2024-04-05 07:00:13 更新

45坪の家の外壁塗装費用はいくら?料金相場と内訳、価格を抑えるコツもご紹介

45坪の家の外壁塗装費用はいくら?料金相場と内訳、価格を抑えるコツもご紹介
編集者プロフィール
輿石 雅志
1972年生まれ。早稲田大学理工学部応用化学科卒業。40万人以上の方が利用している国内最大級のマッチングプラットフォームを提供する外壁塗装に特化した無料相談サイト「外壁塗装の窓口」を運営。著書に「マイホームの外壁塗装 完全成功読本」(幻冬舎出版)。
詳細を見る

延床面積で45坪の家で外壁塗装を依頼する場合、費用相場は約105万円~135万円が目安です。外壁塗装の費用は、使用する塗料の量やグレードに大きく左右されるため、塗装面積が広い住宅の場合や遮熱・断熱性能の高い塗料を使う場合には、相場よりも高くなる傾向があります。

本記事では、45坪の外壁塗装費用の相場と内訳、自分で費用相場を計算する方法や、安く抑えるためのコツについてもご紹介します。初めての外壁リフォームを検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

「わたしの家の外壁塗装はいくら?」30秒で無料診断する

目次閉じる

45坪の家の外壁塗装費用は105万円~135万円が相場

45坪の家の外壁塗装費用の内訳

45坪の家の外壁塗装費用を自分で調べる手順

45坪の家の外壁塗装費用を安く抑えるコツ

まとめ

45坪の家の外壁塗装費用は105万円~135万円が相場

延床面積が45坪の住宅で外壁塗装を依頼した場合、費用相場は約105万円~135万円となっています。外壁塗装費用は、塗装面積が広く使用する塗料の量が多くなるほど高額になり、200万円を超えるケースも考えられます。

また、外壁塗装とともに屋根塗装も依頼する場合には、約20万円〜40万円ほどが上乗せとなります。外壁塗装と屋根塗装を同時に依頼することで、足場の組み立て・解体費用を2回負担する必要がなくなり、トータルコストを抑えることができます。そのため屋根塗装の予定がある場合には、同時に依頼することをおすすめします。

「45坪の家」の外壁塗装費用は延床面積で考えることに注意

外壁塗装では、一般に「45坪の家」と呼ぶ時には、建物の延床面積のことを指します。土地の広さを意味する坪数(敷地面積)や、住宅の建築面積を意味する建坪とは異なりますので、費用相場を調べる時には注意が必要です。そのため45坪の家とは、たとえば1階の広さが20坪、2階の広さが15坪、3階の広さが10坪の3階建ての住宅などを指します。1階が25坪、2階が20坪の2階建ての住宅も45坪の家として計算されます。

「自宅の敷地は45坪の広さなので、45坪の外壁塗装費用を調べれば良い」と考えて計算してしまうと、実際の延床面積よりも少ない広さで計算することになります。その結果、業者の見積もり金額が想定よりも高額になることがあるため注意しましょう。

塗装面積によっても費用相場は変動

外壁塗装の費用を延床面積で計算する背景として、塗装が必要な外壁の面積によって、使用する塗料の量や足場の組み立て費用が変動するためです。たとえば、同じ建坪45坪の広さの家でも、平屋なのか2階建てなのか3階建てなのかによって、外壁の面積が大きく異なることはイメージしやすいはずです。

また、窓やベランダ、玄関などが外壁に占める面積によっても塗装面積が変動するため、費用相場が上下することがあります。四角形ではない複雑な形の家や、凹凸のあるデザインの外壁の家なども、外壁塗装費用が上昇する要因となります。自宅の外壁塗装の正確な費用相場を把握したい場合には、一度業者に現地を訪れてもらい、詳細な見積書を作成してもらうのが確実です。

「わたしの家の外壁塗装はいくら?」30秒で無料診断する

45坪の家の外壁塗装費用の内訳

45坪の家で外壁塗装を依頼した場合、以下のような費用が見積書・請求書に計上されることとなります。

  • 塗料代
  • 人件費・工事費
  • 足場代
  • その他の費用

それぞれの費用内訳について、目安金額や費用の使われ方について詳しく解説していきます。

塗料代

塗料代は外壁塗装費用のうち2割〜3割ほどを占め、使用する塗料のグレードや塗装面積によって大きく左右されます。45坪の家の広さを平米で表すと約148m2、この広さに1.2を掛けた広さが外壁の面積の目安となるため、塗装面積は約178m2と算出できます。塗料代は1m2あたりの平米単価で決まりますので、塗装面積に塗料の平米単価を掛けることで、塗料代の目安を計算可能です。

