2024-08-08 05:51:34 更新

外壁塗装を夏に依頼する時の注意点とは?メリット・デメリットを解説

外壁塗装を夏に依頼する時の注意点とは?メリット・デメリットを解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
詳細を見る

外壁塗装では塗料が飛散してしまわないよう、窓やエアコンの室外機を養生するのが一般的なため、気温が高くなる夏は外壁塗装には不向きな季節とされます。しかし塗装業者に事前に相談することで、工事中であっても換気・エアコンの使用ができるように配慮してもらえることが多く、外壁塗装の予約も集中しにくく希望日程が通りやすいことから、夏に外壁塗装を依頼する方は多くいらっしゃいます。

なお、梅雨の時期や台風の時期には工事が遅れやすくなるなど、依頼する時に注意が必要な点もあるので、本記事では外壁塗装を夏に依頼するメリット・デメリットを注意点とともにご紹介します。

外壁塗装の時期に関する詳しい解説はコチラ

「今の時期、外壁塗装したほうがいい?」30秒で無料診断する

目次閉じる

外壁塗装は夏の6月〜9月でも施工可能!

外壁塗装を夏に依頼するメリット

外壁塗装を夏に依頼するデメリット

外壁塗装を夏に施工する時の注意点

まとめ

外壁塗装は夏の6月〜9月でも施工可能!

外壁塗装は、夏はもちろん春・秋、冬であっても以下の条件を満たしていれば工事を行うことが可能です。

  • 気温が5度以上であること
  • 湿度が85%未満であること
  • 降雨・降雪・強風でないこと

夏場は湿度の高さが気になることも多いですが、雨の日を除けば屋外の湿度が85%を超えることは少ないため、晴れた日なら問題なく外壁塗装を進めることが可能です。一時的に雨が降っている日であっても、外壁の高圧洗浄や足場の設置などの工事は行えるので、日程をうまく調整することでほとんど工期を遅らせることなく外壁塗装を完了させることもできるでしょう。

関連記事:外壁塗装は春がベスト!メリット・デメリットと依頼する時期を解説

「今の時期、外壁塗装したほうがいい?」30秒で無料診断する

外壁塗装を夏に依頼するメリット

外壁塗装の人気シーズンは春・秋であり、夏は工事の予約が集中するわけではありませんが、夏に外壁塗装を依頼することで以下のようなメリットが得られます。

  • 希望日程で工事できることが多い
  • 塗料が乾きやすくスムーズに塗装できる
  • 閑散期のため費用相場が安くなる傾向

それぞれ詳しくご紹介しましょう。

関連記事:外壁塗装は秋がベスト!メリット・デメリットと注意点を解説

希望日程で工事できることが多い

夏は外壁塗装の依頼が集中することが少ないシーズンなので、希望日程が通りやすく、好きなスケジュールで工事を行えることが多いです。春・秋の繁忙期と比べると、職人の手が空いている塗装業者が多く、柔軟に工事日程を設定しやすいのがメリットです。

ただし、いくら塗装業者のスケジュールに余裕があるとは言っても、問い合わせた翌日に工事を行ってくれるわけではない点に注意しましょう。一般的な外壁塗装の流れとして、まずは住宅の現地調査を行った上で見積もりを作成、塗料の種類や色などを打ち合わせしてから工事開始となります。最初の問い合わせから工事開始までは3ヶ月ほどの期間が必要なので、余裕を持って相談するようにしましょう。

関連記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

塗料が乾きやすくスムーズに塗装できる

気温が高い夏は外壁塗装の塗料が乾きやすく、日照時間も長い日が続くため、スムーズに工事が進みやすいメリットがあります。塗料の乾燥にかかる時間が短くなると、下塗り・中塗り・上塗りと呼ばれる各工程にかかる時間が短くなり、工事全体の工期も短縮されやすい傾向にあります。

また、日照時間が短い冬と比べると、日が沈んで暗くなってしまったために翌日に持ち越す…といった遅れも発生しにくいため、途中で雨の日を挟んだ場合などもスケジュール通りに工事を完了できるケースがあります。

関連記事:外壁塗装の塗料4種類の選び方を解説!相場・耐用年数から最適な塗料を選ぼう

閑散期には費用相場が安くなる傾向

外壁塗装にかかる費用は、繁忙期ほど高額になりやすく、閑散期は安くなる傾向にあります。夏はどちらかといえば閑散期にあたるため、春・秋の人気シーズンと比べて費用相場が安くなりやすいのもメリットです。塗装業者側も、依頼が減ってしまう夏には料金を安くしてでも工事を受注したいという心理が働くため、値引き交渉が成功しやすい時期です。

ただし外壁塗装を依頼する業者は、提示された見積もり金額だけで決めるのではなく、営業担当者の対応や過去の施工実績などを踏まえ、信頼できる業者を選んで依頼することが大切です。複数の業者に対して塗料の種類・日程などの条件を揃えた上で見積もりを依頼する、「相見積もり」も積極的に活用してみましょう。

