2024-03-26 10:50:41 更新

モルタル外壁の特徴とは?メリットやデメリット、メンテナンス方法などを一挙紹介

モルタル外壁の特徴とは?メリットやデメリット、メンテナンス方法などを一挙紹介
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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「そもそもモルタル外壁って何?」

「モルタル外壁のメリットやデメリットが知りたい」

外壁の素材選びにお悩みの際に、このようにお考えになる場合もあるでしょう。

外壁は一度施工するとすぐに変更することは難しいため、工事前には慎重に素材選びをしなければなりません。

そこで、今回は以下のようなモルタル外壁の基礎情報を紹介していきます。

  • 1.モルタル外壁とは
  • 2.モルタル外壁のメリットとデメリット
  • 3.修理が必要な劣化症状
  • 4.修理方法
  • 5.モルタル外壁の主な施工方法
  • 6.モルタル外壁の施工費用の相場
  • 7.モルタル外壁を長持ちさせる方法
  • 8.おしゃれに仕上げるコツ
  • 9.施工時の注意点

モルタル外壁の基礎情報から施工費用、注意点などを詳しく解説していますので、外壁工事の際の不安を軽減できるでしょう。

ぜひ、最後までご覧になり、外壁素材を選ぶ際の参考になさってみてください。

目次閉じる

1.モルタル外壁とは

2.モルタル外壁のメリットとデメリット

3.修理が必要なモルタル外壁の劣化症状

4.モルタル外壁の修理方法

5.モルタル外壁の主な施工方法

6.モルタル外壁の施工にかかる費用相場

7.モルタル外壁を長持ちさせる方法

8.モルタル外壁をおしゃれに仕上げるコツ

9.モルタル外壁に施工する際の注意点

10.モルタル外壁は定期的にメンテナンスして美観を維持しよう

1.モルタル外壁とは

モルタル外壁とは

モルタル外壁とは、砂とセメント、水を練り合わせた塗り壁材をコテで塗装して仕上げた外壁のことです。

職人の手作業によって外壁の模様をつけていくため、板状の外壁材を張り付けるよりも見た目が味わい深くなります。

ただし、原料がセメントのモルタル壁自体には防水性がないため、定期的に塗料で塗装しなければなりません。

このように、モルタル外壁は定期的に塗装メンテナンスすることで、30年ほどの耐用年数が期待できます。

メンテナンスを行い、30年前後で外壁材を交換するようにしましょう。

また、モルタルのほかに使用される頻度が高い外壁材は、新築住宅のおよそ7割の国内シェアを占めている「サイディング外壁」です。

モルタルが外壁に直接塗装する方法なのに対して、サイディングは薄い板状の外壁材を張り付けて施工します。

そのため、サイディング外壁の場合は外壁につなぎ目ができます。

さらに、サイディング外壁は外壁材を工場で生産するため、安価で施工可能です。

カラーバリエーションやデザインが豊富な点が特徴の外壁材です。

2.モルタル外壁のメリットとデメリット

モルタル外壁のメリットとデメリット

住宅の外壁をモルタル外壁に仕上げる際のメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。

施工前にぜひご確認ください。

2‐1.メリット

モルタル外壁に仕上げるメリットは、以下の3点です。

  • 1.デザイン性の高い外壁になる
  • 2.不燃性に優れている
  • 3.熱を持ちにくい外壁になる

それぞれのメリットの内容を詳しく解説していきます。

2‐1‐1.デザイン性の高い外壁に仕上げられる

モルタル外壁は手作業で模様を決める仕上げ方法が多いため、デザイン性の高い外壁となります

また、外壁材の継ぎ目がなく美しい外観となる点も、モルタル外壁のメリットのひとつです。

オリジナリティのある、美観性に優れた外壁を求めている方におすすめの外壁素材です。

