はしごを使用して外壁塗装するメリットとデメリット

はしごを使用して外壁塗装するメリットとデミリットは、簡潔に分類すると、低予算で実現可能な外壁塗装にするのか、あるいは、塗装仕上がり面に多少の施工ムラが発生してしまっても許容範囲としてしまうのか、ということになります。低予算で実現可能な外壁塗装にするには、塗料の価格や、塗装で使用する道具や機材の価格に注目するのも有効なのですが、もっと簡潔なコスト削減方法として、はしごを使用して施工するという方法が挙げられます。はしごを使用して外壁塗装をする、ということは、足場を組まなくても良いということを意味していますので、足場の建設費用が一切掛からないことになります。基本的に無料と解釈して良いでしょう。足場の建設コスト、足場の運搬コストが不必要になるというわけです。はしごだけで外壁塗装を済ませられれば、足場に関連するコストが不必要になるので、予算的にはお得となるのですが、その一方で、塗装作業の進行においては難点が発生してしまう可能性もあります。はしごでの作業は、必要に応じて、はしごを移動しなければならないからです。さらに作業員の安全対策のために、不安定な動作となる作業は行えなくなってしまいますので、塗装表面チェックが脆弱になってしまう可能性もあるのです。ですから工務店の技術力が、その仕上がりを左右してきます。新築の時から担当している工務店であれば、外壁塗装にも柔軟に対応してもらえますし、何度かに分けて施工してもらう事も不可能ではありません。しかし一回限りの単発契約の工務店の場合には、作業日数は契約に基づいた必要最低限しか確保できないので、低予算性よりも、作業のスピード性や作業しやすい環境かどうかを重視したほうが良い場合が出てくるわけです。