家の顔とも言える外壁が長年風雨や紫外線にさらされ、色あせやひび割れなどの劣化が目立ってきたら、塗り替えのタイミングが来ている可能性があります。
その際の塗料としておすすめなのが「ガウディペイントシリーズ」です。ガウディペイントシリーズは、最先端塗料を使用した圧倒的な耐候性で注目を集めている塗料です。
本記事では、ガウディペイントシリーズの特徴やメリット・デメリット、主要製品4種類の概要などを徹底解説します。
どのような人・家におすすめなのかも紹介していますので、外壁塗装を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
関連記事:外壁塗装の塗料4種類の選び方を解説!相場・耐用年数から最適な塗料を選ぼう
「ガウディペイントシリーズ(GAUDI PAINT SERIES.)」とは?
「ガウディペイントシリーズ(GAUDI PAINT SERIES.)」とは、当メディア「外壁塗装の窓口」が新たに開発したオリジナル塗料ブランドです。
最大の特徴は、フッ素や無機塗料をも凌駕する耐候性を持つ最先端塗料「ポリウレア樹脂塗料」を使用していること。外壁の美観と保護機能の長期的な維持に最適な塗料ブランドと言えます。
以下からは、ガウディペイントシリーズの特徴について、さらに詳しく見ていきましょう。
- 創業70年超の老舗塗料メーカーと共同開発したオリジナル塗料
- 優れた耐候性を持つ最先端材料「ポリウレア樹脂塗料」を使用
創業70年超の老舗塗料メーカーと共同開発したオリジナル塗料
「外壁塗装の窓口」オリジナル塗料ブランドのガウディペイントシリーズは、1951年創業の老舗塗料メーカー「KFケミカル株式会社」との共同開発製品です。
KFケミカルは、外壁塗装業界で知らない人はいないほど有名な塗料メーカーで、フッ素・無機塗料などといった高耐久塗料のパイオニア的存在とされています。
高耐久な塗料に関する深い知見とノウハウを持った、70年以上の歴史・実績を持つメーカーとの共同開発になっているため、塗料としての信頼性は非常に高いと言えるでしょう。
優れた耐候性を持つ最先端材料「ポリウレア樹脂塗料」を使用
ガウディペイントシリーズ最大の特徴は、戦艦や防弾チョッキのコーティング材にも使われている、次世代の最先端材料「ポリウレア樹脂塗料」を使用している点にあります。
ポリウレア塗料は、優れた耐候性・耐久性を持つフッ素・無機塗料をさらに上回る約30年以上長持ちするとされており、外壁の見た目や機能を長期間維持することが可能です。
なお、ガウディペイントシリーズの耐候性・耐久性は、沖縄県宮古島での9年間におよぶ屋外暴露試験によって立証されています。
宮古島は、紫外線や風雨、塩害などの影響を受けやすい日本一過酷な環境にあるとされており、塗料の劣化因子はなんと本州の約3倍。そんな過酷な環境下での暴露試験において、他社製品と比べても圧倒的に劣化が少なく、非常に高い耐候性を持っていることが証明されました。
関連記事:ポリウレア(ポリウレア塗装)とは?メリット・デメリットと施工の流れを解説
ガウディペイントシリーズ主要塗料4選!耐用年数や保証期間を解説
ガウディペイントシリーズには、上塗り材や下塗り材、防水材まで様々な製品がありますが、外壁の仕上げに使われる塗料は主に以下の4種類です。
- ポリウレア塗料【GAUDI UREA】
- 無機塗料【GAUDI MUKI】
- フッ素塗料【GAUDI FREON】
- シリコン塗料【GAUDI Si】
それぞれの特徴や耐用年数、保証期間などを詳しく紹介しますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてください。
1.ポリウレア塗料【GAUDI UREA】
製品名 | GAUDI UREA(ガウディウレア) |
性質 | 超高耐候性1液変成特殊ポリウレア樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 約30年以上 |
保証期間 | 20年 |
主な機能性 | 超低汚染/防藻/防カビ |
ガウディウレア(ポリウレア塗料)は、耐用年数約30年以上と、フッ素塗料はもちろん無機塗料をも超える耐久性を持つ最先端塗料です。
