外壁塗装をみていると、稀に膨れている事があります。 人間の肌でいうなら水膨れのような感じで、外壁塗装がプクプクと膨らんでいるのです。 こうなると簡単に剥がれおちてしまいますので、せっかくの外壁塗装も効果がなくなってしまいます。 これは部分的にみられることもありますし、全体がそうなっている場合もあります。 この外壁塗装の膨れはどうして起こるのでしょうか。
原因について
原因はいくつか考えられます。 まず一つは外壁内部に水が浸入し、それが蒸発する際に(気体になると体積もおおきくなるので)内部で膨らみを作ったという場合です。 膨れを破ると内部から水が流れてくることもあります。 対策としては膨れなどを削り取って塗り直しを行いますが、当然ながら水が浸入した原因を特定し、それを防がなくては再発します。 多いパターンとしてはサッシなどから水が浸入するというものです。 ほかにもひび割れ場所から水が浸入することもあります。 いずれにしても外壁塗装を行う場合は都度シーリングをしっかりとする方が安心です。 ほかに考えられるのは弾性塗料を使用したり濃い色を使った壁面の場合、表面と素地との蓄熱量の差から膨れるといった場合、または汚れ落としや下地塗料が不十分だった場合などにも発生します。 さらに下地を塗ったあと降雨などにより水分が外壁に付着し、乾燥が不十分な状態で外壁塗装を塗った場合にも膨れが発生すると考えられます。 つまり、劣化により膨らみが起こる場合と、外壁塗装業者の不手際によって起こる二つの場合があるということが考えられるのです。