2024-11-07 07:30:31 更新

外壁塗装のアフターフォローとは?サービス内容や業者選びのポイントを解説

外壁塗装のアフターフォローとは?サービス内容や業者選びのポイントを解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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外壁塗装には、家を美しく保つだけでなく、風雨や紫外線などから建物を守る重要な役割があります。しかしながら、工事完了後に予期せぬトラブルや不具合が発生するケースは珍しくありません。

そこで重要になるのが「アフターフォロー」の存在です。充実したアフターフォローを行う業者を選ぶことで、外壁塗装の寿命を伸ばし、予期せぬトラブルにも迅速に対応可能です。

本記事では、外壁塗装におけるアフターフォローの具体的なサービス内容や重要視すべき理由などを解説します。

充実したアフターフォローがある業者を選ぶポイントも紹介していますので、外壁塗装を検討している方はぜひ最後までご覧ください。

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目次閉じる

外壁塗装の「アフターフォロー」とは?具体的なサービス内容を解説

外壁塗装のアフターフォローを重要視すべき2つの理由

充実したアフターフォローがある業者は品質に自信がある

充実したアフターフォローの外壁塗装業者を選ぶポイント

外壁塗装のアフターフォローで住宅トラブルに備えよう

外壁塗装の「アフターフォロー」とは?具体的なサービス内容を解説

外壁塗装の「アフターフォロー」とは、塗装工事を行った業者が、工事完了後に提供するサポートサービスのことです。別名「アフターサービス」「アフターケア」などとも呼ばれます。

塗装完了から長期にわたって外壁の美観と機能性を維持する重要な役割を持っているため、外壁塗装を行う際にはアフターフォローの充実した業者を選ぶことが大切です。

以下からは、アフターフォローの基本的なサービス内容について詳しく見ていきましょう。

  • 施工後の定期点検
  • トラブルの調査・対処

施工後の定期点検

施工後の定期点検は、塗装に生じた施工不良を早期発見するために行う、外壁塗装のアフターフォローとしてもっとも基本的なサービスです。

外壁塗装は塗り替えから約10年ほどで耐用年数を迎えますが、1〜2年も経たないうちに剥離やひび割れが発生するケースや、3年以上経過してから施工不良が発覚するケースも珍しくありません。

施工不良を放置してしまうと、著しい劣化や大きなトラブルにつながる可能性もあるため、「塗装工事が完了したらそれで終わり」ではなく、アフターフォローを利用して定期的に状態確認をしてもらうことが大切です。

なお、定期点検が実施される、一般的なタイミング・頻度は以下のとおりです。

【定期点検のタイミング・頻度】

  • 施工後 1・3・5年
  • 施工後 5・7・10年

定期点検のタイミングや頻度は施工業者によって大きく異なりますので、業者を選ぶ際の比較ポイントとして覚えておきましょう。

トラブルの調査・対処

外壁塗装の施工後にトラブルが発生した場合や、定期点検で施工不良が見つかった場合は、アフターフォローの一環としてその原因の調査および対処をしてもらえます。

専門家による調査の結果、施工不良や塗料不具合など、保証対象となる原因によるトラブルと認められた場合は無料での補修が可能です。

ただし、かならず無料で補修できるわけではなく、以下のようなケースでは、補修費用が別途かかる可能性もあります。

【補修費用がかかるケース】

  • 経年劣化によるトラブル
  • DIYや自損が原因のトラブル
  • 自然災害・外的要因によるトラブル

補償される範囲は施工業者によって異なるため注意が必要ですが、外壁塗装の調査・相談を無料でできるため、トラブルや困りごとがあった際には積極的に利用しましょう。

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関連記事:外壁塗装にトラブルはつきもの!知っておきたいトラブル事例と防止策

外壁塗装のアフターフォローを重要視すべき2つの理由

外壁塗装のアフターフォローは、単なるオプションサービスではなく、長期にわたって住宅を維持する重要な役割を持っています。

以下からは、外壁塗装業者を選ぶ際にアフターフォローを重要視すべき2つの理由について詳しく見ていきましょう。

  • 劣化を早期発見してトラブルや状態悪化を防ぐため
  • 外壁の見た目や保護機能を長く維持するため

劣化を早期発見してトラブルや状態悪化を防ぐため

アフターフォローは、外壁塗装の劣化や不具合を早期に発見し、大きなトラブルや状態悪化を防ぐために重要です。

塗膜に表れるひび割れや剥がれなどの劣化症状は、たとえ微細なものであっても、長く放置すれば雨漏りや腐食などを引き起こす原因となります。家全体の外観が悪くなるのはもちろん、建物の構造自体に影響を与える大きなトラブルにまで進行する可能性も。

そこで重要になるのが、アフターフォローを利用して劣化や不具合を早期発見することです。専門家による点検を受けて深刻化する前に適切な対処を取ることで、大規模な修繕が必要になるリスクを減らせます。

結果的に、再塗装やメンテナンスにかかる手間やコストも削減できるため、外壁塗装を行う際はかならずアフターフォローのある業者を選びましょう。

外壁の見た目や保護機能を長く維持するため

外壁の見た目や保護機能を維持するためにも、アフターフォローは非常に重要です。

住宅の大部分を占める外壁に施す塗装は、家全体の見た目や印象を大きく左右すると同時に、外壁を雨風や紫外線などのダメージから保護する重要な役割を持っています。

塗装の劣化進行は、見た目が悪くなるだけでなく、保護機能の低下を引き起こして外壁そのものの寿命を縮める原因となるため、定期点検で劣化や不具合をいち早く発見・対応することが大切です。