たとえば、人気の高いシリコン塗料を使用した場合には、平米単価が約2,100円~3,500円となっています。この単価と塗装面積をもとに計算すると、37万5,900円〜62万6,500円が塗料代の目安金額となります。塗料の種類ごとの単価については下記のページでも詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

関連記事:【2024年版】外壁塗装の費用相場はいくら?10坪〜100坪の適正価格と安く抑えるコツ

人件費・工事費

職人の方の給料や、養生・高圧洗浄のための作業代を含めた人件費・工事費は、費用全体の約3割を占めます。外壁塗装とともに屋根塗装を行う場合や、雨どいの修理・補修、ベランダの防水工事などを依頼する場合には、工事費が高額になることもあります。建物の形状や外壁の劣化具合によって金額が変動することもあるため、外壁塗装業者からの見積書をしっかりと確認しておきましょう。

足場代

外壁塗装に欠かせない足場を家の周囲に組立・解体する費用が、足場代です。足場代は費用全体の約2割を占め、平米単価に足場の設置面積を掛けることで算出します。足場代の平米単価は約800円〜1,200円/m2、足場の設置面積は家の周囲にゆとりを持たせて設置するため、塗装面積に1.3倍を掛けて計算します。

45坪の住宅で塗装面積が約178m2の場合には、1.3倍の約231m2に800円〜1,200円/m2の平米単価を掛けて、18万4,800円〜27万7,200円となります。隣の家との距離が近く足場の設置が難しい場合や、3階建て以上の高さのある建物の場合には、足場代が高額となるケースもあるため見積もりの際に確認しておくと安心です。

その他の費用

上記の費用以外にも、事務手数料や職人の方の交通費・駐車場代などが外壁塗装費用に含まれます。工事で出た廃材や業者の利益なども含まれており、目安金額は費用全体の約3割です。見積書の項目では「諸経費」「その他」などと記載されていることが多いですが、詳細な内訳が気になる場合には見積もりの際に問い合わせてみると良いでしょう。

「わたしの家の外壁塗装はいくら?」30秒で無料診断する

45坪の家の外壁塗装費用を自分で調べる手順

45坪の自宅で外壁塗装費用がどのくらい必要になるのかを調べたい場合、業者からの見積もりを取り寄せる前に、自分で大まかに計算することもできます。ここでは45坪の家のケースで、外壁塗装費用を自分で調べる方法をご紹介しましょう。

延床面積から塗装面積を概算する

まずは延床面積をもとに外壁の塗装面積を算出します。延床面積が45坪の場合、平米に直すと約148m2となります。ここで計算に用いるのは、建物の建築面積や敷地面積とは異なるため注意しましょう。延床面積に対して1.1〜1.3の係数を掛けることで、外壁の面積を概算することができます。仮に1.2の係数を使用すると、「148m2 × 1.2 = 約178m2」と算出できます。

使用する塗料を検討する

続いて、今回の工事で使用する塗料を検討しましょう。アクリル塗料やウレタン塗料など、平米単価が安いものほど外壁塗装費用を抑えることができますが、その分耐用年数が短くなり、塗り替えサイクルが早くなる傾向にあります。また、防水性・防汚性が下がって見た目が悪くなってしまったり、断熱・遮熱性が低く電気代が高額になってしまうこともあります。そのため塗料のグレードと予算を踏まえて、最適な塗料を選ぶ必要があります。

関連記事:外壁塗装の塗料4種類の選び方を解説!相場・耐用年数から最適な塗料を選ぼう

どの塗料が最適なのか迷う場合には、複数の施工業者から見積もりを取って信頼できる業者を選び、自宅の場合はどの塗料が適しているのかを相談してみるのもおすすめです。

足場代・工事費を加えて金額を算出する

塗装面積と使用する塗料の平米単価が算出できたら、最後に足場代・工事費などを加えて費用の合計を試算します。ここでは塗装面積180m2、塗料の単価を2,000円と仮定すると、「180m2 × 2,000円 = 36万円」となります。塗料代は、外壁塗装費用の2割〜3割を占めますので、逆算して塗料代の3倍〜5倍、つまり108万円〜180万円が合計金額の目安です。

