷房代の削減につながります。スタンダードタイプよりも費用は高めですが、冷房代を削減できることを考えれば、コスパは良好です。特に濃い色の外壁は赤外線を吸収しやすく、外壁の温度も上がりやすいので、遮熱効果が大いに役立ちます。

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ジョリパットフレッシュのメリット

ジョリパットフレッシュには、機能面とデザイン面で優れたメリットがあります。外壁の塗り替えをする前に、主なメリットを確認しておきましょう。

汚れやカビが付きにくい

親水性の高い塗料のため、汚れがついても雨で自然に流れやすいという利点があります。また、防藻・防カビ性能もあり、湿気を吸っても調整できるため、長期にわたってカビや藻の繁殖を防ぐことができます。オプションで汚染防止のオーバーコートを塗れば、より汚れが付きにくくなります。メンテナンスの手間を省きたい人や、美観を長く維持したい人にはおすすめの塗料です。

紫外線に強い

他の塗料と比べて色褪せしにくいのも魅力の一つです。アクリルシリコン樹脂を使用した耐候性の強い塗料であるため、時間が経過しても色褪せしにくく、濃い色も長持ちします。また、経年で自然な風合いも出てくるため、素朴な味わいを楽しめます。紫外線の強い地域に住んでいる人や、外壁の色褪せを防ぎたい人にはピッタリの塗料です。

デザイン・カラーのバリエーションが豊富

デザインとカラーバリエーションが豊富で、選択肢の幅が広いのもメリットの一つです。 カラーは明るいビビットカラーから落ち着いた日本の伝統色まで100種類以上あり、仕上げのデザインもレンガブロック調から石目調まで複数のパターンから選べます。

同じ素材でも色やデザインの組み合わせ方次第でさまざまな表情を実現できるので、個性的でオリジナリティのある外壁に仕上げたい人におすすめです。

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ジョリパットフレッシュのデメリット・注意点

ジョリパットフレッシュには利点が多い一方で、いくつか欠点も存在します。施工してから後悔することがないように、ここで注意点を確認しておきましょう。

防水性が低い

ジョリパットは水に弱い素材であり、防水性は高くありません。 そのため、下地材は耐水性の高いものを用意しなければならず、定期的に塗装して外壁の防水力を高める必要があります。

雨が降った際に、雨水が流れ落ちずに外壁に染み込んでいる場合は、塗材の防水性が落ちているサインです。そのまま放置するとカビやひび割れが発生し、下地にまで悪影響を及ぼす可能性があるため、早めのメンテナンスが必要です。

他の塗料に比べて価格が高い

ジョリパットフレッシュの耐用年数が長い分、他の塗料に比べて価格が高い傾向にあります。施工価格は高めですが、施工後はメンテナンスの手間を省けるため、長い目で見ればコストパフォーマンスは良好です。外壁面積や下地の劣化状況などによって価格は変動するので、業者に見積もりを依頼して実際の施工価格を確認しておきましょう。

職人の技術力に左右されやすい

ジョリパットフレッシュは現場で施工されるため、職人の技術力によって仕上げが左右されやすい傾向があります。吹付仕上げやローラーパターン仕上げの場合は、職人による差異が出にくいですが、手で模様をつけるコテ仕上げの場合は、職人によって仕上がりに違いが出やすいので注意が必要です。デザインや仕上がりににこだわりたい場合は、職人選びも慎重に行う必要があります。

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ジョリパットフレッシュのメンテナンス方法

ジョリパットの美しいデザインを維持するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。劣化症状が現れたら、早めのメンテナンスが必要です。おしゃれな外壁を維持するために、適切なメンテナンス方法を把握しておきましょう。

水洗いをする

汚れを見つけたら、柔らかいブラシを使用して水洗いをしましょう。汚れやカビなどを放置すると劣化の原因になりますが、定期的に水洗いをすることで外壁の寿命を延ばすことができます。 

ただし、高圧洗浄は不要です。高圧洗浄で汚れを落とそうとすると、塗膜表面の凹凸が削られてしまい、せっかくの風合いが損なわれてしまいます。水洗いをするときは力を入れずに、こするようにして汚れを落としましょう。

専用塗料で塗り替える

外壁にカビやコケ、ひび割れなどの劣化症状が現れたら、塗り替えを検討しましょう。外壁が劣化すると雨水を弾かなくなり、カビやコケなどが発生します。そのまま放置すると、さらに劣化してしまうので早めに対応が必要です。

ただし、塗り替えるときは通常の塗料ではなく、専用塗料を使いましょう。通常の塗料で塗装をしてしまうと、ジョリパット独特の質感が損なわれてしまいます。外壁の上質な質感を残したいなら、アイカ工業が販売している専用の塗り替え材「ジョリパットフレッシュシリーズ」を使用しましょう。

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ジョリパットフレッシュの特徴を知り外壁塗装に活かそう

ジョリパットフレッシュは、ジョリパットの風合いやデザインを残したまま塗り替えできる専用塗料です。デザインやカラーバリエーションが豊富で、他にはないオリジナルデザインの外壁を実現できます。

防水性が低く、初期費用が高いといったデメリットもありますが、定期的にメンテナンスをすれば耐用年数を50~60年まで伸ばせるため、コスパは良好です。仕上がりは職人の腕に左右されやすいため、実績の多い信頼できる業者に施工を依頼しましょう。

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