美しい外観と快適な住環境を長期的に保つためにも、アフターフォローの充実した業者を選んで外壁塗装を施しましょう。

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充実したアフターフォローがある業者は品質に自信がある

充実したアフターフォローを提供している業者は、塗装工事の品質や技術力に強い自信を持っている傾向にあります。

というのも、施工後のトラブル対応が主な業務となるアフターフォローは、トラブル発生数が多いほど手間やコストなどの負担が大きくなるため、高品質な塗装工事を行う業者にしかできないサービスなのです。

また、アフターフォローの存在は、施工に対する強い責任感を持っていること、そして顧客との長期的な信頼関係を大切にしていることの表れでもあります。

そのため、誠実に対応してくれる優良業者を探したい方は、アフターフォローが充実している業者を選ぶことが大切です。

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充実したアフターフォローの外壁塗装業者を選ぶポイント

上述したとおり、アフターフォローがある外壁塗装業者は、施工品質に強い自信を持っている傾向にあります。

ただし「アフターフォローの有無」だけで業者を判断するのはNG。その内容や充実度などを総合的に判断して、より信頼できる業者に依頼することが大切です。

外壁塗装業者のアフターフォローをチェックする際は、以下3つのポイントに注目して選びましょう。

  • アフターフォローの詳しい内容や流れをチェックしよう
  • 良い・悪いアフターフォローを見極めよう
  • 充実した「保証制度」があればより安心

関連記事:優良な外壁塗装業者の選び方を解説!警戒すべき悪徳業者の見極め方とは

アフターフォローの詳しい内容や対応の流れをチェック

外壁業者のアフターフォローをチェックする際は、まず具体的なサービス内容や対応の流れを確認しましょう。チェックすべき主なポイントは以下のとおりです。

  • 定期点検のタイミング・対応の流れ
  • トラブル発生時の対応の流れ・迅速さ
  • 補償対象の範囲・対象外の場合の費用
  • 緊急時の連絡先・営業時間

これらの情報を事前に確認することで、業者の誠実性や顧客に対する姿勢、アフターフォローの質などを判断できます。

外壁塗装業者の中には、詳しい説明ができない準備不足な業者や、点検・補修対応をほとんど実施していない「名ばかりのアフターフォロー」を掲げている悪徳業者が潜んでいるのも、残念ながら事実です。

アフターフォローの細かな内容までしっかり確認しておくことで、業者とのトラブルや騙されて損をするリスクから身を守りましょう。

良い・悪いアフターフォローを見極めよう

上述したとおり、外壁塗装業者の中には「アフターフォローあり」と掲げているものの、実際には点検や補修対応をほとんど行っていない業者も存在します。

そのため、アフターフォローの有無だけで判断するのではなく、サービス内容が良いものか悪いものかを見極められるようにしましょう。良い・悪いアフターフォローそれぞれの特徴は以下のとおりです。

【良いアフターフォローの特徴】

  • サービスの詳細内容が明確
  • 定期点検のスケジュールが明確で連絡が不要
  • 連絡すると小さな不具合でも迅速に対応してくれる
  • 施工不良の場合は無料で補修対応してもらえる

【悪いアフターフォローの特徴】

  • サービスの詳細内容が不明瞭
  • 定期点検の頻度が極端に少ない(1回のみなど)
  • こちらから連絡しないと定期点検に来ない
  • 連絡しても対応が遅い、または連絡が取れない
  • 追加料金が多く発生する

特に、アフターフォローの内容が不明瞭な業者や、対応が遅い・連絡が取れない業者は注意が必要です。このような信頼性の低いアフターフォローを提示している業者は、トラブル発生時に十分な対応をしてもらえない可能性があります。

また、依頼を検討している業者の口コミ・評判を調べることも効果的です。過去の顧客がどのような対応を受け、どの程度満足しているかをチェックし、安心して任せられる業者を選びましょう。

充実した「保証制度」があればより安心

外壁塗装における「保証」とは、決められた期間中に対象となる不具合が生じたときに無料で補修対応してくれる制度です。

たとえ高い技術力を持つ優良業者であっても、施工後に予期せぬトラブルや不具合が発生することは珍しくないため、アフターフォローに加えて「保証」が充実している業者であれば、より安心して依頼可能です。

ただし、アフターフォローと同様に、名ばかりの保証制度を掲げている業者もいるため、契約前には保証期間や詳細内容をしっかり確認しましょう。

なお、保証制度の内容は業者によって大きく異なり、施工業者自身による「自社保証」や塗料メーカーによる「メーカー保証」、団体・連盟などの第三者機関による「瑕疵保険」「団体保証」などの様々な種類があります。

外壁塗装の保証制度についてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。

関連記事:外壁塗装の保証とは|保証の種類と対象を知ってトラブルを避ける

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外壁塗装のアフターフォローで住宅トラブルに備えよう

本記事では、外壁塗装におけるアフターフォローの内容や重要視すべき理由、業者選びのポイントなどを解説しました。

外壁塗装のアフターフォローは、単なるオプションサービスではありません。施工後の定期点検や迅速なトラブル対応により、外壁の美観と機能性を長期間維持するための重要なサービスです。

注意点として、名ばかりのアフターフォローを謳う業者もいるため、アフターフォローの有無だけで業者を判断するのはNGです。

具体的なサービス内容や連絡対応の質、保証制度などもしっかりと確認し、充実したアフターフォローを提供する業者を選ぶことが、安心して暮らせる住まいの維持につながります。

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