2‐1‐2.不燃性に優れている

モルタル外壁は主成分がセメントや砂であるため、不燃性に優れています

不燃材料としても国土交通省に認定されている外壁材です。

そのため、ほかの外壁材に比べて、万が一の火事の際には延焼防止の効果が期待できるのです。

出典:国土交通省「不燃材料を定める件」

2‐1‐3.熱を持ちにくい外壁になる

モルタルは金属系の素材ではないため、熱を持ちにくい外壁となります。

夏場の室内温度が金属系の外壁に比べて上昇しにくいため、快適に過ごしやすくなるでしょう。

【監修者コメント】

モルタル外壁に「遮熱塗料」や「断熱塗料」を使用することで、さらに熱を持ちにくくなります。

理由として、太陽光や熱を通しにくい塗料のため、モルタル外壁に塗装すればより省エネ効果が期待できるためです。

塗装時の価格はやや高くなりますが、長期的にはエアコンや暖房費用の節約が可能なため、外壁を塗装する際には「遮熱塗料」や「断熱塗料」も検討してみてください。

2‐2.デメリット

モルタル外壁に仕上げるデメリットは、以下の2点です。

  • 1.汚れがたまりやすくなる
  • 2.ひび割れが発生しやすくなる

それぞれのデメリットの具体的な内容を解説します。

2‐2‐1.汚れがたまりやすくなる

モルタル外壁は、汚れがたまりやすくなるというデメリットがあります。

リシン吹き付けやスタッコ仕上げなど、塗材を吹き付けて仕上げる方法では凸凹模様になるため、隙間に汚れがたまりやすくなるのです。

そのため、経年により美観が悪くなってしまう場合があります。

汚れやカビ、コケなどを長時間放置しておくと水洗いだけでは取れなくなってしまうでしょう。

そのため、定期的に、または汚れが気になったら早めに掃除する必要があります。

2‐2‐2.ひび割れが発生しやすくなる

モルタル外壁は外壁につなぎ目がないため、ひび割れが発生しやすくなります

地震や強風で住宅が揺れた際に振動を逃がせず、塗膜がひび割れやすくなるという点も覚えておきましょう。

【ココがポイント!】

モルタル外壁はデザイン性が高くて燃えにくい一方で、ひび割れが起こりやすいです

3.修理が必要なモルタル外壁の劣化症状

修理が必要なモルタル外壁の劣化症状

修理が必要になる、モルタル外壁の主な症状は主に以下の5つです。

  • 1.色あせ・チョーキング
  • 2.ひび割れ
  • 3.ふくれや浮き
  • 4.塗膜の剥離

モルタル外壁はどのようなときに修理が必要になるか確認しておくことで、悪化を未然に防げます。

以下にて、それぞれの劣化症状と、放置していたら起こりうる問題について解説していきましょう。

3‐1.色あせ・チョーキング

色あせ・チョーキング

モルタル外壁が色あせてきたり、チョーキングが発生したりしたら、紫外線や風雨による刺激、または経年による劣化があらわれてきた証拠です。

色あせが発生していると、外壁の防水性が低下するため早めに塗り替えが必要となります。

チョーキングが発生している場合も、塗装での補修が必要です。

指で外壁に触れた際に、白い粉が付着するようであればチョーキングが起きています。

チョーキングとは「白亜化現象」とも呼ばれており、塗料の顔料が紫外線や雨などによって劣化することで発生します。

防水性が低下している証なので、早めの塗装を検討しましょう。

3‐2.ひび割れ

ひび割れ

モルタル外壁は、乾燥や住宅の揺れなどでひび割れが発生しやすいです。

ひび割れが発生すると雨漏りの原因にもなるため、早めの補修が必要です。

モルタル外壁にあらわれるひび割れには、「ヘアークラック」と「構造クラック」の2つのタイプがあります

ヘアークラックは幅が0.3mm以下のひび割れで、緊急性は高くありません。

塗装面のひび割れなので、雨が塗膜の内部に入り込む前に補修を行います。

構造クラックは、0.3~1mmほどの幅で、深さがおよそ4~5mmのひび割れです。

