2024-06-19 07:57:34 更新

30坪の屋根塗装の費用相場はどのくらい?外壁塗装と同時に行う場合の料金目安も紹介

30坪の屋根塗装の費用相場はどのくらい?外壁塗装と同時に行う場合の料金目安も紹介
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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30坪の家で屋根塗装のみを依頼した場合、費用相場は40万円〜80万円ほどが目安です。ただし屋根の大きさや屋根の角度、劣化具合などによって費用相場は変動することがあるほか、見積もりを取る業者によっても金額が上下します。

また、屋根塗装は住宅の周りに足場を組んで工事を行うため、外壁塗装と同時に依頼することでトータルコストを抑えられることも多いです。

本記事では、30坪の住宅での屋根塗装について、費用相場や内訳、金額が変動する要素のほか、外壁塗装と同時に依頼する場合の料金目安についても解説します。

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目次閉じる

30坪の屋根塗装の費用相場は40万円~80万円

30坪の屋根塗装の費用内訳

30坪の屋根塗装の費用相場が変動する要素

30坪の屋根塗装・外壁塗装を同時に依頼する場合の費用相場

まとめ

30坪の屋根塗装の費用相場は40万円~80万円

延床面積が30坪の住宅の屋根塗装費用は、約40万円~80万円が相場です。ただし、同じ30坪でも平屋なのか2階建てなのかによって、屋根の面積や設置する足場の規模も異なるため、金額は建物ごとに変動しやすい傾向があります。また、屋根塗装は外壁塗装と同時に依頼することも多く、同時に施工した場合は足場代や人件費を抑えられるため、相場よりも安くなる可能性が高いです。

あくまでも上記の金額は目安として考え、正確な費用相場については複数の塗装業者から見積もりを取り寄せて、見積もり金額の平均を調べてみるのがおすすめです。

関連記事:屋根塗装の相場は40〜80万円が目安!坪数ごとの費用や内訳、安く抑えるコツを紹介

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30坪の屋根塗装の費用内訳

30坪の家の屋根塗装では約40万円〜80万円が費用相場であることをご紹介しましたが、その内訳には以下のような料金が含まれています。

  • 塗料代
  • 人件費・工事費
  • 足場代
  • 付帯工事費用

それぞれの費用について順番に解説します。

塗料代

屋根塗装において費用の大きな割合を占めるのが、塗料代です。塗料代は、屋根の面積と塗料の平米単価から算出することが可能で、屋根の面積が広く、曲線や凹凸の多い屋根材であり、機能性に優れた塗料を使うほど費用相場は高額となります。30坪の住宅では、塗料代は約10万円〜17万円が相場です。

塗料代を算出する時には、屋根の広さをメジャーなどを使って計測して算出する方法や、図面をもとに計算する方法、床面積に1.2〜1.7の係数を掛けて算出する方法などがあります。

関連記事:外壁塗装の塗料4種類の選び方を解説!相場・耐用年数から最適な塗料を選ぼう

人件費・工事費

屋根塗装では、現場作業を行う職人の方や営業担当の方への対価として、人件費(工事費)が上乗せされます。大まかな目安は、職人の人数に工事日数を掛けて計算することが可能です。職人一人当たりの相場は約2万円〜3万円が目安ですが、業者によって大きく異なる費用でもあるため、正確な金額は見積書で確認することをおすすめします。

足場代

住宅の屋根に上がって安全に塗装作業を行うためには、足場の設置が欠かせません。30坪の家であれば足場代の相場は約15万円〜20万円です。足場代は、家の外周と高さをもとに計算した足場の設置面積をもとに計算することが多く、平米あたりの単価は約800円〜1,200円ほど。

なお、屋根の勾配が急で作業しにくい形状の場合には、別途で屋根足場代が必要となることがあります。足場代は、屋根塗装と同時に外壁塗装を依頼することにより、足場の組立・解体費用を抑え、トータルの費用を安くすることも可能です。

関連記事:足場費用の相場はいくら?外壁・屋根リフォームに必要な足場代の適正価格

付帯工事費用

付帯工事費用には、屋根塗装以外の住宅の補修費用や事務手数料などが含まれます。たとえば、割れた屋根材の補修や、雨どいの交換費用などが挙げられます。

付帯工事費用は、屋根の状態や塗装以外に依頼する作業内容によって大きく変動します。正確な費用相場を調べるためには複数の施工業者からの見積もりを取り寄せて、平均的な金額を把握することが大切です。

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30坪の屋根塗装の費用相場が変動する要素

30坪の家で屋根塗装を依頼した場合、約40万円~80万円の費用相場に収まらず、100万円近い請求が発生することも考えられます。このように屋根塗装の費用が変動する要素としては、以下の5つが挙げられます。

  • 塗料のグレード
  • 屋根の面積
  • 屋根の角度(勾配)
  • 屋根の劣化具合
  • 建物の階数

これらの要素について、一つひとつ具体的に解説しましょう。

塗料のグレード

屋根塗装の費用相場は、使用する塗料のグレードや種類によって大きく変動します。屋根塗装では、主に以下の5種類の塗料のいずれかが使われることが多いです。

下にいくほど耐久性や機能性に優れており、平米あたりの単価が上昇する傾向にあります。上にいくほど平米単価は安くなりますが、その分耐用年数が短くなるため、塗り替えサイクルも短くなる点に注意が必要です。

