「壁にひび割れを発見した場合どうすればいいのか」「ひび割れを補修するとしたら、どのくらいの費用が必要なのか」とお悩みではないでしょうか。簡単なものは自分でも補修できると思うこともあるでしょう。
小さなひび割れも、放っておくとやがて大きなトラブルに発展します。そこでこの記事では、ひび割れの種類や原因のほか、どのような対処法があり、補修にはどの程度の費用が必要なのかを解説します。
1 . ひび割れの種類と発生原因
自分の家の外壁をまじまじと眺めたことはありますか?
「そう言えば最近、ひび割れのようなものが目立ってきた……」
「築10年になるけど、少し前からひび割れが。このまま放置していいの?」
普段から自宅の外壁を注意深く見ている人はそう多くはないでしょう。そのため、もしかすると知らないうちに自宅の外壁に、ひび割れが起こっているかも知れません。大切な家の壁にひび割れが生じているのが発覚した途端、とても心配になるでしょう。
外壁にひび割れが起きているにもかかわらずそのまま放置していると、外壁材が剥がれてきたり、雨漏りに発展してしまう場合があります。
ひび割れの原因はさまざまですが、ここではまず、大事な家の外壁に発生するひび割れの種類について見ていきましょう。
1-1 ヘアークラック
外壁の表面には塗料を塗ります。これは乾燥させることによって、塗膜と呼ばれる薄い保護膜となるのです。
この塗膜がひび割れてしまった状態のことを「ヘアーラック」と呼んでいます。コンクリートやモルタルの外壁で起こります。
【発生原因】紫外線などの影響によってコンクリートやモルタルが乾燥し、収縮や膨張を起こすことで外壁の表面にひび割れが発生します。一般的には、経年劣化による症状であると言えます。
しかし、築年数が極端に短い時期に亀裂が現れたのならば、まずは「施工時における塗料の乾燥期間が不適切であった」という理由が考えられます。
次に「塗料と素地の相性が悪い」というケースもあります。これは、例えば「下地に弾性塗料を使用し、仕上げ塗装に硬質塗料を使用した。その結果、下地の弾性による動きに仕上げの硬質塗料が耐えられず、表面にひび割れが生じた」といったようなものです。これは施工業者に原因があります。
ただし経年劣化によるヘアークラックの場合は、建物が崩れるなどといった心配はありません。コンクリートやモルタルの特性なので、早急に補修する必要はありません。
ちなみにヘアークラックのヘアーとは、髪の毛のことです。それほどの細いひび割れという意味なのです。
【ヘアークラックの補修方法】ヘアークラックが起こっている部分だけを簡単に補修する方法もあります。基本的には、ヘアークラックが起きた時点で外壁塗装を行なうことをオススメします。
■ ヘアークラックは小さなひび割れなので、塗装を重ね塗りすることで埋められます。ポイントは、「フィラー」と呼ばれる下地材を、ひび割れている箇所にしっかりと刷毛で擦り込むことです。そうすれば、ひび割れの再発を抑制できます。 ■ ポンプ式の注入器を使ってひび割れしている箇所にセメント接着剤を注入し、ひび割れを埋めてしまう方法もあります。 ■ さらにひび割れに沿って電動工具でV型の溝を掘り、細いひび割れには注入しにくいコーキング材やセメント接着剤をひび割れ部にしっかりと注入接着する「Vカット(またはUカット)」という補修方法もあります。 ■ さらに簡単なものとして、吹き付けるだけの「スプレー式被覆補修」や、微細なセメントの粉を塗布して覆う「チョーク式被覆補修」があります。これらはDIYでも可能な補修方法です。
1-2 構造クラック
これは塗膜表面に起こるものとは違い、外壁の内部にまでひび割れが到達してしまった状態を指しています。これが発生した原因は、いくつも考えられます。まずは「地盤の不同沈下や基礎の劣化」。