幅が1mmもあるひび割れは、外壁材そのものが劣化している可能性が高いです。

住宅内部の雨漏りの原因となるため、早めに補修を行わなければなりません。

3‐3.ふくれや浮き

ふくれや浮き

外壁の内部に水分や空気が浸入することで、ふくれや浮きが発生する場合もあります。

放置すると外壁の防水性や耐久性を低下させることになるため、再塗装が必要です。

また、ひび割れが起きた場所から水分が浸入して、ふくれや浮きが発生するケースも多いです。

そのため、破損箇所があれば早めに補修して二次被害を防ぐ必要があります。

3‐4.塗膜の剥離

塗膜の剥離

外壁の塗膜が剥離するケースもあります。

ふくれや浮きが生じたことで、最終的にモルタル外壁の塗装面が剥離してしまいます。

塗膜が剥がれた外壁は紫外線や風雨の刺激を直接受けることになるため、劣化が早まるでしょう。

剥離が起きる前に塗装面をメンテナンスすることが大切です。

また、剥離が起きてしまった場合でも、早めに補修して外壁の劣化をできるだけ防ぎましょう。

【ココがポイント!】

塗膜の剥離や、大きなひび割れが見つかったらすぐに業者に相談しましょう

4.モルタル外壁の修理方法

モルタル外壁の修理方法

モルタル外壁の修理やメンテナンス方法には、主に以下の3つがあります。

  • 1.部分補修
  • 2.塗装
  • 3.張り替え

それぞれの修理方法を詳しく解説していきます。

モルタル外壁の施工後はときに修理やメンテナンスが必要となるので、手順を確認しておくと安心です。

4‐1.部分補修

部分補修

部分補修は、劣化症状ごとに方法が異なります

ひび割れの場合は、粘着力のある充填材のコーキング材を隙間に埋めて表面を整えていくのが一般的です。

ふくれや浮きなどは、破損箇所を除去して洗浄し、塗り替えます。

破損の状況によって補修方法は異なるため、詳しい施工内容は業者に確認するようにしましょう。

4‐2.外壁塗装

外壁塗装

色あせやチョーキングなどの症状があらわれていたら、外壁全体の塗り替えを行います。

まずは高圧洗浄で外壁をきれいにして、下地を整えます。

外壁の防水性が著しく低下する前に、再塗装して耐久性を維持することが大切です。

4‐3.張り替え

張り替え

モルタル外壁の劣化や破損がひどい場合には、張り替え工事が行われます。

既存のモルタル外壁をすべて撤去して、新しい外壁材を張り付けます。

例えば、サイディング外壁に張り替える場合は、以下のような手順で施工されるのが一般的です。

  • 1.足場の設置
  • 2.養生
  • 3.既存外壁の撤去
  • 4.下地補修
  • 5.防水シートの施工
  • 6.サイディングボードを設置

サイディング外壁への張り替えには、約30坪の住宅で150~250万円ほどかかります。

工事価格が高額となるため、モルタル外壁の劣化が耐用年数よりも早まらないように定期的にメンテナンスをしておくことをおすすめします。

【ココがポイント!】

張り替えまでいくと高額なため、こまめなメンテナンスが重要です

5.モルタル外壁の主な施工方法

モルタル外壁の主な施工方法

モルタル外壁の仕上げ方法には、以下の5つがあります。

  • 1.リシン
  • 2.スタッコ
  • 3.吹き付けタイル
  • 4.左官
  • 5.塗装

それぞれ違った印象を持たせられるため、施工別の特徴を把握しておきましょう。

以下にて、5つの施工内容を詳しく解説していきます。

5‐1.リシン

リシン

リシン吹き付け工法では、スプレーガンを使って石やセメントなどを壁に吹き付けていきます

外壁表面は小さな凸凹となり、落ち着いた雰囲気に仕上がります。

スプレーガンで施工するため、手作業で模様を付けていく工程よりも工事価格が抑えられるのもメリットのひとつです。

ただし、凸凹の隙間にゴミや汚れがたまりやすいのがデメリットとなります。

また、リシン吹き付け工法の後に剣山やワイヤーブラシで引っかきながら表面を整える「リシンかき落とし工法」もあります

