2024-03-26 10:50:41 更新

外壁塗装のしつこい営業に注意!しつこい理由と対処方法を解説

外壁塗装のしつこい営業に注意!しつこい理由と対処方法を解説
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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外壁塗装を検討しているとき、もっとも気になるポイントの1つは、業者の質です。
とくに営業マンが訪問してきたときに、その人が信頼できるかどうかを判断するのは簡単ではありません。もし悪徳業者の営業マンだった場合は対処する必要も出てきます。

そこで今回は、しつこい営業をしてくる理由やその対処方法、優良業者の見つけ方について紹介します。

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1 . なぜしつこい営業をかけてくるのか

2 . 迷惑な営業マンへの対処法

3 . 優良業者に出会う方法

4 . 優良業者を見極めるために綿密な調査をしましょう

1 . なぜしつこい営業をかけてくるのか

しつこい営業をかけてくる営業マンはどの業界にもいるものです。突然訪問してきて、一方的に「外壁塗装をした方がいい」煽られるのはあまり気分が良いものではありませんが、何度断っても熱心に通ってくる営業マンの姿に、断り切れなくなってしまうこともあるでしょう。
そこで、まずはどうしてしつこい営業をかけてくるのかについてご説明します。理由が分かれば押し切られてはいけないことが分かります。

1-1 正当な方法では依頼が集まらないから

結論として、しつこい営業をかけてくる業者には気を付けた方がいいケースがほとんどです。
最近ではインターネットを通じた顧客の獲得を行ったり、口コミで評判になって依頼が増えたりすることが珍しくありませんが、そうした方法で依頼が集まらないからこそ、しつこい営業をかけてくるのだと判断できるからです。

なぜ正当な理由で依頼が集まらないのでしょうか。それは工事の質が悪いからでしょう。
適正価格で施主が満足する工事を行っているなら自然と依頼が集まるもの。そうでないからこそ、依頼を取ってくるのに営業マンも必死になるのです。

1-2 訪問業者の儲けのカラクリ

そもそも訪問営業をかけてくる業者が塗装工事をするとは限りません。訪問営業をかけて工事の受注が取れたら、契約金のいくらかをマージンとして受け取って下請けに回すことがあります。この場合、元請け業者は営業だけで利益を出すことができます。

しかし、下請けはすでにマージンが抜き取られた少ない契約金のなかから利益を出さなくてはいけません。そのため、塗料を薄めたり、塗装回数をごまかしたりして単価を安くしようとします。

訪問営業で契約が取れれば取れるだけ元請け業者は儲かる訳ですが、下請け業者は儲けをだすために必死です。そのため、訪問営業で塗装工事の契約をすると、手抜き工事を行われるリスクが高まってしまうのです。

2 . 迷惑な営業マンへの対処法

迷惑な営業マンが訪れたとき、対処するのに苦労することもあるでしょう。1時間も玄関先で居座られたら迷惑です。そこで、しつこい営業マンにはどう対処すればいいのかをご紹介します。

2-1 よくあるセールストーク

まずはよくあるセールストークを覚えておき、悪質な業者であることを見極めるのが大切です。典型的なセールストークにはどのようなものがあるのかをご紹介します。

2-1-1 「いまキャンペーン中で・・・」

「キャンペーン中」という言葉を持ち出してくるセールストークは危険であることは覚えておきましょう。

訪問販売で相手の関心を集めるには「期間限定」や「セール中」など、「いまだけお得になる」という情報をアピールすることが常套手段として使われます。その典型例がキャンペーンです。特典や値引きを持ち出して「すぐに契約すれば得できる」または「いますぐでないと損をする」気持ちにさせて契約を急がせようとしてきます。
「弊社の塗装のモニターになってくれるなら工事費を半額にできる」などのセールストークも危険なので注意しましょう。

2-1-2 「すぐに補修しないと大変なことになります」

「すぐに補修をしないと大変なことになる」と不安を煽って契約に結びつけようとするのも常套手段と言えます。
外壁や屋根は数年をかけて徐々に劣化していくものです。そのため、たった数日そのままにしたからといって状況が劇的に変わるようなことはまずありません。大げさな表現を口にして不安を煽ってくる場合、契約を急がせようとしてくる心理が隠されているのです。

セールストークを真に受けず、冷静に考える必要があります。

2-1-3 「今日決めてくれれば半額でやります」

「今日決めてくれるなら半額にする」などの大幅な値段交渉を信じるのも危険です。塗装工事の費用は材料費や足場代、職人の工賃などから見積もりが出されます。それを大幅に値下げできるはずはありません。

もしできるとしたら、大幅に値下げしても利益が出るような金額設定になっている恐れがあります。半額になっているように思わせて、実は相場以上の値段設定になっていることもあるので気を付けましょう。

2-2 しつこい営業マンを対処する方法

今度はしつこい営業マンが訪問してきたときの対処方法をご紹介します。玄関先で何時間も粘ろうとしてきたら実践してみてください。効果のあるものを具体的にご紹介します。

2-2-1 「もうお願いしている業者さんがいます」

外壁塗装の営業が家に訪ねてきたら、「もうお願いしている業者さんがいる」と伝えてみてください。
それでも「うちでやった方がお安くできます」と言ってくるかもしれませんが、「依頼している業者の社長さんとも知り合いですし、家のことをいつもおまかせしている業者なので今更よその業者さんにおまかせする気はありません」とキッパリ断りましょう。
営業マンに付け入る隙きを与えないことが大切です。