戦艦や防弾チョッキにも使用されている強靭な耐久性に加えて、引っ張る力に強い伸縮性も併せ持ち、塗膜のひび割れや剥がれが発生しにくい特徴を持っています。
なお、保証期間はガウディペイントシリーズの中でも最長の20年間に設定されているため、機能や耐久性に不安がある方も安心して利用可能です。
塗り替えの手間やコストをできるだけ省きたい方や、住宅が厳しい気象条件下にある方には、ガウディウレアは最適な選択肢の一つとなります。
2.無機塗料【GAUDI MUKI】
製品名 | GAUDI MUKI(ガウディ無機) |
性質 | 2液弱溶剤無機塗料 |
期待耐用年数 | 約25〜30年 |
保証期間 | 12年 |
主な機能性 | 超高耐候/超低汚染/防藻/防カビ |
ガウディ無機(無機塗料)は、有機成分であるフッ素樹脂に、紫外線に強い性質を持つ無機成分を配合した塗料です。耐用年数は約25〜30年と、ポリウレア塗料にはやや劣るものの、非常に高い耐久性を持っています。
他社製品を凌駕する含有量の無機成分を含んでおり、弱点である硬さについても、有機成分をバランスよく配合することで、ひび割れや剥がれの起きにくい柔軟性のある塗膜を実現しています。
最高級のポリウレア塗料まではいかなくとも、高い耐久性を持つ塗料で外壁の美観や機能を長く維持したい方に非常におすすめです。
なお、無機塗料の特徴やメリット・デメリットなどについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方は合わせてご覧ください。
関連記事:無機塗料を選ぶメリット・デメリットとは?耐用年数・費用相場も解説
3.フッ素塗料【GAUDI FREON】
製品名 | GAUDI FREON(ガウディフロン) |
性質 | 2液弱溶剤フッ素樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 約18〜20年 |
保証期間 | 10年 |
主な機能性 | 親水性低汚染/防藻/防カビ |
ガウディフロン(フッ素塗料)は、優れた耐久性と防汚性を持つ塗料です。フッ素塗料は一般的に非常に高機能な塗料として知られていますが、ガウディペイントシリーズの中では下から2番目のグレードになるため、上記2種と比べて初期コストをかなり抑えられます。
とはいえ、耐用年数約18〜20年の非常に高い耐久性と、汚れが付きにくい性質を持っているため、外壁の美観を長期にわたって維持することが可能です。
耐久性と初期費用のバランスが良い、ハイコストパフォーマンスな塗料を探している方に強くおすすめします。
なお、フッ素塗料の特徴やメリット・デメリットなどについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方は合わせてご覧ください。
関連記事:フッ素塗料の価格は?メリット・デメリットとおすすめメーカーを紹介
4.シリコン塗料【GAUDI Si】
製品名 | GAUDI Si(ガウディSi) |
性質 | 1液弱溶剤シリコン樹脂塗料 |
期待耐用年数 | 約12〜15年 |
保証期間 | – |
主な機能性 | 親水性低汚染/防藻/防カビ |
ガウディSi(シリコン塗料)は、ガウディペイントシリーズの中では低グレードですが、外壁塗装に使われる塗料としてはもっとも一般的です。
上記3種の塗料と比べると、耐用年数は約12〜15年と短いものの、価格と性能のバランスの取れた汎用性の高い塗料となっています。
最低限度の耐久性があれば問題ない方や、定期的なメンテナンスが苦にならない方、できるだけ初期費用を抑えたい方におすすめです。
なお、シリコン塗料の特徴やメリット・デメリットなどについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方は合わせてご覧ください。
関連記事:シリコン塗料のメリット・デメリットとは?耐用年数や他の塗料との違いを解説
外壁塗装でガウディペイントシリーズを選ぶメリット・デメリット
上述してきたとおり、ガウディペイントシリーズは非常に高い耐候性を持つ優れた外壁塗料です。しかし、良いところがあれば、当然ながら悪い点も存在します。
外壁塗装は決して安くない費用がかかる大掛かりな工事になるため、施工を始めてから後悔しないよう、メリットだけでなくデメリットもしっかり理解しておきましょう。
