2024-06-19 10:50:10 更新

40坪の屋根塗装の費用相場は60〜100万円が目安!外壁塗装と同時に行う場合の料金目安も紹介

40坪の屋根塗装の費用相場は60〜100万円が目安!外壁塗装と同時に行う場合の料金目安も紹介
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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40坪の家で屋根塗装のみを依頼した場合、目安となる費用相場は60万円〜100万円です。塗装が必要な屋根の面積や角度、使用する塗料のグレードによっても費用相場は変動するほか、外壁塗装を同時に依頼した場合にも見積もり金額は高額となります。

今回の記事では、40坪の家で屋根塗装を依頼した場合の費用相場について、料金内訳や見積もり金額が変動する条件、外壁塗装を同時に依頼した場合の費用目安などについて解説します。

関連記事:屋根塗装の相場は40〜80万円が目安!坪数ごとの費用や内訳、安く抑えるコツを紹介

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40坪の屋根塗装の費用相場は60万円〜100万円

40坪の屋根塗装の費用内訳

40坪の屋根塗装の費用相場が変動する要素

40坪の屋根塗装・外壁塗装を同時に依頼する場合の費用相場

40坪の屋根塗装を相場より安く依頼するコツ

まとめ

40坪の屋根塗装の費用相場は60万円〜100万円

40坪の家の屋根塗装にかかる費用相場は、60万円〜100万円が一般的です。屋根塗装の費用は、塗装が必要な屋根の面積によって変動するため、屋根の傾斜が少なく形状がシンプルであるほど、相場より安い見積もり金額となりやすいです。また、屋根に太陽光パネルを設置している場合にも、パネルの下の塗装を省くことができるため、塗装費用が安く収まるケースがあります。

ただし、上記の費用相場はあくまでも家の延床面積をもとにした簡易的な計算であり、実際の塗装費用は塗装業者の現地調査にもとづく見積書にて、確認する必要があります。

また、「40坪の家」は延床面積で40坪の広さの家を指すため、建築面積や土地の広さが40坪の家の場合は、費用相場が異なる点にも注意してください。

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40坪の屋根塗装の費用内訳

40坪の屋根塗装で発生する費用には、以下のような項目が含まれています。

  • 塗料代
  • 人件費・工事費
  • 足場代
  • その他の費用

それぞれの費用の内訳について、詳しく解説します。

塗料代

屋根塗装における塗料代は、使用する塗料の平米単価と屋根の塗装面積をもとに計算します。塗料のグレードが高く、塗装面積が広い工事ほど、塗料代が高額になる傾向があります。平米あたりの費用単価の相場は、下記の表の通りです。

種類 耐用年数 m2あたり費用相場
アクリル塗料 約5年~7年 約1,400円~1,600円
ウレタン塗料 約8年~10年 約1,700円~2,200円
シリコン塗料 約10年~15年 約2,300円~3,500円
フッ素塗料 約15年~20年 約3,800円~4,800円
無機塗料 約20年~25年 約4,300円~5,500円

屋根の塗装面積を求める方法には、実際の広さをメジャーを使って計測する方法や、図面をもとに計算する方法、床面積に1.2〜1.7の係数を掛けて算出する方法があります。

人件費・工事費

人件費・工事費には、塗装作業を行う職人の方々や、契約関連のサポートを受ける営業・事務スタッフの人件費、そして養生代や高圧洗浄代などの工事費が含まれます。屋根塗装の際に、軒天・雨どい・破風板などの屋根周りの塗装も実施する場合には、付帯費用として別途料金が加算されます。

足場代

足場代も塗料代と同様に、足場の設置面積と平米単価をもとに計算されます。屋根塗装に使用する足場は、家の外周から少し距離を設けて設置するため、「建物の外周 + 4m」の広さ、そして「建物の高さ + 0.5m」の高さで計算します。足場代の平米単価は、足場の種類にもよりますが400円〜1,200円/m2ほどが相場となっています。

なお、屋根の勾配が急で安全を確保することが難しい場合、別途「屋根足場」を設置して塗装作業を行うことがあります。その場合には、屋根足場代が別途請求されることに注意しましょう。

関連記事:足場費用の相場はいくら?外壁・屋根リフォームに必要な足場代の適正価格

その他の費用

上記で解説してきた費用以外にも、事務手数料や保険料、交通費、駐車場代などの費用が発生します。これらの費用は、塗装業者の見積書では「諸経費」としてまとめて記載されることが多いです。諸経費の金額は依頼する業者によっても変わりますが、費用全体の5%〜15%が相場です。もし相場を大きく上回る金額が記載されていた場合には、詳細な内訳を問い合わせてみると安心です。

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40坪の屋根塗装の費用相場が変動する要素

40坪の屋根塗装では、以下の要素によって費用相場が変動することがあります。

  • 塗料のグレード
  • 屋根の角度(勾配)
  • 屋根の数・面積
  • 屋根の劣化具合
  • 下請け業者の有無

塗装費用が高額になる理由について、それぞれ解説していきます。

塗料のグレード

屋根塗装の費用相場は、使用する塗料の種類・グレードによって大きく左右されます。単価の安い塗料の方が一度の塗装費用を抑えることができますが、耐用年数が短いため頻繁な塗り替えが必要となるデメリットがあります。

単価が高い塗料であれば20年以上の耐用年数を持つ塗料も存在し、長期的に見た時のトータルコストが安くなることもあるので、平米単価だけではなく長期的な費用も考慮しながら塗料を選ぶことが大切です。

関連記事:屋根塗装の塗料を選ぼう!おすすめ塗料の種類と特徴を解説

屋根の角度(勾配)