2-2-2 「消費者センターに相談します」

「ほかの業者に工事を依頼した」と伝えても自宅の住所が判明している以上、数週間経っても工事が行われていなければ、また営業マンがやってくることがあります。
そんなときは、「消費者センターに相談します」といって撃退することをオススメします。
消費者生活センターとは、売買契約のトラブルなどの消費者被害の救済や消費生活の相談を受け付けている行政機関です。消費者庁が管轄する公的機関なので安心して利用できます。
あまりにも営業がしつこい場合はぜひ相談してみてください。非営利目的の公共機関なので、トラブルの解決方法をアドバイスしてくれます。

ほかにも塗装工事のトラブルを相談できる窓口があるので、参考にしてみてください。
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2-3 押しに負けて契約してしまったら

もし営業マンのしつこい訪問に負けて契約してしまったら、クーリング・オフ制度を利用するといいでしょう。クーリング・オフとは、塗装工事を依頼してしまっても、一定期間内であれば塗装業者との契約を解除できる制度です。

しかし、このクーリング・オフ制度が利用できる期間は、塗装工事の場合は一般的に8日以内と定められているため、早めに申請する必要があります。
具体的には塗装業者へ必要事項を書いたハガキを送るなどして申請しますが、この消印が契約を交わした日から8日を過ぎてしまうと適用できなくなってしまいます。
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このほかにもクーリング・オフ制度が適用できなくなってしまう場合があるので、その条件について以下にまとめました。

  • 自分の意志で塗装業者を自宅に呼んで契約を交わした
  • 自分の意志で塗装業者の事務所へ行って契約を交わした
  • 3,000円未満の現金で取引した
  • 過去1年間に、その業者と取引したことがある
  • 海外で契約を交わした

営業マンに押し切られる形で契約してしまった場合は、クーリング・オフ制度を活用してみてください。

3 . 優良業者に出会う方法

訪問営業での塗装工事の契約はトラブルを招く恐れが高いことを説明しました。
しかし、優良業者の見つけ方が分からないという人がほとんどでしょう。
そこで今度は、業者の質を見極め、悪質業者に騙されないための方法を紹介します。

3-1 資格の有無を確認する

外壁塗装や屋根塗装は特別な資格を持っていなくても行える工事です。しかし、塗装に関する資格がない訳ではありません。とくに塗装技術士は高い塗装技術や知識があることを証明する国家資格になります。
この資格を保有している人が在籍している業者に塗装依頼をすることで安心した塗装工事が期待できるでしょう。
ほかにも、雨漏り診断士や外壁診断士、外壁劣化診断士など、外壁と塗装の専門知識を必要とする資格があるので、これらの保有者がいるかもチェックしておくといいでしょう。

3-2 施工実績・件数を確認する

塗装業者の施工実績や施工件数をチェックすることも優良業者を見つけるのに有効な方法です。
施工実績や件数が多い業者はそれだけ経験が豊富であることを意味します。専門知識や高い技術力を持っていることも期待できるでしょう。また、それだけ消費者に信頼されている業者であることの証とも言えます。
ネットで簡単に口コミが広まる時代なので、悪質な業者は評判を検索するとすぐに分かることも多いです。そのため、施工実績は優良業者を見分けるいい判断材料になります。

3-3 アフターフォロー・保証の有無を確認する

アフターフォローがしっかりしていることも重要です。悪質な業者は手抜き工事をしてさっさと逃げてしまうことが多いです。しかし、アフターフォローがしっかりしている業者はそれだけ自分たちの工事に自信を持っており、施主のことを考えているということです。

何か問題があったときにしっかりとフォローしてくれる体制が整っていることは、裏を返せば手抜き工事をしないことの証でもあるのです。

3-4 「外壁塗装の窓口」を活用する

優良企業を自分で探すのはとても大変な作業になります。それに、実際に工事をやってみるまで分からないことが多いのも事実です。
そこで、業界最大級の外壁塗装専門サイトの「外壁塗装の窓口」を利用してみてはいかがでしょうか。以下、「外壁塗装の窓口」がどのようなサイトなのかを紹介します。

3-4-1 「外壁塗装の窓口」は実績のある業者のみを紹介中

「外壁塗装の窓口」は独自の厳しい審査を通った優良塗装業者しか登録できない決まりになっています。

塗装をメインとしている専門業者であること、自社施工管理の塗装業者であること、資格保有者がいることなどが審査内容であるため、中間マージンを取られない、しっかりとした塗装実績のある業者のみを紹介してもらえます。
契約するかどうか迷っているときは、匿名での見積もり依頼ができるので活用してみるといいでしょう。

3-4-2 複数の業者を比べることで工事の適正価格が分かる

「外壁塗装の窓口」を利用するメリットは、複数の業者に見積もり依頼を出せる点です。そのため、工事の適正価格を知ることができます。

サイト内でも塗装相場を公開しているので、活用して損することはないでしょう。塗装工事を考えているなら、一度は見ておくといいサイトと言えます。

4 . 優良業者を見極めるために綿密な調査をしましょう

今回は外壁工事を営業してくる業者のウラ事情と、対処方法、優良企業を見つけるポイントをご紹介しました。悪質な業者に工事を依頼してしまうと、すぐに塗装が剥げてきてしまって、また工事をし直す必要に迫られることもあります。
優良業者を見極めることが大切ですので、綿密な調査を行って信頼できる業者に工事を依頼しましょう。もし訪問営業を受けた際に契約してしまったら、クーリング・オフ制度も検討してみてください。

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