2024-03-26 10:50:40 更新

適切な希釈による塗装の依頼

適切な希釈による塗装の依頼
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
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塗装には適切な希釈が大事

水とシンナーの違いは強溶剤系塗料・弱溶剤系塗料か水性か

希釈から見た外壁塗装業者への依頼

塗装には適切な希釈が大事

希釈には2つ種類があり水で薄める希釈と、シンナーで薄める希釈があります。

希釈とは塗料を水かシンナーで薄めることなのです。

この希釈がどのくらいの割合でなされているのかは外壁塗装業者を選ぶ基準の一つになります。

希釈は、そのままでは塗料の粘り具合が強すぎるため、調整として水やシンナーで薄めて、適切な粘り具合を保とうとする目的があります。

またそうする事によって、仕上がりも美しくなるのです。

粘度が高すぎる場合は、ローラーを利用して塗料を塗りますが、ベタベタとした仕上がりで凹凸が出来てしまいます。

しかしこれが薄すぎても、液だれを起こし線の入った外壁になってしまいます。

外壁塗装は塗料も大事ですが、希釈の割合も重要な部分であると言えます。

水とシンナーの違いは強溶剤系塗料・弱溶剤系塗料か水性か

何故水かシンナーで希釈をするのでしょうか?

水もシンナーも全く性質の異なる物質ですが、使用する塗料も異なるのでそれぞれしっかりと働きます。

水性塗料には水を、強溶剤系塗料・弱溶剤系塗料にはシンナーを入れることが決まっていますので、シンナーではなく水に変えたいといった要望は受け付けてもらえませんので、注意してください。

希釈量はおよそ指定されていますが、これは気温や道具に合わせたものである必要があり、職人わざも光る難しい所なのです。

施工が屋根の場合と壁の場合でも陽のあたる温度の違いから希釈量を変えていくのが一般的です。

水でもシンナーでも希釈量は少なければ少ない方が良いと言うわけではありません。

希釈量が多ければ多いほど、塗料の量が少なく思えてしまうものですが、そこはしっかりと比率を確認して見ましょう。

希釈から見た外壁塗装業者への依頼

希釈量は利用する塗料によっても、施工する日の気温によっても異なりますから、正解はありません。

多すぎるのか少なすぎるのか判断出来る材料としては、使用される塗料の標準的な希釈量を調べ、見積書内の量と比較してみることです。

使用する塗料によって、気温によって異なってしまうものですので希釈量から情報を読みとることは実は難しいことなのです。

もし壁の仕上がりに不安がある場合は、外壁塗装業者に相談に行きましょう。

その上で、実際に施工した住宅を見せてもらうのです。

これが一番分かりやすく、簡潔で簡単な希釈量を測るということではないでしょうか?

確かに重要な数字が正確なもので無いことに対する不安はありますから、しっかりと実績のある会社を利用することで、その不安を拭い去りましょう。

複数の外壁を見させてもらったら、それぞれの住宅の塗料と希釈割合を教えてもらいましょう。

そうすることで、安心安全の施工が初めて行われるのです。

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