関連記事:外壁塗装を安く依頼する12のコツ!費用相場よりも割安に工事するには

関連記事:【2024年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説

「今の時期、外壁塗装したほうがいい?」30秒で無料診断する

外壁塗装を夏に依頼するデメリット

一方で、夏に外壁塗装を依頼する場合には次のようなデメリットも発生することを押さえておきましょう。

  • 急な夕立で作業が中断することも
  • お盆休みと重なると工期が長くなる
  • 猛暑日には職人への負担がかかる

一つひとつご紹介しますので、これらのデメリットも踏まえた上で工事日程を検討してみてください。

急な夕立で作業が中断することも

夏の高い気温が続く日には、大気が不安定になり急な夕立が発生することも珍しくありません。雨が降る中では原則として外壁塗装の作業はできないため、工事が中断してスケジュールに遅れが出る可能性も考えられます。夏場は天気が変わりやすく、いつ雨が降るか予想を立てるのも困難です。必ずしもスケジュール通りに工事が進むとは限らず、夕立によって作業が中断する可能性もあることを考慮しておきましょう。

お盆休みと重なると工期が長くなる

外壁塗装の日程がお盆休みと重なると、塗装業者も休暇に入ってしまい、作業が中断されることがあるのもデメリットの一つです。養生・足場の設置を済ませた段階でお盆休みに入ってしまうと、養生や足場が残った状態でお盆休みを過ごすことになります。

そのためお盆休みを挟む日程で外壁塗装を依頼する場合には、連休中はどのような対応になるのかを確認しておく、もしくはお盆休み中も作業を行ってくれる業者を選ぶことをおすすめします。

猛暑日には職人への負担がかかる

夏の暑い時期には、屋外で外壁塗装の作業を行う職人にも負担がかかることもデメリットに挙げられます。職人もプロなので暑さ対策・熱中症対策は十分に行っていますが、相手も人間ですので暑さによって集中力が低下してしまい、作業が遅れることは十分に考えられます。職人の安全を確保するため、猛暑日にはこまめに休憩を取ることもあるでしょう。

施主としては職人の安全面を過剰に気にする必要はありませんが、「こんな暑い日に作業をお願いして申し訳ない」というストレスを抱えてしまうこともあるかもしれません。

「今の時期、外壁塗装したほうがいい?」30秒で無料診断する

外壁塗装を夏に施工する時の注意点

最後に、外壁塗装を夏の時期に依頼する時の注意点について、次の3つの観点から解説します。

  • 工事中もエアコン・換気ができるように相談しておく
  • 相見積もりを取って信頼できる業者に依頼する
  • 梅雨・台風が増える時期はなるべく避ける

とりわけ工事中のエアコンの使用、窓を開けての換気について気になっている方は、ぜひチェックしておきましょう。

工事中もエアコン・換気ができるように相談しておく

外壁塗装では、基本的に窓などの開口部は塗料が飛散しないように養生するため、工事中は窓を開けられないことが多いです。また、エアコンの室外機の周囲を塗装する際にも、室外機にカバーをかけて養生するケースが多くなります。しかし夏の時期に窓を閉め切ってエアコンの稼働を停止してしまうと、熱中症を起こす危険性も高まるため、工事中も換気をしたりエアコンを使用したりできるように養生方法を考えてくれる塗装業者は多いです。

たとえば、南側の外壁で作業を行っている時には北側の窓を開けられるように対応してくれたり、エアコンの室外機をメッシュカバーで覆うことで吸排気ができるように対応してくれたりすることが考えられます。工事中に施主が体調を崩し、職人に心配をかけてしまわないためにも、事前に工事中の換気・エアコンの使用について相談しておくようにしましょう。

相見積もりを取って信頼できる業者に依頼する

外壁塗装を依頼する際には、工事を行う時期よりも、どの業者に依頼するかという点が重要となります。悪質な訪問営業の業者などに依頼してしまうと、手抜き工事によって外壁の寿命が縮んでしまったり、契約金を持ち逃げされたりするリスクが高まるからです。

信頼できる塗装業者を選ぶためには、資格の有無や施工実績を確認することに加えて、複数の業者から相見積もりを取って金額・対応を比較するのも効果的です。使用する塗料や日程などの条件を揃えた上で2社〜3社程度の業者に見積もりを依頼し、適正価格で誠実に見積もりを出してくれる業者を選ぶのがコツです。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

梅雨・台風が増える時期はなるべく避ける

夏は外壁塗装に不向きな時期ではありませんが、初夏の梅雨の時期や、台風が増える時期はなるべく避けたほうが無難です。梅雨の間や台風の影響が出ている状況では、安全に外壁塗装を行うことができず、スケジュールの大幅な遅れが予想されるからです。

梅雨・台風の時期に重なってしまいそうな場合には、日程を前倒しして春に依頼する、もしくは後ろ倒しして秋に依頼するのも効果的です。作業が中断されにくく、日程通りに工事を進められるスケジュールを塗装業者と相談しながら、外壁塗装を進めるようにしましょう。

関連記事:外壁塗装は梅雨でもできる?注意点と工事を成功させるポイントを解説

「今の時期、外壁塗装したほうがいい?」30秒で無料診断する

まとめ

外壁塗装は夏の時期にも依頼することが可能で、気温が高く日照時間が長いおかげで塗料が乾きやすいので、スムーズに作業を進められるメリットがあります。春・秋と比べると外壁塗装は閑散期に入るので、希望日程で工事を依頼しやすく、費用相場もやや控えめになるのも大きなメリットです。

一方で、急な夕立で作業が中断される可能性があるほか、お盆休みと重なると工期が長引いてしまう点に注意が必要です。また、夏場は換気・エアコンの使用ができるかどうかが重要になりますので、塗装業者と相談しながら工事中も換気・エアコンの使用ができるように対応してもらうのも大切です。

複数の業者から相見積もりを取り、信頼できる業者を選んだ上で夏の外壁塗装を進めましょう。

外壁塗装の窓口で相場チェックしてみませんか?
ページトップ