2024-03-26 10:50:40 更新

外壁塗装の材料に含まれる有害物質とその影響

外壁塗装の材料に含まれる有害物質とその影響
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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完成したばかりの建築物に入ると、独特な臭いを感じることがあります。

これは建材や塗料として使われた材料から発せられる化学物質が原因であり、代表的なものにはホルムアルデヒド、揮発性有機化合物(トルエン、キシレン、メチルメルカプタンなど)があります。

これらの有害物質は使用量などが法律で定められており、特にシックハウス症候群を引き起こすことで知られるホルムアルデヒドに関しては、その飛散量から使用に対して制限がもうけられています。

シックハウス症候群といえば、目や鼻の奥・のどなどの粘膜に対する刺激や痛み、頭痛、吐き気、湿疹、倦怠感、呼吸器疾患などが代表的な症状として知られており、軽度の症状を経験したことのある人もおおいのではないでしょうか。

当然ながらこういった化学物質は外壁塗装の材料にも使用されています。

ただし外壁塗装の場合は内装に使用するのと違い、それほど刺激を感じることはないかもしれません。

ですが周囲の人への影響や、自分自身が敏感である場合、また環境へ配慮したいという場合には、外壁塗装としての効果はありながらも有害な化学物質の使用を控えた環境配慮型の塗料が発売されていますので、それを利用すると良いでしょう。

特に健康への影響を考えると、化学物質に対してアレルギーのある人や敏感な人に対しては、外壁塗装であっても水性の環境配慮型耐久塗料を材料として使うようお勧めすします。

ただしこういった環境配慮型の材料はそうでないものに比べると割高である傾向が強いです。

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