メリット
外壁塗装でガウディペイントシリーズを選ぶメリットは以下の2つです。
- 優れた耐候性・機能性で美しい状態の外壁を長く維持できる
- 塗り替えの頻度が少ないため将来的なコストや手間が抑えられる
ガウディペイントシリーズを選ぶ最大のメリットは、その卓越した耐候性と機能性にあります。ポリウレア樹脂をはじめとした高品質な素材を使用することで、紫外線や風雨、大気汚染などから外壁をしっかりと守り、美しい状態を長期間維持することが可能です。
また、フッ素・無機・ポリウレア塗料の3種類は特に塗り替えの頻度が少なく、耐用年数が20〜30年前後と非常に長いため、将来的なコストや手間を大幅に削減できるのも大きなメリットです。
デメリット
一方、外壁塗装でガウディペイントシリーズを選ぶデメリットとしては、主に以下の2点が挙げられます。
- 低コストのアクリル・ウレタン塗料は取り扱っていない
- シリーズ塗料を使って施工できる業者が限られている
ガウディペイントシリーズは高性能塗料に特化しているため、アクリル塗料やウレタン塗料は取り扱っていません。低コストで導入できるアクリルやウレタンなどと比べると、どうしても初期コストが高くなってしまう点には注意しましょう。
また、弊社オリジナル塗料であることや最先端塗料を使用していることから、対応できる業者が限られている点にも注意が必要です。
施工業者を選ぶ際には弊社サービス「外壁塗装の窓口」を利用して、ガウディペイントシリーズの特性をよく理解し、適切に施工できる技術と知識を持った業者を見つけましょう。
ガウディペイントシリーズがおすすめな人・家
ここまで見てきた特徴やメリット・デメリットなどから、ガウディペイントシリーズは以下のような人・家におすすめです。
【おすすめなケース】
- 長期間にわたって外壁を美しく保ちたい場合
- 塗り替えにかかる手間や費用を省きたい場合
- 雨や紫外線の影響を受けやすい地域にある住宅の場合
ガウディペイントシリーズは、長期的な視点で外壁塗装を考えている人におすすめです。初期コストはやや高めですが、優れた耐久性で頻繁に塗り替える必要がないため、20〜30年先を見越した長期的なコストは大幅に削減できます。
また、高い耐候性や機能性を持っているため、強い雨や紫外線、大気汚染などの影響を受けやすい厳しい気象条件下にある住宅にも最適です。
【おすすめしないケース】
- 短期間で転居や売却を検討している場合
- 初期コストをなるべく安く抑えたい場合
- 外壁材が「アスファルトシングル」「ジョリパット下地」の場合
一方、短期的な視点で外壁塗装を考えている人にはあまり向いていません。高性能塗料を用いるため初期費用がやや高く、すぐに転居や売却を考えている場合はコスト面で見合わない可能性があります。
また、外壁材が「アスファルトシングル」や「ジョリパット下地」で造られている場合は、その性質や相性の都合上、ガウディペイントシリーズでの塗装は非推奨のためご注意ください。
耐候性で選ぶならガウディペイントシリーズ!
本記事では、ガウディペイントシリーズの特徴やメリット・デメリット、主要製品の概要やおすすめな人・家を解説しました。
最後にもう一度、ガウディペイントシリーズが向いているケース、向かないケースをおさらいしましょう。
おすすめなケース | おすすめしないケース |
・長期間にわたって外壁を美しく保ちたい ・塗り替えにかかる手間や費用を省きたい ・雨や紫外線の影響を受けやすい地域にある |
・短期間で転居や売却を検討している ・初期コストをなるべく安く抑えたい ・外壁材が「アスファルトシングル」または「ジョリパット下地」 |
ガウディペイントシリーズは、ポリウレア塗料や無機塗料といった先端技術を駆使した「圧倒的な耐候性」により、外壁の美観や保護機能を長期的に維持できます。
コストパフォーマンスやメンテナンス頻度を考慮しつつ、高耐久な塗料を求めているなら、ガウディペイントシリーズは非常に良い選択肢となるはずです。
異なるグレードの塗料4種類が揃えられているため、それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、自宅の状況や予算に合わせて最適な塗料を選びましょう。