縦や横向きにラインを入れたり、さまざまな模様を付けられたりするため、デザイン性がより高くなるのが特徴です。

5‐2.スタッコ

スタッコ

スタッコ仕上げ工法では、セメントと骨材を混ぜた塗り壁材を外壁に吹き付けていきます

リシン吹き付け工法よりも厚みのある凸凹となります。

同じく、凸凹部分に汚れがたまりやすいため、定期的な掃除が必要です。

5‐3.吹き付けタイル

吹き付けタイル

吹き付けタイル工法では、樹脂や骨材などを混ぜ合わせて、口径が広めの専用のスプレーガンで吹き付ける方法です。

リシンやスタッコよりも滑らかな表面に仕上がります。

また、ひび割れしにくく、汚れにくいというメリットがあります。

ただし、吹き付け工法のデメリットである機械音の発生や塗り壁材の飛び散りには注意が必要です。

5‐4.左官

左官

コテを使い、手作業で模様を付けていくのが左官仕上げ工法です。

職人の腕や感性によってさまざまな模様に仕上がります。

そのため、施工を依頼する際は希望通りの外壁デザインに仕上げてくれる業者かどうかを見極める必要があります。

また、手作業での仕上げになるため、スプレーガンを使う工法よりも工事価格は高めです。

【監修者コメント】

左官仕上げでは、お城などで利用されている昔ながらの白い「漆喰」が有名ですが、近年では「ジョリパット」と呼ばれる数十種類の模様を作れる製品もあります。

「ジョリパット」は、扇形、線形などさまざまな形状が可能で、独自の模様を作ることで世界に一つだけの外壁デザインを実現できることが大きな魅力となっています。

ジョリパットの詳細は以下でご確認いただけるためぜひご覧ください。

http://www.aica.co.jp/products/fill-w/jolypate/

5‐5.塗装

塗装

モルタルに模様付けをせず直接塗装する方法もあります。

デザイン性が低いため、一般的にはあまり行われません。

ただし、ほかの仕上げ方法よりも工数や材料が少ないため、工事価格が安い傾向にあります。

塗膜の劣化症状があらわれるタイミングは、施工している塗料タイプによって変わってきます。

以下にて、塗料タイプ別の耐用年数を一覧表にしてまとめていますのでぜひご確認ください。

表1

塗料の中でも、アクリル系塗料は耐用年数が短いため外壁塗装ではほぼ使われません。

ただし、すぐに建て替えたり、外壁を張り替えたりする予定がある場合には費用を抑えるために使用されるケースはあります。

【ココがポイント!】

モルタル外壁の施工方法は豊富なため、予算とデザイン性を考慮して業者と相談しましょう

6.モルタル外壁の施工にかかる費用相場

モルタル外壁の施工にかかる費用相場

モルタル外壁の施工にかかる費用相場は、30坪の一戸建て住宅の外壁の塗装をした場合で60〜90万円ほどです。

使用する塗料の単価や、何回塗りで仕上げるかによっても費用は変わります。

以下にて、塗料タイプ別に平方メートルあたりの単価を一覧表にしてまとめました。

表2

各タイプの耐用年数を把握して、ご予算と相談しながら最適な塗料を選択するようにしましょう。

【監修者コメント】

モルタル外壁の塗装は、耐久性とコストパフォーマンスを考慮して、シリコン系塗料かフッ素系塗料がおすすめです

フッ素系塗料で塗装すると、モルタル外壁の汚れやすいというデメリットをカバーしやすいです。

親水性が高いため汚れが落ちやすく、防カビ・防藻性にも優れているためです。

ただし、単価が高いため予算に合う場合に選ぶようにしましょう。

7.モルタル外壁を長持ちさせる方法

モルタル外壁を長持ちさせる方法

モルタル外壁をできるだけ長持ちさせる方法は、以下の2つです。

  • 1.定期的に塗装する
  • 2.定期点検を行う

モルタル外壁の耐用年数である30年まで長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが必要となります。