屋根の角度(勾配)が急な住宅では、角度がある分屋根の面積が広くなり、相場よりも塗装費用が上昇することがあります。また、安全を確保するための屋根足場を必要とする現場では、屋根足場代が加算されるため、見積もり金額が高額になりやすい点にも注意が必要です。

屋根の数・面積

同じ40坪の住宅であっても、屋根の数が多く面積が広いほど、費用相場は高額となります。たとえば、平屋のシンプルな屋根と、3階建ての複雑な屋根を比較すると、塗装にかかる時間や作業量が大きく変わることはイメージしやすいでしょう。平屋と比べて3階建ての住宅では、建物の高さがあることから足場代も高額になりやすいです。

屋根の劣化具合

住宅の屋根が激しく劣化している場合にも、工事費用は相場を上回るケースが多くなります。屋根材が劣化してしまい、塗装の前に葺き替えが必要と判断された場合などは、大規模なリフォーム工事となり、費用相場も上昇することになります。そのため屋根塗装にかかる費用を安く抑えるためには、塗装業者にこまめなメンテナンスを依頼することが重要です。

関連記事:屋根の葺き替え工事とは?費用相場やカバー工法・屋根塗装との違いを解説

関連記事:屋根カバー工法とは?費用相場とメリット・デメリット、工事できない家の条件も

下請け業者の有無

足場の組立を下請け業者に依頼するなど、完全自社施工でない塗装業者を利用すると、下請け業者への中間マージンが発生し、費用相場が高くなるケースもあります。また、格安で請け負った屋根塗装をさらに安い金額で下請け業者に依頼し、手抜き工事が行われてしまうリスクも高まります。

下請け業者を使うことが必ずしも悪であるわけではないですが、見積もり金額が同等であれば完全自社施工の塗装業者を選ぶことをおすすめします。

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40坪の屋根塗装・外壁塗装を同時に依頼する場合の費用相場

40坪の家で屋根塗装・外壁塗装を同時に依頼した場合、目安となる費用相場は100万円〜140万円です。屋根塗装と外壁塗装は、共通の足場をそのまま使うことができるため、2回塗装工事を行う場合と比べて大幅な節約効果が見込めます。塗装業者との打ち合わせの回数が減り、工期も短くなるため、時間の節約というメリットも得られます。

屋根と外壁は、いずれも定期的なメンテナンスが必要なので、屋根塗装を検討する際には、外壁塗装と同時に依頼することも検討してみてください。

関連記事:【2024年版】外壁塗装の費用相場はいくら?10坪〜100坪の適正価格と安く抑えるコツ

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40坪の屋根塗装を相場より安く依頼するコツ

最後に、40坪の家の屋根塗装を相場よりも安く依頼するためのコツについてご紹介します。

  • 複数の業者に相見積もりを依頼する
  • 劣化する前に屋根塗装を行う
  • 助成金・補助金を利用する

これらのポイントを踏まえて、屋根塗装を実施しましょう。

複数の業者に相見積もりを依頼する

屋根塗装を依頼する業者選びでは、必ず複数の業者の見積もりを取り寄せるのが大切です。1社の見積もりだけで契約を決めてしまうのではなく、ほかの業者の見積もり金額や対応の良し悪しを比較しながら、信頼できる業者を見極めることをおすすめします。

複数の業者の見積もりを取り寄せることで、自宅の平均的な屋根塗装費用を把握することにも役立ちます。平均的な費用や相場を大きく下回る格安業者は、選択肢から外すという判断を下すこともできます。見積もりを取るための現地調査には手間や時間もかかりますが、屋根塗装で後悔しないためにも、なるべく多くの塗装業者を比較してみてください。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

劣化する前に屋根塗装を行う

屋根塗装では、屋根材の劣化が進んでしまう前に定期的に塗り替えを行うことが、費用を安く抑えるためのコツです。屋根のメンテナンスを放置してしまい、雨漏りが発生したり、金属部分が腐食したりすると、補修のための費用が膨らむ可能性が高いです。

その結果、こまめに屋根塗装を行っていた場合と比べて、トータルコストが高額になってしまうケースも少なくありません。40坪の屋根塗装費用は60万円〜100万円と決して安い金額ではありませんが、長期的なコストを抑えて建物の寿命を延ばすためにも、10年〜20年ごとに定期的に塗装を依頼しましょう。

助成金・補助金を利用する

屋根塗装工事に助成金・補助金が支給される地域にお住まいの場合には、工事が始まる前に自治体に申請しておくことで、塗装費用の負担を大幅に軽減できることがあります。断熱・遮熱性能に優れた塗料を使用した工事や、地元企業に依頼した場合の工事で支給対象となることが多いです。

最新の助成金・補助金情報は、各自治体のホームページで公開されているほか、地元の塗装業者に問い合わせると案内を受けられることもあるので、積極的に活用してみましょう。

関連記事:屋根塗装で補助金を受け取る!対象になる工事と申請の流れを解説
関連記事:【2024年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説

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まとめ

40坪の家で屋根塗装を依頼した場合、目安となる費用相場は60万円〜100万円です。外壁塗装を同時に依頼する場合、足場代や人件費を浮かせることができるため、100万円〜140万円の費用相場に収まります。

ただし、塗装を行う屋根の角度や面積、使用する塗料のグレード、屋根の劣化具合等の要素によって、費用相場が変動することがあるので注意しましょう。屋根塗装費用をなるべく安く抑えるためには、複数の業者の相見積もりを取り、助成金・補助金を活用することが効果的です。

本記事で解説してきた屋根塗装の費用相場や費用内訳をもとに、信頼できる塗装業者へ工事を依頼しましょう。

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