さらに「設計ミス」や「補強材(筋違い)の不足」など。これらは業者の責任が大きいと思われます。
そして建築時には予測できなかった要因が「想定以上の地震の揺れや強風の外的要因」によるものです。このような原因で建物に負荷がかかり、躯体が傾くことで構造クラックが発生します。
構造クラックが危険と言われるのは、発生原因が建物の構造自体に起きているケースが多いためです。構造クラックを発見した場合、速やかに点検・補修を行なうことを推奨します。さらに場合によっては、建物の強度計算と施工時の工法の確認が必要となります。
【構造クラックの補修方法】構造クラックはひび割れが深いので、塗装で表面処理をしても意味がありません。割れを防ぐためには、ひび割れの内部にシーリング材(コーキング材)をしっかりと充填する必要があります。
構造クラックはヘアークラックと違い、素人DIYで何とか補修できるレベルではないので、専門業者に依頼しましょう。
1-3 開口クラック
窓枠や扉などの開口部周辺に発生し、開口端部から斜め方向に亀裂が入るのが特徴です。
開口部は上下左右に力がかかりやすい場所であることから、建物が受ける揺れやゆがみで外壁がずれてしまい、端から亀裂が始まってしまうのです。それゆえ、原因を完全に排除するのは難しいひび割れなのです。
雨水が通りやすい場所であり、放置するとクラックから外壁内部に水が染み込んでしまうため、業者に相談して早急な処置が不可欠です。
1-4 乾燥クラック
クラック幅が極めて狭く、間近で見てようやく確認できるひび割れです。
伝統的な湿式工法を用いたモルタルの外壁に多く見られる現象です。塗料を乾燥させる過程で壁材の水分が蒸発し、乾燥と収縮を繰り返すことでひび割れが発生。ただしこれは塗膜表面のみに現れるクラックなので、完全に乾燥すればクラックが広がることはありません。
塗装の下塗りに「微弾性フィラー」を使用し、上塗り(仕上げ塗り)に弾性塗料を使用することで、乾燥伸縮に強くひび割れのしにくい外壁になります。
1-5 縁切れクラック
「前に塗った箇所」と「後から塗る箇所」の塗料同士の繋ぎ目部分にひび割れが発生する現象です。
こちらも伝統的な湿式工法を用いたモルタルの外壁に多く見られる現象です。塗装工事が中断されて時間が経過すると、塗料の乾燥具合に差が出てひび割れが発生してしまうのですが、外壁塗装を行う職人が注意していれば防げます。
乾燥クラックと縁切れクラックは、いずれも施工業者が注意を払えば防げるものです。工事途中や終了後すぐに発見した場合は、適正に対応してもらうのが最良の方法です。
2 . 放置したら危険!小さなひび割れに潜むリスク
外壁に現れるひび割れは、最初のうちは小さなものから始まります。それほど気にならない場合も多いため、何となく放置してしまいがちですが、知らぬ間にひび割れが大きくなってしまうことがあります。
ひどいときは家そのものが危険な状態になっていた、というケースまであります。
以下、まずはひび割れがもたらす5つのリスクを紹介しましょう。
①雨漏りにつながるひび割れている場所から雨水が浸入することがあります。最初のうちは室内への影響はありませんが、水を含んでいる状態が長く続くと、室内への雨漏りにつながってしまう可能性があります。
②建物全体の耐久性が減少ひび割れを放置していると建物の劣化が進行することとなり、サイディングやモルタルの下地部分(木部)が腐食してしまいます。最悪の場合、外壁材を取り替える工事が必要となってしまいます。
③湿気によるカビの発生ひび割れから雨水が浸入すると、室内はカビが発生しやすい環境になります。カビが繁殖した場所で生活していると、空気中のカビ菌が体内に入り込んで感染症やアレルギー、中毒などを引き起こし、命が危険に晒されることもあります。