以下にて、それぞれの方法を詳しく解説していきます。

7‐1.定期的に塗装する

定期的に塗装することで、防水性を高めたり、紫外線や風雨からモルタル外壁を守ったりできます

外壁の塗装は防水性や耐久性を維持するためなので、劣化が見られたら早めに塗り替えることが大切です。

また、塗料の耐用年数が近づいてきたら、再塗装が必要なので施工業者に相談するようにしましょう。

7‐2.定期点検を行う

定期的に外壁の点検をすることで、適正時期にメンテナンスが行えます

劣化は早めに対処することで、破損が悪化せずに少ない費用で補修できる場合もあります。

費用が膨大にならないためにも、定期点検は欠かさず行いましょう。

ハウスメーカーや塗装業者では、施工後のアフターサービスとして外壁の定期点検を行っている会社もあります。

保証内容を確認して、アフターサービスで行ってもらえるようであれば依頼するようにしましょう。

セルフチェックで行う場合は、色あせや破損箇所などがないか目視で確認しておきましょう。

外壁の定期点検は、業者の場合は保証内容に沿って行い、セルフチェックでは年に1~2回ほどを目安に行うことをおすすめします。

8.モルタル外壁をおしゃれに仕上げるコツ

モルタル外壁をおしゃれに仕上げるコツ

モルタル外壁をよりおしゃれに仕上げるためのコツは、以下の2つです。

  • 1.複数のカラーを取り入れる
  • 2.別の素材も組み合わせる

2つのコツを押さえておくと、モルタル外壁をさらに好みに合ったオリジナリティ溢れる外観に仕上げられるでしょう。

以下にて、それぞれのコツの具体的な内容を解説していきます。

8‐1.複数のカラーを取り入れる

白色やアイボリーなどの単色で仕上げるのではなく、別のカラーも取り入れてツートンにしてよりデザイン性を高めてみるのもおすすめです。

外壁塗装では、一般的にホワイト系以外にグレーやブラック、ネイビーなども人気が高いです。

また、ツートンにする場合には悪目立ちしないようにコーディネートする必要があります。

特に、以下のような組み合わせが人気となっています。

  • 1.ホワイト×ブラック
  • 2.ホワイト×ネイビー
  • 3.グレー×ブラウン

お好みのカラーがご自宅にマッチするか、施工業者とよく相談して検討するようにしましょう。

また、カラー選びの際と実際に外壁に施工した場合では色が違って見える場合もあります。

そのため、施工業者に外壁に塗装したらどのような見え方になるかも確認することをおすすめします。

人気色については以下の動画でもご紹介しています。

8‐2.別の素材も組み合わせる

モルタルだけでなく、サイディングやタイルなどの別素材を組み合わせてデザインすると、特別感が出ておしゃれに仕上がるでしょう。

個性的な外観に仕上げたいという方は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。

ただし、住宅によっては複数の素材を組み合わせた外壁にすると違和感を持つ場合もあります。

施工後に後悔しないためにも、業者とシミュレーションをしたり、相談したりしてコーディネートしてみましょう。

外壁塗装でおしゃれにするコツは外壁塗装のデザイン|おしゃれな外壁にするための基礎知でもご紹介しています。

【ココがポイント!】

カラーだけではなく素材の変更によるデザイン向上も検討しましょう

9.モルタル外壁に施工する際の注意点

モルタル外壁に施工する際の注意点

モルタル外壁に施工する際は、以下の3つの注意点を押さえておきましょう。

  • 1.施工実績が豊富な業者に依頼する
  • 2.高圧洗浄機で掃除しないようにする
  • 3.汚れが取れない場合は再塗装する

以下にて、それぞれの注意点の具体的な内容を紹介します。

モルタル外壁に仕上げた後に工事を失敗したり、後悔したりしないためにもぜひチェックしておきましょう。

9‐1.施工実績が豊富な業者に依頼する

手作業で仕上げるモルタル外壁は、施工実績が豊富な業者に依頼するのが安心です。

施工実績が豊富かどうかを見抜くためには、以下のポイントを押さえて業者選びをしましょう。

  • 1.施工実績を開示している
  • 2.口コミを参考にする

業者への訪問時やインターネットなどで上記のポイントを確認しておくと、業者選びの失敗リスクを軽減できるはずです。

施工不良を防ぐためにも、業者選びは慎重に行うようにしましょう。

9‐2.高圧洗浄機では掃除しないようにする

ご自宅に高圧洗浄機がある場合に、外壁掃除で使用したくなりますが、モルタル外壁は破損する恐れがあるため使わないようにしましょう。

また、ブラシで強くこすることも避けておきましょう。

キズがついて破損する恐れがあります。

ご自身で掃除をする際は、ホースで水を流しながらブラシやスポンジで軽くこするようにして洗うようにしましょう。

【監修者コメント】

DIYで高圧洗浄をするのはリスクがあります。

洗浄の際に外壁を剥がしてしまったり、傷つけてしまうことで寿命が短くなるためです。

専門性が高い作業のため、施工業者に依頼することを推奨します。

ご自身で洗浄する際は、塗装が剥がれて再塗装が必要になる覚悟が必要です。

9‐3.掃除後も汚れが取れない場合は再塗装する

外壁の掃除をしても汚れが取れない場合は、塗膜が劣化しているため塗り替えが必要となります。

モルタル外壁は表面の仕上がりによっては汚れやコケなどが溜まりやすくなっています。

そのため、定期的な掃除が必要ですが、年月が経過して取れなくなった汚れは除去できないケースも多いです。

住宅の美観を維持するためにも、汚れが取れない場合は再塗装してきれいにするようにしましょう。

【ココがポイント!】

DIYでの洗浄は高リスクのため、実績がある業者に洗浄や塗装を依頼しましょう

10.モルタル外壁は定期的にメンテナンスして美観を維持しよう

モルタル外壁は定期的にメンテナンスして美観を維持しよう

モルタル外壁はバリエーション豊かな仕上げ方法があり、オリジナリティのある外壁にできます。

しかし、施工方法によっては汚れが溜まりやすいため、定期的なメンテナンスが必要です。

定期的に点検や掃除を行い、モルタル外壁の美観や耐久性を維持していきましょう。

外壁塗装の窓口で相場チェックしてみませんか?
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