2024-03-26 10:50:41 更新

外壁塗装で用いるフッ素配合の塗料について

外壁塗装で用いるフッ素配合の塗料について
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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新築の住宅も建ててから10~15年経過すると、屋根や外壁塗装を検討しなくてはならなくなります。外壁塗装の費用は高額ですから、できるだけ回数を減らしたい、そうお考えの方も多いと思います。

このようなときにお勧めなのがフッ素を配合した塗料です。フッ素というと、くっつかないフライパンや電線への塗布など、多様な用途で使われています。塗料としても、粘着性が少なく、酸性雨に強い、雪が落ちやすい、火に強いなどの特性に注目が集まっています。フッ素配合塗料の大きな特徴は高い耐久性と言われています。外壁の劣化を防ぎ、美観を保ちながら20年近く持つとされています。

フッ素の持つ分子配列と、その強い結合力が紫外線から外壁を守り、また、親水性が高いため、雨や水洗いをすることで汚れがサッと流されます。外壁塗装は、アクリル塗料ですと5年程度、よく使われているシリコン塗料でも10年程度の耐久性とされています。フッ素配合の塗料の場合、施工の際の金額は他の塗料よりも高くなりますが、耐久性を考慮するとかえってお得といえるでしょう。また、フッ素配合塗料で屋根用のものもあり、これには高い断熱機能があります。屋根は常に強い日射にさらされますが、この日射によるエネルギーの8割程度を反射して、表面温度の上昇を抑えてくれます。外壁塗装は大きな出費を伴います。耐久性の面で優れたフッ素配合塗料を、選択肢の一つとして検討してみるとよいかもしれません。

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