④湿気によるシロアリの発生ひび割れから浸入した雨水が外壁内部の構造体にも浸透すると、家の内部でシロアリが発生しやすくなってしまう恐れがあります。シロアリは間違いなく建物の弱体化を招き、倒壊のリスクを高めます。
⑤美観の低下そして外壁にひび割れがあると、間違いなく建物が古びた印象になります。
2-1 構造体の劣化
建物の構造体には、木材や鉄筋などが使われています。
通常、軽度の浸水であれば外装材と下地材の防水シートが食い止めてくれるので、建物内部の構造体がすぐに腐食してしまうことはありません。
ところが、ひび割れを長期間放置し続けてしまい、外壁の下地でさえも食い止められないほどの水分が長期間浸水し続けると、やがてその水は構造体にまで達します。その結果、構造体に腐食が広がり劣化してしまうのです。
木造住宅であれば、木材の腐食やカビ、シロアリの発生を誘発してしまいます。鉄骨住宅であれば鉄筋に錆びが生じてしまい、家の基礎はみるみる耐久性を落としてしまいます。
ひび割れの早期発見とメンテナンスは、構造体の劣化による大掛かりな補強工事を発生させないためにも、非常に重要な作業と言えるでしょう。
2-2 爆裂現象
「爆裂」というのは、モルタルやコンクリートが内部の鉄筋の膨張によって、剥がれ落ちてしまう現象のことです。躯体中の鉄筋がコンクリートのひび割れ、中性化などが原因で腐食したり、錆びたりすると、錆びた部分の鉄は体積が2~2.5倍に膨張してしまいます。この膨張圧が周りのコンクリートのひび割れを更に誘発させながら表面のモルタルやコンクリートを外に押し出し、欠落させてしまう現象です。
さらに手がつけられないのが、モルタルやコンクリートが剥がれた箇所から、新たに雨水が浸水することです。それにより錆びは外壁表面では留まらず、構造体の内部まで浸透することがあります。
あるいは、水以外の物質も通れるほどの大きな穴になってしまうと、湿気を好むシロアリなどの害虫が、建物内部に侵入してしまう恐れもあります。だからこそ、爆裂が起きる前に、早めにひび割れを補修しなくてはなりません。
3 . 外壁のひび割れ補修の方法と費用相場
ひび割れを発見したら、まずは以下のように判断しましょう。
■ 自分で補修できるのは、ひび割れの幅が0.3mm以下の細い場合のみ ■ 幅1mm以上、または高い位置にあるひび割れは業者に依頼するいずれにしても、外壁にひび割れが発生していたならば、素人判断で済ますのではなく早めに専門業者に点検してもらい、必要ならば補修をすることが大切です。
ひび割れの補修は大きく分けて「部分補修」と「全体補修」に分けられます。それぞれどんな補修をするのか、まずは確認してみましょう。
3-1 部分補修
部分補修は、ひび割れが起きた部分だけを修理していくものです。おもにシーリング材と呼ばれる補修剤を使用します。
シーリング材にはゴムのような弾力があり、ひび割れた部分に注入することで隙間を埋めてくれる上、外壁が動いてもクッションの役目を果してくれます。密閉する力にも優れており、雨水の侵入も防いでくれるのです。
シーリング材は目地や隙間などに充填し、防水性や気密性を保持するために用いられるペースト状の材料です。同じように隙間を埋める材料としてコーキング材と呼ばれるものがありますが、実はこれらは呼び方が違うだけで、どちらも同じ用途のものとして扱われています。
しかし、ひび割れの箇所があまりに多いケースや、外壁全体の劣化が深刻な場合は、部分補修をしたとしても、すぐに別の劣化症状が起きてしまうこともあります。ひび割れの規模や外壁全体の劣化具合をチェックして、適切な補修を行うことが肝心です。
3-2 全体補修
ひび割れの症状がひどい場合や、家を建ててから10年ほどが経過している
ならば、全体的な補修として外壁塗装を行うのがいいでしょう。
