一般的に新築住宅の外壁塗装の際には、ほとんどが吹き付けで作業が行われています。 新築住宅の外壁塗装で吹き付けが選ばれる理由として、建物を完全に屋根の高さまで覆って、周囲に飛び散らないようガードがしやすいためです。 外壁塗装を吹き付けで行うと、スプレーで塗るような感覚で、細かい隙間まで塗料が付着して均一につくため、塗り残しが出にくいといわれています。 その一方、リフォームなどで外壁塗装を行うときにはローラーで塗装を行うのが一般的です。 これは、特に住宅密集地の場合、周囲の建物や自動車に飛び散ることを防ぐためです。 また、こだわりのある壁面にはコテを選択する人もいます。 もともとが吹き付け塗装でも、外壁に変化をつけたい時には、塗る際に押さえつける手間やコストがかかりますが、コテ仕上げも可能です。 また、リフォームでも凹凸が大きい外壁の場合は、毛足の長いローラーを使っても塗装できない場合もあり、このようなときには風のない日に養生をしっかり行って、吹き付けで塗装を行います。 最近はエアレス塗装機といって空気ではなく、圧力で塗料を出すタイプの塗装機も使用されるようになり、仕上がりがさらに美しくなってきています。 最終的にはへこんだ部分や陰になる部分、それぞれ臨機応変な塗り分けが必要になります。気に入った業者をいくつか選んだら、塗り分けに関する職人さんの考えについても意見を聞いておくと、納得の仕上がりが得られるでしょう。
2024-03-26 10:50:40 更新
外壁塗装の際の吹き付けとローラー、コテの違いは?
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輿石 雅志