2024-03-26 10:50:42 更新

外壁塗装においての玉吹きはどうやるの?

外壁塗装においての玉吹きはどうやるの?
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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建築物の外側の壁面には、ほぼ必ず外壁塗装が施されています。では、外壁に塗装をする目的は何なのでしょうか。

理由の一つは、建物の外観を良くすることです。確かに、塗料の色や模様などで建物を装飾する、というのも外壁塗装をする目的の一つではあります。しかし、実は建物の外壁を雨や紫外線などから守るため、という実用的な目的もあるのです。

とはいっても、直接目に触れる所ですから、外壁塗装はおしゃれにしたいものです。しかし、ただ壁に塗料を塗布しただけだと、納得のいく効果が得られないことが多くあります。壁に凹凸が感じられず、全体としてのっぺりとした感じになってしまうからです。

それを避けるために行われる工程の一つが「玉吹き」と呼ばれるものです。建物の外壁をよく見ると、何かの飛沫のような凹凸が見られることが多くありますが、それこそ玉吹き工程によるものなのです。

外壁塗装における玉吹き工程では、圧送したタイル等の主材を圧縮したエアーで飛ばし、外壁一面に吹き付けます。こうすることで、主材が玉状になって壁に付着し、固まって凹凸となるのです。

玉吹きを施された外壁は、凹凸の立体感が出て、より豪華な仕上がりとなります。また外観上のメリットだけでなく、玉吹きすることで外壁そのものの強度も大幅にアップするという、実用的な利点もあるのです。

ところで、玉吹きした後、そのまま仕上げる「吹きっ放し仕上げ」と、吹き付けた後玉を平滑ローラーで潰す「ヘッドカット仕上げ」があり、それぞれ外観的な効果が異なります。

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