外壁塗装は10年に一度を目安に行うのが一般的とされています。10年ごとに塗装をすることで、家の傷み具合を抑えられ、長く守っていくことができます。なぜならば外壁は紫外線や風雨、汚れ、カビ、コケなどあらゆる天敵に晒され続けているからです。
これを放っておくと見栄えが悪くなったり劣化が進んでしまうのです。
3-3 足場を組んで補修する場合の費用
業者に外壁のひび割れ補修を依頼した場合、足場がない場合と足場を使用する場合では費用が違ってきます。これは足場を構築するための「足場代」が加算されるためであり、仕方ない出費なのです。
それだけでなく、足場を築いたことで補修できる範囲が広がり、その分の費用が高くなる傾向もあります。逆に、足場を構築しなければ費用は安く抑えられますが、補修できる範囲が狭まってしまい完全なメンテナンスにならないのが欠点です。
足場のある・なしで費用が大きく違ってくるため、足場がどうしても必要な場合は外壁塗装も検討してみてはどうでしょうか。ひび割れ補修と外壁塗装をセットで行ってしまえば、それぞれで必要な足場代を一回分で済ますことができるのです。
これなら費用の節約だけではなく、時間の節約にもなるでしょう。
3-4 シーリング材を打ち直す場合の費用
シーリング材の用途の1つ目は、サイディングのひび割れを防ぐことです。
サイディング壁というのは、サイディングボードを外壁下地に張り付ける工法で施工したものです。サイディングボードは堅く薄いため気温変化により膨張したり、地震の揺れなどで負荷がかかったりすると、ひび割れや破損を起こす可能性があるのです。そのため「目地」と呼ばれる隙間にシーリング材を充填することで、サイディング壁への負荷を軽減して不具合が起きるのを防ぎます。
2つ目の用途は、接着剤として建材を固定することです。
屋根の工事では、屋根の棟板金が飛んでいかないように釘で固定します。さらに釘を打ち込んだところにシーリング材を打つと飛散防止に役立ちます。また瓦屋根のズレを補修する際、シーリング材を接着剤として使用することもあります。
そんなシーリング材を使った工事には「打ち増し」と「打ち替え」という、2種類があります。それぞれの工事費用目安は以下の通りです。
■ 打ち替え工事 工事内容:既存のシーリングを剥がして新しくシーリング材を打つ 価格目安:700円~1,200円/m ■ 打ち増し工事 工事内容:既存のシーリングの上からシーリング材を打つ 価格目安:500円~900円/mこれはあくまでも一般的な目安です。業者によって設定価格は異なりますし、地域や劣化状況などでも費用は違います。さらに足場代などの費用が必要な場合もあるので、正確な工事価格を把握するために現場調査・見積りを依頼しましょう。
3-5 外壁を塗り直す場合の費用
最初に覚えておきたいのが、家全体の修理を幅広く行っている業者も存在してはいますが、塗装業者の得意分野はあくまでも塗装のみ、ということです。
前にも触れましたが、塗装のみで補修できるのは軽微なヘアークラック程度です。
外壁の材質にもより違いはありますが、塗装の傷みが目立ってくる10年を目安に行うと外壁が長持ちします。
前の項でも触れたように、足場が必要な補修が必要となった場合、外壁の塗装も同時に行なってしまえば、足場代が1度で済ませられるので経費節減ができます。
表は一般的な一戸建て住宅の塗装費用です。ひび割れの補修が必要な場合は、その分の料金が加算されます。
4 . ひび割れの発生を防ぐ方法
外壁塗装の耐久性が無くなってくることで、ヘアークラックと呼ばれる小さなひび割れが入ります。これがさらに進行すると、構造クラックと呼ばれる、建物自体に歪みが起きることによるひび割れが発生してしまいます。
そんなひび割れを防ぐには、早めにメンテナンスを行なうことがもっとも効果的です。定期的な調査で状態を確認し、悪い部分があればすぐに直すよう心がけましょう。