塗料のグレードや家の形状などによっても必要となる費用は異なりますが、大まかにどれくらいの予算が必要になるのかを調べる際に参考にしてみると良いでしょう。なお、業者から見積もりを取る場合のチェックポイントや、上手な見積もりの取り方については、下記の記事も参考にしてみてください。

関連記事:外壁塗装の見積もりは何社取れば良い?見積書のチェックポイントと費用相場を解説

「わたしの家の外壁塗装はいくら?」30秒で無料診断する

45坪の家の外壁塗装費用を安く抑えるコツ

45坪の家では見積もり金額が100万円を超えることも珍しくないため、まとまった出費が必要になることも多いです。水回りのリフォームや屋根のリフォームなどと同時に依頼する場合には、予算が不足することもあるかもしれません。そこで最後に、45坪の家で外壁塗装を依頼する場合に、費用をできるだけ安く抑えるコツについてもご紹介しましょう。

  • 複数の施工業者から見積もりを取る
  • 火災保険や助成金を活用する
  • 劣化が進む前に外壁塗装を依頼する

それぞれのポイントについて順番に解説しますので、外壁塗装の費用負担を軽減したい方は参考にしてください。

複数の施工業者から見積もりを取る

45坪の家の外壁塗装で費用を安く抑えるために最も効果的なのは、複数の施工業者からの見積もりを取ることです。同じ広さ・同じ塗料で条件を揃えて、複数の業者から相見積もりを取ることにより、自宅の外壁塗装費用の相場や最安価格を把握するのに役立ちます。

たとえば、取り寄せた見積もりの中でも飛び抜けて金額が安い業者は、手抜き工事やお金の持ち逃げなどのリスクを考慮して避けた方が良いでしょう。見積もり金額がやや高額となっている業者でも、費用内訳をしっかりと記載し、担当者からも信頼できる対応があった場合には、積極的に依頼することをおすすめします。

関連記事:外壁塗装では相見積もりが不可欠!費用を抑えて信頼できる業者を選ぶためのポイント

火災保険や助成金を活用する

自然災害によって傷んでしまった外壁をリフォームする工事では火災保険、自治体の助成対象となっている工事では助成金を利用して、費用負担を抑えられるケースもあります。

強風・積雪・落雷などによって住宅に被害が出てしまった場合には、火災保険によって補償を受けられる可能性が高いため、手元の保険証券を確認してみることをおすすめします。遮熱・断熱性能の高い塗料を使う工事や、空き家活用、二世帯リフォームに伴う外壁塗装工事は、多くの自治体で助成金が用意されています。下記の記事も参考にしながら、自治体のHPや助成金の検索サイトを使って利用できる制度がないかチェックしてみましょう。

関連記事:【2024年版】外壁塗装の助成金・補助金まとめ|申請方法・条件や注意点を解説

劣化が進む前に外壁塗装を依頼する

外壁塗装の費用を長期的に節約するためには、劣化が進む前に塗り替えを依頼することも大切です。外壁塗装で使われる塗料には、約10年〜25年の耐用年数が定められており、それを超えると劣化が進みやすくなります。外壁の劣化が進むことで一回の外壁塗装の費用が高額になるだけではなく、防水性が低下して建物の建材を傷めてしまうこともあります。

お金がなくても外壁塗装を依頼できる方法は下記のページでも解説していますので、劣化が激しくなってしまう前に塗り替えを依頼するようにしましょう。

関連記事:お金がなくても外壁塗装できる8つの方法とは?費用のコストカット方法も紹介

「わたしの家の外壁塗装はいくら?」30秒で無料診断する

まとめ

45坪の家の外壁塗装では、目安として約105万円~135万円の費用が必要となります。塗料のグレードや家の形状によって価格が上下することがあり、屋根塗装などを同時に依頼するケースでも金額が変動します。延床面積から塗装面積を計算し、塗料の単価をもとに費用の目安を計算することも可能ですが、正確な金額を知りたい場合は施工業者に見積もりを作成してもらうのがおすすめです。

複数の業者から見積もりを取り寄せて比較することで費用を抑えて工事を進められるほか、火災保険・助成金を利用できる場合はさらに費用負担が軽減されます。劣化が進む前に塗り替え工事を行うことが長期的に費用を抑えるためのポイントですので、外壁塗装が必要になった際には早めに依頼しましょう。</p>

外壁塗装の窓口で相場チェックしてみませんか?
ページトップ