屋根の面積

同じ30坪の住宅でも、屋根の面積は一軒一軒で異なります。屋根の面積が広くなるほど職人の方の作業量が増え、使用する塗料の量も増えるため費用相場が高額となります。また、2階建てや3階建てで屋根の数が多い場合にも、平屋の家と比較して料金が高くなる傾向があります。

屋根の角度(勾配)

屋根の角度(勾配)が急である住宅ほど、屋根の面積が広くなり、費用相場が上昇する傾向があります。傾斜がきつい屋根では屋根足場が必要となるほか、事故の危険性も高まることから追加料金が請求されることも多くなります。

屋根の劣化具合

前回の屋根塗装から期間が空いてしまい、屋根の劣化が進んでしまった場合にも費用相場は上昇します。劣化が激しく、屋根材が割れていたり雨漏りが発生したりする場合には、屋根塗装の前に修理工事が必要となり、高額な費用が発生することもあります。屋根の葺き替えなど、大規模なリフォームが必要と判断されると、100万円〜200万円以上の費用相場となるためご注意ください。

使用されている屋根材

30坪の屋根塗装費用は、使用している屋根材によっても変動します。「スレート屋根」「トタン・ガルバリウム鋼板」「セメント瓦」などの種類によって、同じ塗料を使ったとしても平米単価が若干上下します。なお、「粘土瓦」を使用している場合には屋根塗装を行う必要はありません。

関連記事:屋根材8種類の特徴まとめ!耐久性・費用相場とリフォームでの選び方を解説

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30坪の屋根塗装・外壁塗装を同時に依頼する場合の費用相場

本記事では、ここまで30坪の家で屋根塗装だけを依頼した場合の費用相場を解説してきましたが、外壁塗装とともに屋根の塗装を依頼した場合には、80万円〜120万円が相場となります。30坪の家の外壁塗装費用は60万円〜90万円が相場となっており、同時に依頼することで20万円〜40万円ほど安くなる計算です。

屋根塗装と外壁塗装を同時に依頼することにより、足場の組立・解体を1回に抑えることができるため、その分の足場代が浮くことが費用が安くなる理由です。そのため屋根塗装のコストをできるだけ安く抑えたい場合、外壁塗装と併せて依頼することを検討してみるのがおすすめです。

30坪の屋根塗装を相場より安く依頼するポイント

外壁塗装と同時に依頼する以外にも、30坪の住宅で屋根塗装費用を抑える方法があります。ここでは屋根塗装の費用を安くするポイントとして、以下の3つをご紹介します。

  • 複数の業者の見積もりを取る
  • 劣化する前に屋根塗装を依頼する
  • 火災保険や補助金を利用する

重要度順に解説しますので、ぜひ上から順番にチェックしてみてください。

複数の業者の見積もりを取る

屋根塗装の費用を安く抑えるためには、できるだけ多くの業者から見積もりを取り、相対的に安く依頼できる業者を見極めることが大切です。複数の業者から同じ条件で見積もりを依頼することにより、自宅の場合の費用相場を把握することにも役立ちます。

ただし、相場を大きく下回る格安業者に依頼した場合、手抜き工事や料金の持ち逃げをされてしまう危険性が高まるため、金額だけで判断するのはおすすめできません。見積書の内訳や計算方法がわかりやすく、担当者の対応が良い業者であれば、相場よりもやや高かったとしても安心して依頼できるでしょう。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント
関連記事:外壁塗装の見積もりは何社取れば良い?見積書のチェックポイントと費用相場を解説

劣化する前に屋根塗装を依頼する

自宅の屋根の劣化が激しく、屋根塗装の前に補修や吹き替えが必要となった場合、費用相場を大きく上回る料金となることがあります。一般的には屋根材の耐用年数は10年〜30年ほどで、何もメンテナンスせずに放置しているとさらに寿命が短くなることもあります。内装のリフォームや外壁塗装などのタイミングで、併せて屋根の状態を専門業者にチェックしてもらい、劣化が進む前に屋根塗装を実施することが大切です。

火災保険や補助金を利用する

強風や積雪、雷などの自然災害によって屋根の修理や塗装が必要になった場合、火災保険が適用されて費用負担を軽減できる可能性があります。災害によって自宅が被害を受け、屋根の破損を修理する過程で屋根塗装が必要と認めてもらえれば、火災保険の補償を受けることができます。

また、屋根塗装の費用を自治体が助成しているケースもあり、助成金を申し込むことで費用負担を軽減できることも多いです。遮熱・断熱性に優れた塗料を使用する省エネ工事は助成金の対象になりやすく、費用負担を抑えて高いグレードの塗料を使用することができます。屋根塗装で使える助成金については、自治体のHPや窓口で探してみると良いでしょう。

関連記事:【2024年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説

関連記事:外壁塗装で火災保険が適用される4つの条件とは?費用を抑えた工事のコツ

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まとめ

30坪の家の屋根塗装にかかる費用は、約40万円〜80万円が相場です。屋根塗装の費用には、塗料代や人件費・工事費、足場代などが含まれており、屋根材の補修や雨どいの交換が発生する場合には追加費用が上乗せされます。

屋根の塗装費用が相場よりも高くなる要因としては、屋根の勾配が急で塗装面積が広い場合や、屋根の劣化が激しい場合などが挙げられます。屋根の塗り替えは、外壁塗装と同時に工事することでトータルコストを抑えることができるので、なるべく同時に依頼することを検討してみてください。

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