4-1 定期的なメンテナンス
あまり実感が湧かないかも知れませんが、建物である限り紫外線や雨風、ホコリ、地震の揺れ、気温の変化により起こる収縮など、自然環境が発生させるダメージを毎日受けています。
そのため、外壁と外壁に施された塗装は、毎日少しずつすり減らされているような状態にあるのです。そこで、タイミングを見計らってメンテナンスすることは不可欠になる訳です。
家は小さな物ではない上に、外壁は広範囲でメンテナンスにお金がかかるため、頻繁に行なう訳にはいきません。そのため10年が修繕目安となっているのです。
外壁のメンテナンスに不可欠な外壁塗装は、当然のことながら塗料を塗る必要があります。この塗り替え時に使用する塗料には、耐久性(耐用年数)と呼ばれている塗料の効果が保てる期間を示す時期が示されています。
以下が、外壁塗装で使われる塗料の耐久性(耐用年数)の一覧になります。
このように各系統の塗料によって耐久性(耐用年数)が大きく異なります。耐久性が高いものは、当然費用も高くなります。家を建てたとき、フッ素や遮熱などの効果が高い塗料を使用しているのであればいいですが、そうでなかった場合はアクリルやウレタン、シリコンといった塗料が使われているはずです。
その場合、約10年前後で耐久度が切れることから、外壁塗装は築10年が目安と言われる訳です。
4-2 技術力ある業者に塗装を依頼する
では実際に外壁の塗装をしようと考えた場合、どのような点に注意して業者を選ぶと失敗が少ないのでしょうか。下手をして悪徳業者に引っかかってしまうと、無駄な契約を交わすことになり、本来は不要な費用を支払うことになってしまうほか、技術が未熟だったために、すぐに剥がれる塗装を施行されてしまう、などという悲劇に見舞われることもあります。
そんな危険を回避するために、知っておきたい3つのポイントを紹介しましょう。
①大幅値引きをしない業者を選ぶ悪徳業者は自分たちの技術や経験では優良業者に勝てないことが分かっているので、金額の値引きで勝負してきます。
例えば、250万円から100万円の値引きで150万円! このような根拠が分からない値引きは怪しさ満点です。簡単に10万円以上の値引きをしてくる業者は、まず疑ってかかった方がいいでしょう。
逆に丁寧な説明や分かりやすい見積もり、過去の施行事例が豊富な業者は、それだけ技術力に自信を持っていると思われます。
②外壁塗装を訪問販売しない業者訪問販売で外壁塗装を勧めてくる業者は要注意です。
訪問販売の中にも良い業者がいない訳ではありませんが、大半は無理にでも契約を取ろうとしている業者です。訪問販売をしている業者の特徴は、キャンペーンなどと銘打ってさまざまな値下げ商法を繰り広げくる点です。
さらに必要以上に危険を煽り、「すぐに塗り直さないと大変なことになる!」という話をして、契約を急がせようとします。実際、消費者センターにも外壁塗装を訪問販売する業者とのトラブルの相談が後を絶たないほどです。
以上のことから、訪問販売でやって来た業者と安易に契約するのは避けましょう。
5 . クラックは放置をせずに、まずは業者に見てもらいましょう
冒頭で触れたように、外壁にひび割れが起こる原因は「ヘアークラック」「構造クラック」「乾燥クラック」「縁切れクラック」の4つです。ひび割れを見つけたら放置せず、すぐに対処することが肝心です。
メンテナンスフリーを謳い文句にしている外壁もあります。しかし実際にはまったくメンテナンスが必要ないという訳ではありません。あくまで「メンテナンスの手間を軽減できる」「耐久期間が長い」などの意味で使われることが多いようです。
手間がかからない外壁は理想的ですが、形があってなおかつ雨風にさらされるものである以上、少なからずメンテナンスが必要と考えるのが無難でしょう。